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◆ムラクモ



挿絵(By みてみん)



リラバティ王国騎士団所属 狙撃型アルム『ムラクモ』


ゾラステア国で購入した機械兵士『アルム』を竜と戦えるよう改造した特注機。

専用ライフルによる狙撃で空中の竜とも戦える代わりに、速い竜に追随するために装甲はそれほど厚くなく、機動性を重視している。

特にギア、シリンダー、クランク周りを精度の高いものに変更したため、他国で生産される最新型よりも運動能力は高い。

ライフル弾も竜の鱗を貫通するために先端の鋭い大型の重い弾丸を使う。一発ごとの消費炸薬量も多く連射は難しい。

一方で、ライフル先端には大型の銃剣も装備しているが格闘戦の能力は他の『アルム』に比べても突出する程ではない。


頭部には望遠鏡が内蔵され、操縦席の中のグラスで画像を見ることができる。また“耳”に当たる部分にはアンテナがあり竜姫士と通信することも可能。

背部には細い針金を編んで作られた金属製のマントがあり、多少の防御効果が期待できる。

連続戦闘時間は三時間。燃料の補給はマントの下に隠れているボックスを開けて行う。




挿絵(By みてみん)



操縦席は他の『アルム』と大きく変わらない。乗降時は体の前にある計器盤を右側にスライドし前面ハッチを上に開ける。

計器盤にはコンパス、出力計、燃料計異常監視ランプ等がコンパクトにまとめられている。前面ハッチは、精密かつ素早い狙撃のために視界確保のスリットが多く入れられた。非常時用に薄いシャッターを下ろすこともできるが外部の情報を完全に遮断するため使用には危険を伴う。


コントロールレバーにはリロードを自動的に行う装置もついており、コンピューター制御が無い割にはある程度自動化が進んでいる。それでも転倒からの復帰にはコツが必要だったりと、アナログなマシンらしい面も多い。

操縦席内部は室内灯があるが、基本的に暗い。また長時間の戦闘になると排熱が追いつかず蒸し風呂のような暑さになる。






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