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頂に聳える黄金の山

作者: 静夏夜


秋の風に吹かれ頬を赤く染め

空風(からっかぜ)の寒さ(こた)える木々もまた

頬と同様色付く葉の山並みに

(こら)えきれず実りを土に零す頃


街の歩様に鳴く秋の枯れ葉に

銀杏(イチョウ)並木は黄色く紅葉(もみじ)は紅く

紅は眼や身体にも暖を求める

夕陽に黄金の輝き遠目に誘う


裾野にまで流れ広がる帯の束

白や黄や茶や紫やと多種多様

上から降らせた白く甘い粉雪

山の頂上付近は雪化粧を纏う


裾野を少し掘り進めて現れる

土台の地層は硬くクッキー程

断面を削りかかれば白き融雪

トンネル工事は地殻に当たる


ここは鉱山だったか光る黄金

地層の中に(いで)たる黄金の欠片

山を崩さぬように周りを削る

トンネルはやめて整地に移行


山林伐採に削る山肌は石切場

雪にも埋れぬ頂の核たる黄金

黄金塊は大きく山の核たる実

削る事はせずにとっておこう


丁寧に削り出した黄金の眩さ

うっとりねっとり眺める美貌

元の眺望は無くとも秋の歓び

山の名はモンブランだったか


黄金の名が和栗かマロンかも

甘露煮かマロングラッセかも

核たる大きさこそがその象徴

最後のスコップは大きな口に


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― 新着の感想 ―
[良い点] 背景色と文字色も合わせてのポエムがとてもよきですた〜♪
[良い点] 秋の景色の美しい描写から始まり、鉱山の工事風景、そしていつしかスイーツへと転化していく展開に心を奪われました。素晴らしいですね。 [一言] 何度も読み返させていただきました。素敵な詩を、あ…
[一言] 既に、感想欄でネタバレ済みっぽいので、容赦なく。 静夏夜様がこのタイトルつけるなら 中身はモンブランでしょう って当たりをつけて読んでいて 3節目あたりで、 「きたーっ」ってなっておりまし…
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