表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元ヤン王女の研究記録  作者: せんぽー
ファイル3 平穏からの海賊登場

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

48/136

No.48 助けてくれっ!!!

「フレイくん?」


「あ……」





僕はミーシャ姉に話しかけられるまで意識が完全に飛んでいた。





なにを思ったんだろ……、アメリアは重度の(やまい)

そんなすぐに会えるはずなんてないのに……。





「フレイくんっ!?」


「はい……??」





突っ立っていた僕のところまで歩いてきてくれたミーシャ姉は驚いた顔をしていた。





え?





視界が少し歪む。

頬には涙が流れていた。





「フレイくん……」


「あ、大丈夫なんで……」





僕はすぐにハンカチで涙を拭き、ミーシャ姉に笑顔を見せる。





浮かれた僕が悪かったんだ。





僕が微笑むとミーシャ姉は苦しそうに笑っていた。





「少し話そうか……」





フレイとミーシャは先ほどまでミーシャがいたガゼボの所にある椅子に座った。


僕の正面にいるミーシャ姉は真剣な顔でこちらを見ていた。





「フレイくん……、ごめんね。裏切るようなことをしちゃって」


「いいえ……、浮かれた僕が悪いんです」


「これ……、このいたずらね、アナ姉のなの」


「やはりですか」





ミーシャ姉と分かった瞬間、だいたい予想はついていた僕は苦笑いをする。





「うん……、あとねこれはアナ姉の最後のいたずらなの」


「え?」





左斜め下を見つめるミーシャ姉はさらに険しい表情をしていた。





























「アナ姉、ホワイトネメシアの王子と婚約してすぐに結婚するの」


「えっ?」





★★★★★★★★★★





「ん、んあ」





ここはどこだ……??





目を開けると、前には金属の壁があった。

はっきり見えるようになると、壁だと思っていたものは天井だと分かった。





室内……。

うちはどこかの部屋で寝かされているのか……。

それに、

床が少し揺れているように感じる。





アメリアは体を動かそうとするが、やはり動くのは首と顔の筋肉だけだった。

隣を見ると、必死に動こうとするエリカがいた。

目には涙を浮かべている。





「アメリア様……、目をお覚ましになったのですねっ!!」





エリカはうちと目を合わすとパッと笑顔になった。





「おうぇ、えあいうおうぁ」


「へ?」





チッ。

しゃべらしてもくれねーのか。

赤ちゃん言葉とか恥ずかしすぎだろ?





「アメリア様……、もしかしてお話しすることが……」





ああ、そうだよ。

しゃべれねーんだよ。

さっき、

『おまえ、下手に動くな』

と言ったんだがな。





「不得意になられたのですか?」





うーん、合ってもなくもないけど……。

それはどうでもいいんだよ。





うちはとりあえず首を横に振る。





「えっ、違う?うーん、ならば私とお話ししたくなくなったんですかっ?」





違うっ!!


うちは首をブンブンと横に振る。





「えっ!?それでもない……。私分からないです……。答えを教えてくださいませ」





バーカっ!!

教えれるかっ!!

このドアホっ!!





アメリアは首をエリカとは反対方向に向ける。





「えっ!!アメリア様こちらを向いて、答えをお教えくださいませっ。私、そちら側に行くのには少しお時間がかかりそうで……」





エリカはまるでとんでもない重力がかかったようにゆっくりと動いていた。

ほんとうにゆっくり、スローに。




はぁーー。

エリカ(コイツ)に頼ってもよくなさそうだな……。




アメリアはもう一度室内をよく観察する。





全て、金属……。

それもキレイなもの。

さっきもナイルの奴のせいか分からないが、テレパシーは使えなかった。

ここは金属で全てできているが、テレパシーは使用可能か?





アメリアは少し考えると、意識を集中させた。





少し体力は食うけど使ってみるしかない。






アイツに伝われ……。






『助けてくれっ!!!』






★★★★★★★★★★





トッカータ王国、レグルス港。





「あの箱はあっちに持って行ってくれ」


「了解です!!姉さんっ!!」




レグルス港は今日も晴れ。

とても仕事のしやすい日であり、気温もちょうど良い。

アイツらよく動いてくれるな。


彼女はいつもどおり部下たちを指示しつつ、状況がどうなっているか確認していた。





「頭領、あれどうします?」





長年ついて来てくれているおじさん、ロウはさきほど港についた箱を指さす。





「ああ、あれはあそっ……」





『助けてくれっ!!!』





えっ?





「どうしたんです?頭領?」





頭領である彼女はフリーズしていた。





あの人の声……。
























『テウタっ!!!!!!』





アメリアの声だ。





目を見開き止まっていたテウタはテレパシーが来ているであろう方向にすぐに顔を向ける。





「何だいっ!!!アメリアっ!!!!」





テウタは大声で叫んだ。

どうでもいいことかもしれませんが、2万PV超えました。

ありがとうございます。

また、新作も近々出すかもしれません。(コメディで不定期)

でも、この作品は200話ぐらいになりそうなので、最後までお付き合いいただけると幸いです。

これからも応援よろしくお願いします。


ブックマークをしてくれると喜びます

あと、よければ、下記にある勝手にランキングのところを押して投票してください。


@Senpo1229 私のTwitterです。更新時報告や予告報告します。よければフォローお願いします!



49話は9/20 21時20分を予定しておりますが、少々遅れる場合もございます。更新はTwitterでご確認くださいませ


誤字脱字、話のつじつまが合ってない所があればご報告ください。

ご報告していただいた方、本当にありがとうございました。


頑張りますので、応援よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ