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セルデシア・インザ・リューリク  作者: 創手カケラ
ウラジオン
68/94

「大地と黒兵衛けゆって人はすごいな」

「何が?」

「だって、お前と知り合いってだけで、良いっていったんだろ?」

ザハルとバルザック、ナーナにエリムと四人揃ってまだまだ騒がしい大通りを進む。向かう先はザハルが約束してたギルド会館。宿屋を出る前、ザハルが念話で大地と話をして今に至る。

~◆~

「はい?大地ですが?何かありましたかザハル?」

「あ、えっとお願いあるんですけど良いですか?」

「お願いと言いますと?」

ザハルを囲んで三人が見てるなか、大地へお願いの念話をする。念話に出た大地は、不思議そうな声で応答する。聞こえてくる音は少し騒がしく色々な音がしていた。

「俺の友達三人も一緒で良いですか?そっちにいくの」

「ん?ああ、大丈夫ですよ。そのつもりでしたので全然構いません。人数多い方が良いですから」

「本当ですか?ありがとうございます!ては、これから向かいます。では、後で」

「はい。では」

ザハルのお願いに、大地は疑問そうな声をあげたが、意図が分かるといつもよりか優しいトーンで、多い方が良いと答える。ザハルはそれを聞き直ぐに礼を言いこれから向かうと返答して念話を切る。

「よし、じゃあ、皆でギルド会館行こう」

~◆~

「そりゃあ、俺が行い良かったからな」

「……それはねえな……」

「ないですね」

「ないない」

「お前らな……」

三人に否定されるザハル。それに、寂しそうな目を三人を向けた。しばらくあるき大通りの先ギルド会館にたどり着く。入った先には子供が二人、見慣れた男の子と女の子。

「ザハルさん!!こっちです!!」

「テオとマルタ」

「ザハルお兄ちゃん!!」

たった数時間だったが、まるで長い時間会ってないような風でテオとマルタは迎える。特に、マルタはザハルが来ると飛び付いてしがみつく。

「また、マルタは、すいませんザハルさん」

「いや、大丈夫。あ、大地さんは?」

「大地お兄ちゃんはいま、準備してたよ」

「準備?」

「うん!」

マルタのお転婆な行動にテオは困った様子で、ザハルに謝る。ただ、冒険者のザハルにとっては、マルタが飛び付こうとどうと言うことはなく動じる様子もなくマルタが落ちないように支える。ただ、大地がいないので訪ね、聞けば準備をしてるとマルタは言う。そんな二人に、取り残されてる三人に、テオは頭を下げて声をかける。

「あ、えっとザハルさんのご友人ですよね?皆さんもどうぞ。ザハルさん案内しますね」

「あ、そうだった」

「忘れんなよ……じゃあお願いします」

「えっと、お願いします」

「お願いします」

一人忘れているものがいたが、頭を下げられれば、バルザックら三人も頭を下げる。バルザックに言われたことにザハルは困ったような笑顔を見せ、酷いなと呟く。続けて、テオはマルタには少しきつく言いつける。

「それからマルタは、そろそろ降りなさい」

「えー、むー……はーい」

「じゃあ、皆さんこちらです」

ザハルからマルタが降りるの確認して、テオは一呼吸ふぅーっと吐き、四人の前を歩き出す。廊下を進み階段を上がり、ひとつの扉を開けて中に皆を通す。中ではどんちゃん騒ぎが始まっていた。

「な、なんだこれ?……旨そうな匂いに……これって?」

「匂いだけじゃないぞ。バルザック本当に味があるから」

扉を通るとそこは、料理の美味しそうな香りに、見るからに食欲をそそる肉料理や魚料理が並ぶ。バルザックらはそれに目を奪われる。ザハルはニヤリと笑い誇らしげに語る。その料理に集まった人たちは泣いたり、笑ったり、取り合ったりと大騒ぎ名一杯味のあるものを楽しみ頬張り、満たしていた。皆表情は明るく今まで一番良い顔になっていた。そのなかで皆を優しくまた幸せそうな表情で黒兵衛眺めていた。入ってきたテオ達に気付くと深々と頭を下げて出迎える。

「ザハルさん、それからご友人の皆様ですね。いらっしゃい、どうぞ楽しんでください。今日はお祝いに歓迎会にと宴会ですから」

本当にそろそろ……終わるから待っててくれ←

本編終わったら捏造ロシアサーバーの設定でも上げます←

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