白き髪、青き瞳の少女
俺は今どこか見覚えがある森にいる。
・・・何で俺は森にいるんだ?
えっと・・・確かラスボスを倒してエンディングを見ようと思ったらゲームの画面が光ってここに飛ばされてきたんだ。
ガサ!ガサ!
「・・・?」
何の音だろう?
「グルルルルル!」
「・・・!」
・・・犬?・・・違う、どこかで見たことがあるような?
「アイスアロー!」
「えっ?」
ザク!ブシュッ!
犬みたいな動物に氷の矢が刺さり血が噴き出した。
というか、この技ってゲームで・・・。
「こちらに来てください。」
そこには少女がいた。
その少女は小柄で白い髪の毛、青い瞳をしていた。
「早くしてください。」
「あっ、はい。」
俺は少女の傍に行った。
そしてもう一度あの動物の方を見るとすごいこちらを睨んでいる。
「アイスアロー!」
ヒュッ!ザク!
少女はもう一度あの氷の矢をあの動物に撃った。そして矢は刺さりあの動物は動かなくなった。
「大丈夫ですか?」
「あ、ああ。」
「では、私について来てください。」
「ちょ、ちょっと待って!」
「何でしょうか?」
「話を進めるのが早すぎるよ・・・。」
「それは申し訳ありませんでした。」
「じゃあまず君の名前は?」
「私の名前はアリシア・フローリアです。」
アリシア・フローリアって「Dragon Tamer」の登場キャラクターじゃないか!?・・・ということはこの世界はまさか・・・。
「あの、そちらの名前を。」
「あ、ごめん。俺の名前は赤道 仁だ。」
「よろしくおねがいします。」
「ああ、よろしく。」
「では、ついて来てください。」
「分かった。」