7 冒険者になりました
今年、最後の更新です。
会話が少し多いです。
「「「「「ええ~っ!」」」」」
びくっ!?
えっ!な、なに?
「お、男...」
「あれで、男って...」
「どう見ても、女にしか見えない...」
「男の娘ハアハア」
ぐすっ
僕、男なのに...
あと最後の人...なんか怖い......
「あ、えっと...登録の続きを」
あっ、そうだった...登録しなきゃ
そ、それと
「あ、あの~...僕、そこのゴブリンさんを殴り飛ばしたんですけど大丈夫だったんですか...?」
「え、はい...基本的にギルドは冒険者同士の争いにはよっぽどのことでなければ、介入しません...この場合、カグヤさんはまだ登録してない一般人ですので、カグヤさんに非はありません。武器を取り出したのはあまりよろしくないのですが...セクハラからも守っていただきましたし、おおめにみましょう」
「は、はい...」
よ、よかった~
レインさん、優しいなぁ
あ、カードと針みたいなのを用意してる
「それでは、登録に移ります。まず、こちらに用意したカードに血を垂らしてもらえますか...カードは魔法具であなたの血を読み取って性別と年齢、魔力の質を記録します」
えっと、指に針をちくっと...
~っ!
痛い!ちょっぴり刺しすぎた!
う~...
「だ、大丈夫ですか?」
「は、はい~」
う~、痛いよぉ
ぐすっ......あれ?
レインさんの顔がなんだか赤いけど、どうしたのかな?風邪かな?
まぁ、気になるけど続けよう
えっと、血をカードの上に垂らすっと...
ピカッ
おお!黄金色に光った…
これが僕の魔力の質?色?かなぁ
「記録の方ができたようなので、最後に名前を刻みます…名前は『カグヤ』でよろしいでしょうか?」
「はい」
「それでは、登録します」
カードを機械...じゃなくて、魔法具か。魔法具に通してる
名前を刻む魔法具かな?
「登録は終了しました。続いて、冒険者について説明します」
「はい、お願いします」
「はい。まずは、ランクについて...ランクは下から
G、F、E、D、C、B、A、S、SS、SSSの10のランクに別れています。カグヤさんは登録したてですのでまず、Gランクになります。依頼は自分のランクから下、もしくはひとつ上のランクまでしか受けられません。Aより上のランクは自分のランクと同じ依頼のランクまでしか受けられません。ここまででご質問はありますか?」
「昇格はどうすればいいの?」
「昇格に関しましては、ギルドに報告していただく度に依頼に応じてポイントがカードに蓄積されます。蓄積されたポイントに応じて、依頼達成報告後に昇格というかたちになります。Sランク以上に昇格する場合はギルドで試験を受けていただきますので、ご注意を...ポイントに関してはギルドが依頼内容に応じて決めていますので、明確な基準がありませんので」
「なるほど…」
「続いて、依頼達成と失敗に関してになります。依頼達成とは簡単に言いますが...依頼内容を遂行し、依頼内容にあることを期限内に完了させることです。失敗は期限内に達成出来なかった場合になります。失敗した場合、違約金を払っていただきますのでご注意願います。失敗しても、依頼にない予想外のことが起きた場合にギルドに報告していただけたら、保留とし別の冒険者の方に依頼をします。この場合は違約金のお支払いはありません...ただし、別の方が依頼を達成して予想外のことなどなかったという場合は違約金を払っていただきます」
「予想外のことが起きても、達成した場合はどうなるの?」
「その場合でも申し訳ないとは思いますが、通常報酬とかわりはありません。これは、そういったことで嘘の報告を行い多く報酬を受け取ろうとする者が出ないようにするためです。ですが、目撃証言や確かな証拠があれば検討をいたします」
う~ん、なかなか面倒だなぁ
まぁ、頑張るしかないよね
「他にご質問はありますか?」
「今のところは大丈夫です」
「では、なにかあればご質問ください。それでは、冒険者として頑張ってください」
ギルドの説明を終えると、レインさんがすごく輝かしい笑顔を向けてくれた
僕は思わず、見惚れてしまった...
冒険者として依頼を何個か終わらしたら、
レインさんsideと勇者星夜くんsideをします。
次話更新、遅れます。