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世界の全てを知りました。  作者: 霧瀧 七郎
スキル変化
5/20

猛者達の飲み会

特訓が終わり町へ帰った玲司。次の日の学区のドブ掃除に行くが…

「玲司~起きなさい~」

母の声で目が覚めた。

「おはよ~」

今日は、朝から学区のドブ掃除だから早く起こされた。作業着を着て集合場所の小学校に行った。


「おはようございます。」

学区の人達に挨拶をすると

「おっ!玲司君おはよう!若いのに偉いね~」

「おっ坊主きたか!」

とおじさん達が言ってきた。少し待っていると総代会長が前に立ち作業の説明等を話した。その後シャベルとゴミ袋を持ち各掃除区域に分かれてドブ掃除をした。俺の掃除区域には、なぜが総代会長と坂口さんがいた。

「おい坊主~お前もう薫ちゃんに勝ったんだって?」

と坂口さんが言ってきた。

「はい姉貴になら余裕で勝てました♪」

少し盛って話した。そんな話しをしているとドブ掃除が終わる頃には昼過ぎになっていた。

「皆さんお疲れ様でした。」

総代会長がいい解散すると坂口さんが

「坊主~今日セルフワールドで打ち上げやるから来いよ。楽園って料理屋に6時集合なー」

と誘ってきた。

「ついでに薫ちゃんも連れてこい!」

と言い帰って行った。

「打ち上げか~どうせ酔い潰れるんだろうな~」

と思いながら家に帰った。


「ただいま~」

家に帰り打ち上げの事を親に話した。

「わかったー」

と言いなにかのサプリメントをくれた。

「セルフワールドに行く前に食べなさい。」

と言うので何これ?と聞くと

長時間セルフワールドの世界に入る一用のサプリで1錠で1日分の栄養と満腹感を得られる物らしく長時間ログインしたまま栄養失調で倒れない様に国が開発した物らしい。

「ありがとう」

サプリを貰い部屋に戻った。おにぎりを食べ打ち上げまで少し睡眠をする事にした。


「玲司~そろそろログインしときなさい薫が広場で待ってるから」

母さんの声が聞こえた。時間を見ると5時10分だった。

「わかったー」

サプリを食べログインした。


 広場に行くと姉貴がほんとに待っていた。

「遅いわよ」

「ごめんごめん」

と言い歩き始めた。姉貴に今から行く楽園は、どこにあるのかと聞くと町の中心の大きな居酒屋らしくリアルでも居酒屋をやっている店主が経営しているらしく坂口さんの行きつけの店らしい。そんな話しをしているともう店についた。


 姉貴と一緒に入ると店主があっちにいるよと指を指した。

「お待たせ~!!」

姉貴がおじさんとおばさんの中に入って行った。

「おっきたか!」

おじさん達が俺を引っ張った。もう相当酒が回っていた。店主がきて何飲む?と聞くのでメニューを見てレモンティーを頼んだ。おじさん達と話しているとおじさん達が姉貴に絡んでいた。

「何だー?初心者の玲司に負けたのかー?女帝様も年貢の納め時かなー?」

とおじさん達が姉貴をからかっていた。女帝ってと少し笑ってしまったがこの町の女性プレーヤーの頂点に君臨しているのだから女帝でもおかしくないかと思いつつ聞いていた。姉貴も姉貴で酒が回ったのだろう机を叩きながら「玲司の奴は卑怯なのよ!鞘で私の横っ腹殴りやがって」

と愚痴ってた。そうすると総代会長が俺の所にきて

「玲司君玲司君もスキル貰えたら三石連合に入るだろ?」

「三石連合って何ですか?」

と聞くと総代会長が説明してくれた。

学区の古株プレーヤーが作っているギルドの集まりでARSを持ったプレーヤーと一部の☆5スキルのプレーヤーは、ギルドを持ち三石連合の傘下として加入するらしい。勿論三石連合のギルド長は、総代会長らしい。☆5以下のスキルの人は、学区の古株は、三石連合に所属し新株は、その他の傘下ギルドに入るらしい。姉貴も傘下ギルドのギルド長らしい。傘下ギルドには、学区以外の人もいるらしくこの国一の巨大ギルドらしい。

「はい入ります。」

そんな巨大ギルドからの誘いを蹴る馬鹿は、いないだろうと思いながら言った。そんなこんなでもう日をまたいで深夜の2時になっていた。そんな時店のドアを蹴り破らんばかりに可愛い女性が入ってきた。

「三石連合の方いますか?!」

息を切らしながら尋ねてきた。

「おっ?雫ちゃんどうした?緊急依頼か?」

総代会長が近寄っていった。どうやら彼女は、冒険者ギルドの受付嬢らしく三石連合に緊急の依頼をしに来たらしい。

「はっはい…大変です。江戸領からの報告で浜松平原で岩木竜が出現しこちらの三河領に向かって来ていると報告がありました。」

「それは本当か?!」

慌てて聞く総代会長の顔を見てこれは、大事だと悟った。総代会長がこっちに戻ってきて皆に言った

「緊急依頼だ!岩木竜が浜松平原に現れてこっちに向かっているらしい!今ログインしている連合員全員集めろ!」

と言うと皆も慌てて連合員全員にメッセージを送り始めた。

「玲司!君も来てくれ人手が欲しい!」

と言われその場に居た三石連合員のメッセージIDを渡された。「東門に集合だ!急いで来いよ。玲司君ついてこい!」

総代会長が席を立った。店主も店主で店終いの準備をしてもう装備を整えていた。

「先に行くぞ」

俺の手を掴みながら総代会長は、走り始めた。


「ガヤガヤ」

「ガヤガヤ」

東門には、50人位連合員が集まった。前にARS持ちの総代会長・坂口さん・山口さんの3人そしてその他の傘下ギルド長の姉貴・母さん・伊藤さん・杉田さんそしてなぜが俺の7人が立っていた。

「三石連合の諸君この緊急事態に集まってくれてありがとう。聞いていると思うが岩木竜が現れてこっちに向かっていている。ギルドからの依頼は、撃退が主であるができれば討伐したい。今から向かうが接敵は、どこになるかわからない。いつ来てもいいように備えとけよ」

と言い終わると次は、俺を呼んだ

「玲司君隣に来てくれ」

言われた通り隣に行くと俺の紹介をし始めた。

「この子は、玲司と言う霧瀧さんの所の息子さんで薫ちゃんの弟だ。ちなみにスキル変化前だが薫ちゃんよりは、強いと思う今回は、弓で支援してくれるがまだスキル変化前だからカバーしてやってくれ。」

と言った後

「それじゃあ馬車に乗れ」

号令を出し出発した。

岩木竜の討伐に行く玲司。岩木竜の圧倒的強さに苦戦するが玲司が奇跡を起こす?

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