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世界の全てを知りました。  作者: 霧瀧 七郎
合戦
15/20

終戦

自分が立てた作戦が終盤にさしかかり本陣を離れた玲司。一体何を考えているのだ?!

「もう少しだ頑張れ!」

神谷さんが戦場に向けて叫んだ。

「俺も前線に行ければな…」

「神谷さんは、最後の砦なんですから。玲司を信じましょう!」

「そうだな。にしても尾張は、死者が多いな」

「そうですね。こっちは、私が怪我も治して蘇生もしてますから。」

この時尾張は、怪我人と死者を合わせて約500人以上もいた。すると尾張陣後ろの崖から赤の煙が上がった。

「赤の煙か。全軍に突撃命令を出せ!」

「玲司、やりましたね。」

「うむ」

玲司は、本陣を出たあと姉貴から貰った隠密付きの防具のおかげで尾張陣背後に回り込んで逃げ道が無いかを確認していたのだ。

「突撃!!」

「うぉーーー」

戦場に出ていた部隊と森にいた少数部隊が尾張陣を囲むように突撃した。

「うわぁ」

「後退!後退!」

本陣に逃げ込む尾張の冒険者を攻撃せずに追い込んだ。すると赤の煙は、青に変わった。

「今だ!魔法士部隊一斉攻撃!標的尾張陣背後の壁!撃て!」

神谷さんの号令と共に色とりどりの攻撃魔法が発射された。

「ドォーン」

「ゴロゴロゴロゴロ」

尾張陣の真上に崩れた崖の岩が降り注ぎその瞬間花火が上がった。

これは、終戦を告げるゲームプログラム演出だ。

「やったぞ!!」

「勝った!!」

喜ぶ三河領の冒険者そして降り注いだ岩から何とか逃げれた尾張の冒険者は、膝から崩れる者そそくさと逃げる者色々といた。


 少しすると本陣に薫の部隊が帰ってきた。

「誰か!薫さんを治療してあげて!!」

「大丈夫よ弥生ちゃん」

「怪我人は、こっち来なさい!」

「痛いわよ母さん分かったから引っ張らないで」

そんな事をしていると玲司が帰ってきた。

「玲司!」

「玲司君!」

「おかえり!」

みんなが玲司の帰りを待っていたかの様に歓声が上がった。

「玲司君こっちだ!」

玲司を防壁に登らせみんなの前に立たせた。

「さぁ今回の功労者が全員そろった所でみんな行くぞ!」

神谷さんが大きな声で勝ち鬨を上げた

「我々の勝利だ!!」

「おー」

「これからも三河の冒険者として誇り高く勝利を収めるぞ!」

「えいえい」

「おー」

「えいえい」

「おー」

「ありがとうごさいました!」

こうして三河と尾張の合戦は、終わった。


 合戦から翌日尾張の陣を指揮していた織田を含め5人がリアルで言う岐阜の関市の場所で捕まった。織田達は、江戸領に連行され公的理由も無いのに三河領に合戦を仕掛けた罪で冒険者ギルド登録を剥奪そして尾張領からの追放が決定した。


 現実世界では、これが取り上げられニュースになった。合戦を起こすなんてと言う人や合戦をしては、行けないと言うルールブは無いが理由無しに合戦を開いたのは、ダメだと言う意見が多かったが合戦を反対する人は、ほとんど居なかった。それどころか合戦等の特別イベントは、レアなアイテムの獲得やスキル進化ができる等賛成派の方が多かった。


そして2週間後街に戻った冒険者達は、それぞれの拠点にしている村に帰る前にと騒がしい日々が続いてたが楽園では、合戦の勝利祝いを三石連合が開いていた。

合戦に勝利した玲司。何やらこそこそとしているが何をするのか?!

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