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世界の全てを知りました。  作者: 霧瀧 七郎
スキル変化
6/20

岩木竜

冒険者ギルドの受付嬢が慌てて報告してきた岩木竜が出現。玲司は、初心者ながら討伐に駆り出されるが…

 馬車に揺られながら緊張していると総代会長が

「どうした!大物だから緊張しとるのか?大丈夫だわしらがカバーするしお前の弓の腕ならわしらも安心して背中任せれる!」

と励ましてくれた。その時だった

「グォォォォン」

体に響くような鳴き声が聞こえた。

「この声…」

これが岩木竜の声かと思って聞いていると

「玲司、見なあれが岩木竜だよ」

姉貴が俺を馬車の外を見せながら言った。そこには体が木でできていて背中が森みたいに木が生い茂っている。そして体の至る所に岩の板が鎧みたいに付いている。

「すげー」

その一言しか出ないほどデカかった。

「よし!行くぞ」

総代会長の一声で馬車から降りた。

 降りるとそのまま総代会長や坂口さんが先陣を切り岩木竜の元に向かった。するといきなり

「いけーーー!」

声が聞こえ近接攻撃を主とする冒険者達が突撃していった。自分も弓部隊の一員として岩木竜に矢を放っていた。すると前では、ARSを持っている2人が暴れているのが見えた。総代会長は、大きな長刀を持ち岩木竜の背中に生えた木を切り倒していた。坂口さんは、鎧に雷を纏い、稲妻の様な槍を使い木をなぎ倒して行った。木が折れるにつれ岩木竜がの声が弱まってきた。どうやら背中の木が生命源らしい。弓部隊と一緒に戦っていた俺は、火矢を放っていた。そこに姉貴が来た。

「玲司、これであの角狙って」

と矢の先端に岩木竜の岩だと思われる小岩が付いている矢を5本持ってきた。

「わかった」

集中し角に矢を向け矢を放ったが外してしまった。次の矢を放とうとしたとき岩木竜が暴れた

「グォォォォン」

「うおっ!」

下にいた近接攻撃組は、ほとんど壊滅状態になってしまった。ARS組は、急いで怪我人を連れて戻ってきた。

「医療班!!」

怪我人達を母さんの所に後方支援の人達が連れてった。

「玲司!角を折ればあいつ倒せるから早く矢で降りなさい!」

姉貴言ってきた。

「わかってるって」

角を折ることだけに集中し矢を放った。

「バン!」

角が爆発音と一緒に砕け散った。

「よしあと1本!」

岩木竜は、角が折れもう虫の息だった。

「よくやった玲司君!」

「坂口!たたみ込むぞ!」

総代会長の声で坂口と総代会長が突っ込んで行った。俺もと矢を放ったが角には、当たらなかった。すると次の瞬間青く光った光と稲妻が岩木竜に落ちた

「グォォォォ…」

総代会長と坂口さんの奥義だろう岩木竜は、倒れた。気付くともう日が高く上がっていた。その後は、怪我人を運んだり岩木竜の素材を集めたりし町へ帰った。

 町では、岩木竜が現れたと言うことと三石連合が討伐したと言うのが知らされていたのか帰ると凱旋パレードが開かれた。三石連合のマークの大判幕や旗が風でなびき町のプレーヤーやNPCが出迎えてくれた。そのまま三石連合の本部である王城に入って行った。

「皆、お疲れ様。今から岩木竜の岩を1人1つ配る。それをギルドに持って行くと今回の報酬が払われる。そして活躍した者には、岩と一緒に木もも一緒に渡す。これも同様報酬が払われるが+αで報酬が貰える。そして角は、1本は、折った玲司に1本は、連合の保管庫に収納する。いいか?」

「賛成!」

「異議なし!」

「それでは、玲司君前に上がってきて。」

言われるがまま壇上に上がると

「今回のMVPは、君だ!初心者でありながら岩木竜の角を折り三石連合に貢献した!ありがとう。」

角と岩と木5本を渡された。

「流石だぜ!」

「やったな!」

連合員も口をそろえて俺に歓声を贈ってくれた。

「ありがとうございます!」

連合員に一礼をして壇上を降りた。

「では、その他の活躍をした者にも渡して行くぞ」

俺以外の活躍した人は、近接攻撃組の6人と姉貴の7人そしてARSの総代会長と坂口さんだった。

「それでは、その他の参加者は、解散した後取りに来い。解散!」

総代会長の声でみんなが動い始めた。俺も総代会長や坂口さんに挨拶をしてログアウトした。

岩木竜を討伐した玲司。スキル変化まで残り一日。最終にする事は?

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