日誌記録:4月 25日【第1文:SCPって何?】
私自体が実はSCPなんですよ......。フフフフフ腐腐腐......。
小説を書くのは得意ではないので、読みにくいかもしれないです......。
SCPだからかな??
SCP財団とは、自然法則に反した物品・場所・存在を取り扱う架空の組織である。また、それについての共同創作を行う同名のコミュニティサイトである。
だが、これは間違っている。SCP財団はたしかにこの世に存在し、存在が認められている。だが、それは多くの人に知られておらず、架空の組織だとなっている。
ここ、棚田私立中学校は、日本で唯一財団直下の部活がある。その名は「SCP捜索部」である。
SCP捜索部とは財団から部活動金が支給されており、入るためにはテストを受けなくてはならないのである。いわゆる学力テストであり、合格点数が500点中450点以上という高難易度なテストである。
1「SCPって何?」
仲田 慎也はこのSCP捜索部の部員であり、この学校の一年生になった新米部員である。そして、そんな新米部員には必ず一人以上先輩部員つくことになっており、慎也を担当することになったのは、今年で三年生になった田部 龍太だった。
まず、初日の部活動は、先輩と後輩との挨拶会であった。部室のテーブルにはジュースやお菓子が並べられ、人が多く、なんだか賑やかな雰囲気があった。
「こんにちは!今回からSCP捜索部に入部した仲田 慎也っていいます。よろしくお願いします!」
「ああ、こんにちは!僕は田部 龍太だよ。よろしくね」
僕は背が低めで女子から馬鹿にされることが多かった。しかも怖いものが苦手なのだが、SCPの中には怖い奴がわんさかいるということをまだ知らなかったんだ......。
*
「なあ、慎也〜。ちょっと調査頼まれてんだけど、行かないか?」
僕は龍太先輩に調査依頼の紙を見せられた。
「それはいいんですけど......。SCP捜索部ってなんですか?」
「えっ......?知らずにこの部活入ったのか!?」
「すみません!名前がかっこいいからなんとなく......はい......すみません......」
「しょうがないな〜。このガイドブックにあるからあげるよ。僕はもういらないし」
「あ、ありがとうございます!」
先輩が渡してくれた本にはこう書いてあった。
*
人類はこれまでにおよそ25万年もの歴史を歩んできた。しかしその歴史のうち特筆すべきは僅かこの4000年に過ぎない。
我々は25万年に渡って何をしていたのか?そのほとんどを、理解の外にあるものを恐れて、洞窟の中で小さな焚火を囲み身を寄せ合って過ごしていたのだ。何故太陽が昇るのか、それを明らかにすることよりも、岩壁に刻まれた人頭を持つ巨大な鳥の神秘こそが真に迫るものであった。そして我々はそのような存在を『神』と、あるいは『悪魔』と呼び、許しを乞い、救済の祈りを捧げた。
時は流れ、それらは次第に衰え、我々の数は多くに増えた。恐れるものは数を減らし、世界はより理に適ったものへとなり始めた。しかしそれでも、不可解なるものは決して消え去りはしなかった。まるで世界が不条理と不可能を必要としているかのように。
人類は恐怖から逃げ隠れていた時代に逆戻りしてはならない。他に我々を守るものはいない、我々自身が立ち上がらなければならないのだ。
人類が健全で正常な世界で生きていけるように、他の人類が光の中で暮らす間、我々は暗闇の中に立ち、それと戦い、封じ込め、人々の目から遠ざけなければならない
確保、収容、保護。
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と、書いてあった。なんだこれ、と正直思ったが、続きも読んでみることにした。
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『SCP捜索部の理念と使命』
財団は異常な物品、存在、現象を封じ抑え込むことを任務として、秘密裏かつ世界規模での活動を行っています。それらの異常存在は世界の安全に対する重大な脅威であり、財団の活動は主要各国の政府から委任され、管轄権を越える権限を認められたものです。
財団の活動は正常性を維持するためのものであり、世界中の一般市民が異常に対する恐怖や疑念を抱くことなく日常を生きることができるよう、地球外、異次元、その他の超常的存在が及ぼす影響からの人類の独立を維持します。
我々の任務は3つの要素から成ります。
確保(Secure)
財団は異常存在が一般市民や対抗組織の手に落ちることを防ぐため、広域に渡る監視活動と通信傍受を通じ、可能な限り早期に異常存在を確保します。
収容(Contain)
財団は異常存在の影響が拡散することを防ぐため、あるいはそれらに関する知識が公衆に流布されるのを防ぎもみ消すため、移送、隠蔽、分解などにより異常存在を収容します。
保護(Protect)
財団は異常存在の影響から人類を保護するとともに、それら異常存在の性質と挙動を完全に理解する、あるいはそれらに基づいた新しい科学的理論が考案される時が来るまで、そうした異常存在を保護します。財団が異常存在の無力化・破壊を行うのは最後の手段であり、その異常存在を収容し続けることがあまりに危険すぎると判断した場合に限られた選択肢です。
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つまり、SCPという不思議に包まれた物体や生物などを確保、収容、保護を目的としている部活らしい。
(......。入っちゃやばかったんじゃないか?この部活......)
「どうだった?すごいっしょ!この部活!」
先輩がキラキラした目でこちらを見ている。
(この部活をやめたいなんて......到底言えない!!)
「わぁー!すごいですね!僕がこんな部活入れて良かったです!」
「よし!それが分かったんだったら、調査に行くぞ!」
「は、はい!」
僕は急ぎ足で龍太先輩の後を追いかけた。
【 MEMO 】
仲田 慎也・・・棚田私立中学校の一年生。SCP捜索部の新入部員。
この小説の主人公。身長145cm 体重38kg。血液型はB型である。
好きなものは、辛い食べ物。
嫌いなものは、怖い系やびっくり系の画像、本など。基本的に怖いの嫌い。
田部 龍太・・・SCP捜索部では、慎也を担当する先輩であり、三年生。
身長165cm 体重53kg。血液型はO型である。
好きなものが、ゲームとラノベ。
嫌いなものが、スポーツなどの運動である。毎年、運動会では瀕死になる。
読んでいただき、ありがとうございました!
次回もすぐに投稿しようと思いますので、これからも読んでいただけると嬉しいです!
ではでは〜