ようやくマカロン村へ
前回は、剣を買って、車を売っているか聞いた所、
アップルタウンの車屋さんの車はとっても高いらしい。
そして、剛さんが前の村長が彩音ちゃんから車をもらったと
自慢していて、私にも車をくれるかも!
でも私には防具がないのでお洋服屋さんに来ると、アリスちゃんと
シロちゃんが洋服をもって、私を待っていた。
嫌な予感しかしないこの空気…
「小鞠!待ってたわよ!可愛くて、とっても強い、防具を
持ってきておいたわ!」
「小鞠に似合うかな…?」
「とりあえず、試着してきなさい!自分がいいと思ったものを
買っていきなさいよね!」
あ、私がかう前提なんだ。
「あの~…私、さっき家と剣を買っちゃって…あんまりお金を
使いたくないというか…」
うんうん、私はあんまり無駄遣いしたくないからね!
「平気よ、そんなに高くないから」
…本当なのかな?アリスちゃんが言うからちょっと心配。
「じゃ、じゃあ試着してくるね」
私はそう言って試着室に入った。
う~ん。アリスちゃんのはかわいい系が多いけど、シロちゃんの
方は、落ち着いてる大人っぽい感じの服だな。
私はかわいい系の服よりも大人っぽい服のほうが好きだから、
シロちゃんが選んでくれた方を先に着ようかな。
そして、私はシロちゃんが選んでくれた方の服を着た。
「はい、着れたよ」
私はそう言って、試着室から出た。
「ふむ、小鞠は大人っぽい感じの服が好きなのね」
アリスちゃんはそう言って、「う~ん…」と、何か考えているようだった。
そして、何かを考えてから、アリスちゃんはシロちゃんにこう言った。
「シロ、私はこう言う大人っぽい感じの服はあんまり好みじゃないから、
よく分からないの。ここは頼んだわよ、シロ」
そういって、アリスちゃんは行ってしまった。
そして、シロちゃんは私の方を見て、こう言った。
「では、その服の説明をするです。その服は大人っぽいのも小鞠さんに
合いますし、剣で戦うと思うので、防御力も意外とあるんですよ」
ふむふむ、確かに剣で戦う私にうってつけの服だ。
「で、その防御力はどれくらいあるんです?」
と、私がシロちゃんに聞くと、う~ん…と言ってから、私の質問に
答えてくれた。
「小鞠さんがつけると防御力は15くらいですかね」
ん?私がつけると?ってことは私以外がつけると防御力も変わるのかな。
私はそう思ってそのことをシロちゃんに聞いてみた。
すると、シロちゃんはその質問に答えてくれた。
「実は、人にはもともと耐性…みたいなものがついておりまして、
防御力アップの方は普通の防御力よりも上がって、小鞠さんは
攻撃力アップなので、攻撃力がちょっと上がってるんです」
ふむふむ、まあ、攻撃力が上がればいいかな。
「じゃあ、とりあえずこの防具でいいです」
そして、私はその防具を買って、アップルタウンを出ることにした。
うわ~、やっぱりモンスターがうじゃうじゃしてる。
私、倒せるかな?
とりあえず、そこら辺のモンスターを倒してみようと思う。
「このモンスターでいいかな」
そして、私はそのモンスターに剣を思いっきり振ってみた。
すると、相手のモンスターのHPが見れて、半分減ったのが分かる。
きっと住民からも子のモンスターを倒してほしいとかあるだろうから、
モンスターの名前はできるだけ覚えておきたいところだ。
「まあ、でも今はマカロン村に行くだけだから、モンスターの名前は
覚えておかなくてもいいかな。まあ、モンスターの名前って言っても、
そんなにすぐ覚えられるわけじゃないし」
私は一人でぶつぶつ言っていると、いつの間にかモンスターを倒していた。
以外にモンスターを倒すの簡単みたい。
そして、私は順調にモンスターを倒していき、マカロン村に着いた。
「やっと着いた~…」
以外にも大変だったなぁ…と思いながら私はや役場に向かった。
そして、私が役場の中に入ると、彩音ちゃんがカウンターで待っていた。
「あ!村長さん!お待ちしておりましたよ~!」
彩音ちゃんはそう言って、その前にある椅子に座って、私もその目の前の
席に座った。
「えっと、お仕事のお話なんですが、村長のお仕事は意外にも簡単で大変
なんですよ~!」
私は彩音ちゃんにそう言われて、ちょっとうっ…となった。
簡単なのは好きだが、大変なのは好きではないからだ。
「う、うん、それで私はいったい何をすればいいのかな?」
私が彩音ちゃんにそう言うと、彩音ちゃんは億のパソコンを指さして、
こう言った。
「あそこのパソコンに、皆さんのお悩みや手伝ってほしいことが集まって
きます!」
ふむふむ、じゃあよく役場に来なくてはいけないと…。
意外に大変だったりもする。だって、自分の家からアップルタウンまで
車で3分、歩きで5分ほど。そして、アップルタウンからマカロン村までが、
それまた5分。あそこは車が通れる道はないから歩きだからね。
そして、役場までが2分ほど…
全部合わせて、車で来るとしても10分かぁ…
意外に長いな。
「そして、このVHフォンで、あのパソコンに入っている住民のお悩みや
手伝ってほしいことがいつでもどこでも見れるんです!」
おおお!それは嬉しいな~
「ん?ところで…そのVHっていうのはなんなの?」
私は気になったので、彩音ちゃんに聞くと、彩音ちゃんは苦笑いをして、
答えてくれました。
「え~っとそれが…実は、前の村長さんがつけた名前なんですよ~…」
ええ~…前の村長ネーミングセンス全然ないな!
「それで…あそこのパソコンで村長と言うのを英語で言うと?
と調べて…出たのが確か…ビレッジヘッドマン…でしたっけ?たしか、
そのような言葉が出て、頭文字をとって、VHフォン…です」
なんか、彩音ちゃん言いたくなさそうだったな。
…そりゃあ、そんな話したくないだろうけど。
「…そうなんですか。まあ、呼びやすくていいと思いますよ」
私がそういうと、さっきまで苦笑いしていた彩音ちゃんも笑顔でこう
いった。
「で、ですよね!ですよね!私もそう思います!あ、それで…お仕事は
受けてから自分でその場所に行かなきゃいけないので、地図は間違えて
捨てないようにしてくださいね!」
ふむふむ…じゃあ、自分で村の形を覚えても、どこに誰がいるかまで
覚えられるまで、地図は必要ってことか。
覚えておかなきゃ。
「そして、そのお仕事は様々です。例えば…あ、私もそのVHフォンを
持っているので、何かあったら電話してくださいね!
そして、その電話を持っているのは私と村長さんだけですから、それも
なくさないように気を付けてくださいね!」
なくしたら、もう二度ともらえないと…まあ、電話はなくさないように気を
つけると思うけど。
「そして、お仕事でよくあるのは、道を教えてほしい、指定のモンスターを倒す、
何か建物を建ててほしいなどなど…まあ、色々ありますが、村長さんファイト!
です!」
うわぁ~なんとなくプレッシャーだなぁ…
…さっき言っていた、簡単だけど大変って、こういう事かぁ~…
「うん、分かったよ、それで、私から質問があるんだけど…いい?」
と、私が言うと、彩音ちゃんは自信満々の顔で私を見てきた。
「えっと…そのお仕事って、期限…とかってあるのかな?」
私が彩音ちゃんにそう聞くと、彩音ちゃんは私の質問に答えてくれた。
「はい!そのことなんですが…実は人それぞれなんですよ~、まあ、
皆さんのお悩みを受けてほしいってわけじゃないので、村長さんが出来る時に
やって頂ければいいですよ!」
なら、私が暇な時にでもやろうかな~
「あ!ではでは、今ちょっとだけお仕事やってみます?今一軒だけ来てますし」
彩音ちゃんにそう言われたので、私はやることにした。
「え~っと、今回来ているお悩みは~っと」
と、彩音ちゃんはウキウキしているが、私はドキドキしている。
だって、初めてのお仕事で何か失敗をして、その後にお悩みがこなくなったら、
私のせいにされてしまうかもしれない。
…精一杯やれば、何とかなるでしょ!
「あ!ありましたありました!えっと、スネイクを倒してきてほしいとの
事です!スネイクは、マカロン村からアップルタウンに行くまでの森にいますよ!」
じゃあ、とりあえずその森に行きますか~っと、聞きたいことがあるんだった
「あのさ、彩音ちゃん、その森ってなんか名前ないの?いちいち言うのが面倒くさいし…」
私が彩音ちゃんにそう聞くと、彩音ちゃんは「あっ!」と言って、私にその森の
名前を教えてくれた。
「ああ、あそこの森の名前はですね~…レタスの森と言うんです!
スネイクは虫が好きなので、レタスに着いた虫を食べて、生きるんです!」
ふむふむ…あれ?レタスの森ってことはまさか…
「あ!村長さんもお分かりかと思いますが、ここの周りの森は全部野菜のお名前
なんですよ~!」
やっぱり…私もそうだと思いましたよ。
「とりあえず、そのレタスの森に行ってスネイクを倒してきてください!倒せたら
私に電話をしてくださいね!」
「はい、分かりました。では行ってきます」
私はそう言って、役場を出た。
「まずはレタスの森に行けばいいのかな?」
私がそんなことを言っていると、彩音ちゃんから電話がかかってきました。
「すみませ~ん!あることを言い忘れていました!クエストを受けてから行って
くださいね!それから、クエストの依頼者の所にいかないと受けれないんです!
そこを気を付けてくださいね~!」
ええっ、意外に面倒くさいな。
「はい、ありがとうございます」
まずはクエスト受けて…真梨奈さんか、森の入り口にいるのね。
そして、私はレタスの森の入り口に来た。
そこには真梨奈さんがいて、私の事を見つけて、私の方に来た。
「すみません!レタスの森の中にいる、スネイクを倒してきてくれませんか?!
私が作っているレタスを勝手に食べてしまうんです!5匹ほど倒してきてください!」
ふむふむ…確かに自分が作ったレタスがモンスターに食べられてしまうのは悲しい。
という事で、スネイクを倒しにレッツゴ~!