0 ぷろろ~ぐ
前作「僕はクラスメイトと一緒に行った異世界でと~~~っても強くなったようです。」の改訂版です。
設定を大幅に変更していますので、ご注意ください。
とある高校の一室
「ふぅ。今日の授業も終わったね」
ひとりの少女が呟いた。
......いや、よくよく見てみると少女は学ランを着ている。どうやら、少女ではなく少年のようだ。
この少女にしか見えない少年の名前は時崎輝夜。
今年、高校2年生となった男の娘である。
少年の相貌は...
まず、身長は160cmという男子高校生としては低めの身長。
髪は肩口までのばして整えてあり、サラサラで絹のような手触りのきれいな黒髪。
瞳は大きく見つめれば、吸い込まれるような錯覚に陥ってしまうほどきれいな少し茶色っぽい黒目。
何より顔立ちが女の子と見間違うほどの女顔なうえに童顔な顔。
「......後はHRが終われば、帰るだけだね。星夜君はどうするのかな...?
星夜君、僕と違って人気者だからみんなと寄り道して帰るのかな...」
輝夜には、星夜という全く似ていない双子の弟が同じクラスにいる。
星夜は輝夜と違い
身長は175cmくらいのだいたい平均くらいの身長で顔立ちも整っており、いわゆるイケメンというやつだろう。成績も学年で上位で運動能力も高く、才色兼備な男だ。クラス内でも、そのカリスマ性でクラスのリーダー的な存在だ。ちなみに女子からはモテるみたいであるが、男子からも嫌われているわけではないようだ。
対して、輝夜はというと
容姿は女の子にしか見えず、成績は中の上あたりで運動も平均的というものである。友人関係もあいさつする程度で、深い付き合いの友人は特にいない。別に嫌われているというわけではない...一部の生徒の間ではその見た目の可愛いらしさからか、密かな人気がある。
「まぁ、考えても仕方ないし...帰る準備だけでも済ませておこう...」
そう呟いた直後だった、足元に魔法陣のようなものが広がったと思ったら急に輝きだした
輝夜の意識は暗闇の中へと沈み、輝夜とクラスメイトたちは日本のとある高校からその姿を消した…
次の話から、メインストーリー進行です。