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元ヤン王女の研究記録  作者: せんぽー
ファイル3 平穏からの海賊登場
52/136

No.52 場所は魔王城?

2日間、何も言わず休んですみません。

抜け出せないことがありました。

そこで

反省の意も込めて2話同時更新させていただきます。

また、今後このようにあとがき報告なしで休む時があるかもしれませんが(なるべく0にするよう努力します)、そのときは活動報告の方で報告させていただきます。

これからもよろしくお願いします。


やっと、ルイ君登場。

そして、アメリアも登場?



お楽しみください。

「ルイ、君はそろそろ婚約しないか?」


「ほえ?」





他の人と違い、学園にしたルイは書斎の部屋で書類整理をしていた。

机には残りわずかな書類。

そして、机を挟み、目の前に立つ父。



僕は授業があるにも関わらず家に帰ったけれど呼び出された理由が僕の望んでいたことだったから、喜んで帰ってたんだ。


姉さんと離れるのは寂しかったけどね。



姉さんやルースは自分の業績をバンバン上げていたけれど、僕は何もしていなかった。


家を姉さんに任されたのにも関わらずにね。

それに、僕には計画があるし。


そのことを父さんに話すと、数日後父さんから連絡があった。

簡単な仕事ではあるけれど、それでも父さんから仕事を任された。



それで書類を片付けていたのだけれど……。





「な、何?突然。僕にはまだそんな相手いないよ?」





姉さん以外。





「いや、いるんだ」





いや、勝手に作らないでください。

はっ!もしや、父さん、僕の感情読んでるっ!?





「婚約の話が来ているんだ。な、どうだ?お前は顔もいいから、やはり多いな」





父さんは僕が処理していた紙の上に女の子の写真を広げる。



父さん、スルーしようと思ったけどできないや。

()いいからって言ってたけど、他は?

他は?



ノリノリのルイ父は1枚の写真を見せてくる。





「どうだ、この子は?」


「いや」


「お前、ドストレートだな……。うーん、じゃあ、この子は?」


「ノー」


「えー」





そうして、父親が勧めてくる少女をことごとくルイが「いや」と「ノー」だけで断っていると、写真が最後の1枚になった。





「じゃあ、もう子のしかいないじゃないか……」


「なんで、婚約話が来ている子だけで選ばないといけないんですか」


「えっ!!」





ルイがそう言うとルイ父は驚き、思わず手で口を押えていた。





「お前、もしやもう、思っている子がいるのか……」





ルイ父は残念そうな顔もしていた。





「いません。てか、婚約の話はもう少し後にしてください」


「えー、じゃあ、最後にこの子を見て」


「えー」





書類の方に目線を移していたルイは嫌がりながらも渋々顔を上げる。





「えっ!?」


「おっ、気に入ってくれたか?」






いや、気に入るも何も……、

























正直嬉しいんだけれども……。





「父さん、何を考えているの?」





その写真には珍しい笑顔の姉さんが写っていた。





★★★★★★★★★★





『フレイさん、船に乗ったのですか?』





電源つけっぱなしのパソコンから聞こえるのはルースの声。

目の前には夕日を吸い込んでいくオレンジ色の少し荒れた海。

あと1時間も経たずに海は暗闇に包み込まれる。


冷静に海を眺めているようにみえるフレイは内心急いでいた。





「うん。それでナイルはどこに向かっている?」





しかし、それを声には出さない。


そんなフレイはトッカータ王国から一番近いウィンフィールド国のスピカ港にある船に乗っていた。





『えーと、サイネリアの方に向かっていますが………ん?』


「どうした?」





兄からストーカーと言われたクリスタはナイルの居場所を教えてくれていた。


さっきまで異常はなかったのに。





『あ、ナイル様がなんだか変な場所に……』

『あ、ほんとだ』


「どこにいるんだ?」


『えーと、セクエンツィア国の方に……』


「何っ!?」





セクエンツィア国。

僕がいる海、サジタリアスエー海の南にはウィンフィールドやトッカータのあるミルキーウェイ大陸とは別の大陸が存在する。

その大陸の名はセイファート大陸。

そこにセクエンツィア国があるのだが……。





『そこって……、奴隷貿易が盛んな国だよね……??』

『そうですわ』





トーンが落ちたルースの声が聞こえる。



そう、セクエンツィア国は奴隷貿易が盛んで、貧富の格差が激しいところだ。


なんせセクエンツィア国のトップが酷すぎるからな。





「完全に2人を奴隷にしようとしてるな」


『あの2人なんだかんだ希少な主魔法ですからね』


「よし。クリスタ、居場所を正確に教えてくれ」


『えっ』





クリスタの声はなぜか戸惑いがあった。





『フレイ様、その場所なんですが……』


「なんだい?」































『非常に魔王城に近いのです』


「え、そんな。バカな」


『あ、ほんとだ。めっちゃ近いですよ、フレイさん』





妹のタブレットを見たであろうルースの言葉を聞き、フレイは顔を手で覆った。


テストなんて大っ嫌い。


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ご報告していただいた方、本当にありがとうございました。


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