表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/26

聖女を罷免される

【イエリナ山のとある神社】


【ユウナ・アスファルト】

「んんん、やっと堅苦しい聖女の任から解放されたよ!10歳から聖女に選ばれて7年間、聖女の仕事は寝る時間も限られているし、食事やトイレ以外はずっとお祈りだもの。これにはアルファルド様には感謝ね♪」


~回想開始~

【クリミナス帝国の広間】


【アルファルド・クリミナス】

「ユウナ・アスファルトよ。本日を持って聖女を罷免といたす」


クリミナス帝国の広間にて、先帝亡き後、20歳の若さで皇帝に即位したアルファルド・クリミナスによって突然、聖女を罷免された。周囲はざわついたが、ユウナは至って落ち着いていた


【ユウナ・アスファルト】

「謹んでお受けいたします。」


私は、聖女の任から解放されるので内心、大喜びでしたが、それを態度で現さず、冷静に対処しました


【アルファルド・クリミナス】

「なお3日以内に荷物を纏めるように!」


【ユウナ・アスファルト】

「承知しました。恐れながら陛下、荷支度がございますので、これにて失礼させていただきます。」


私は陛下に一礼し、優雅にかつ迅速に神殿へと戻った


【アルファルド・クリミナス】

「おい、まだ話は終わっては・・・・」


陛下が何かおっしゃっていたけど無視しました


【クリミナス帝国の神殿】

私は神殿に戻り、急ぎ荷支度を開始した


【神官長】

「聖女、ユウナ。どうしたのですか?荷支度などして?」


そこへ、この神殿の長の神官長が尋ねてきた。私は神官長にありのままの事実を答えた


【ユウナ・アスファルト】

「はい、皇帝陛下の命にて聖女を罷免され、荷支度をしている最中です。」


【神官長】

「えぇっ!」


神官長は私の報告に驚きを隠せなかった


【神官長】

「それは本当ですか!陛下が本当におっしゃったのですか!」


【ユウナ・アスファルト】

「はい!陛下はそう仰せにございます。周囲の大臣の方々が証人です!」


私はありのままを神官長に喋った


【神官長】

「何やってくれてんだよ。あのバカは。」


神官長がアルファルド様のことをバカと言っていましたが無視して荷支度の続きをしていました


【神官長】

「それでユウナ、聖女の後任について、何か言っていましたか!」


【ユウナ・アスファルト】

「いいえ、陛下は聖女の罷免と3日以内に荷支度をするよう言われただけです。」


【神官長】

「本当に何してくれてんだよ!あのアホ!」


神官長は再びアルファルド様のことをアホと言いました。私は荷支度を終えて、神官長に別れの挨拶をしました


【ユウナ・アスファルト】

「神官長、7年の間、お世話になりました。それでは失礼いたします。」


【神官長】

「いやいや、いくら何でも早すぎなんじゃないか!陛下は3日以内と仰せられたのだから、少しはゆっくりしてだな・・・」


【ユウナ・アスファルト】

「いいえ、これ以上、長居をしてしまっては神殿の皆様に御迷惑がかかります。それでは失礼します。」


【神官長】

「いや、まて、まて、ユウナ、今の時期はまずい・・・」


神官長が何か仰せでしたが、私は転移魔法を発動した


【ユウナ・アスファルト】

「神官長、さようなら!」


そう言いながら私の体は消えて無くなった


~回想終了~


【ユウナ・アスファルト】

「そういえば、あの時期が来たみたいだけど、まぁ、次の聖女様が何とかしてくれるでしょ♪」


私は部屋の掃除をし終わったら後、魔力回復のために睡眠を取ることにした


【ユウナ・アスファルト】

「忘れずにやっておかないと。」


私は神社の周辺に人避けの結界を張った


【ユウナ・アスファルト】

「それじゃあ、誰にも邪魔されることなく、お休みなさい!Zzzz~」


ユウナは深い眠りについた



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ