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第24話 イースⅠ・Ⅱ(前編)

チョコ「よし、今回は久しぶりにRPGをやってみよう!」


ミコ「カイコ姉様の本来の担当ですね」


カイコ「あら~。でも、長くなっちゃうんじゃないかしら……」


チョコ「ま、たまにはいいんじゃないか? 週末だしな!」


ミコ「というわけで、土日と続けてカイコ姉様の担当にします」


カイコ「なんか、やっぱり私だけ長時間になる気がするけど~」


チョコ「べつにいいじゃないか! というわけで、遊ぶゲームはこれだ!」


カイコ「イースⅠ・Ⅱ……。これって確か……」


ミコ「そうです! 父様がお気に入りだったゲームです!」


カイコ「2作品をカップリングしたゲームだから、2日間にしたのね~」


チョコ「RPGとして考えれば、それぞれ短めなんだけどな!」


ミコ「とはいっても、そこそこの時間はかかると思います」


カイコ「週末をかけて、ずっとゲーム三昧になりそうね~」


ミコ「いつもとあまり変わらないじゃないですか」


チョコ「だいたいカイコ姉、どうせ暇だろ? 彼氏もいないんだし!」


カイコ「そりゃ、そうだけど~。あなたたちだっていないでしょうに~」


ミコ「恋人なんていらないですけどね」


チョコ「カイコ姉はラブレターもらってたけどな!」


カイコ「う……。あれは、忘れたい過去ってことで~」


ミコ「それでも、もらったことのないチョコ姉様よりは格上ですね」


チョコ「うるさいっての!」


カイコ「とにかく、ゲームを始めるわよ~?」


チョコ「おう!」


ミコ「はい!」



 ☆☆☆☆☆



チョコ「おっ! オープニングからして喋るんだな!」


ミコ「CD-ROMのゲームって、随分と豪勢ですよね」


チョコ「なにせ、大容量だからな!」


カイコ「最初は町からスタートなのね~。RPGの基本だわ~」


ミコ「主人公のアドルを操作して冒険の旅に出る、ってところも基本的な展開ですね」


チョコ「ま、わかりやすくていいじゃないか。

    しかし、町のBGMは若干ショボく感じるな」


ミコ「オープニングやBGMは基本的にCDに録音した音源を使っていますが、

   町の中など、一部のBGMだけは内蔵音源みたいです」


カイコ「まぁ、とりあえずは装備を整えないと~。占い師の人にも言われたし~」


チョコ「サラだな! なかなかの美人だ!」


ミコ「さすが、女性なら見境なしですね」


チョコ「いやいや、見損なうな! オレの場合は、美人限定だ!」


ミコ「そんなこと、胸を張って言われても……」


カイコ「それはいいとして、武器屋さんはどこかしら~」


ミコ「あっ、待ってください。まずはお金を1.5倍にしましょう!」


チョコ「なに!? バグ技とかでも使うのか!?」


ミコ「いえいえ、正規のやり方ですよ。取引所でサファイアの指輪を買うんです」


カイコ「1000G……。所持金がなくなっちゃうわよ~?」


ミコ「いいんですよ。それを酒場にいる人に渡すと……」


チョコ「おお、1500Gで買い取ってくれた!」


カイコ「確かに、1.5倍だわ~」


チョコ「とすると、これを使って無限にお金を増やすことが……」


ミコ「できるわけありません。指輪、1個しかないですから」


チョコ「ちっ」


カイコ「でも、1500Gあっても、剣と鎧と盾を揃えることはできないのね~」


チョコ「剣と鎧は買えたけど、盾が買えなかったな」


ミコ「あとは町の外で敵を倒して、経験値も稼ぎつつ、お金を貯めましょう」


チョコ「経験値稼ぎとか金稼ぎとか、面倒だったりするよな、RPGって!」


カイコ「ふふっ。そういうのも、RPGらしい部分って言えると思うけどね~」



 ☆☆☆☆☆



チョコ「おおっ! フィールドの曲、なかなかカッコいいな!」


カイコ「そうね~!」


ミコ「父様も、このゲームの曲がすごく好きだったみたいです」


チョコ「曲だけじゃなくて、ゲーム自体も異常なほど気に入ってたっぽいよな!」


ミコ「確か、PC-9801版を最低でも7回はクリアしたって言ってましたね。

   PCエンジン版も、4回以上はクリアしたらしいです。

   あと、移植されるたびに買い直してプレイしていたとか……」


カイコ「このゲームって、とくに移植やアレンジの回数が多かったみたいだものね~」


チョコ「なんつーか、オヤジ、バカだろ!」


ミコ「父様はバカじゃありません! がるるるる!」


カイコ「ふふっ。いつものミコだわ~。

    それにしてもこのゲーム、攻撃が体当たりってのも、なんだか面白いわよね~」


チョコ「攻撃ボタンとかもないし、すごく単純だけどな!」


ミコ「それでも、半キャラ分ずらして体当たりするとダメージを食らわないとか、

   ある程度のアクション要素はあるんですよ」


カイコ「あら、ほんとね~」


ミコ「逆に真正面から向かっていくと、すぐに死んだりも……」


チョコ「こまめなセーブが必須かもしれないな!」


カイコ「そうそう、そのセーブもいいわよね~。どこでもできるみたいだし~」


ミコ「メニューが開ける場所であれば、ボス戦以外ならどこでもセーブできますからね」


カイコ「さて、お金も貯まったし、町に行って盾を買いましょう」


チョコ「そして、サラに会いに行くんだな!」


カイコ「イースの本探しを頼まれて、クリスタルをもらったわ~」


ミコ「ここから本格的な冒険の始まりですね!」



 ☆☆☆☆☆



  (フィールドを抜け、ゼピック村へ)



カイコ「ジェバさんから、神殿の鍵をもらったわ~」


チョコ「どうしてこの婆さんが持ってたんだ?」


ミコ「さあ?」


カイコ「あとは……村長さんが、鈴が盗まれたって言ってるわね~」


チョコ「というか、神殿の鍵は村長さんのほうが持ってるべきなのでは」


ミコ「きっと、ジェバがこの村の陰のボスなんですよ!」


チョコ「なるほど、そうか!」


カイコ「違うわよ~。……たぶん。

    そんなことより、神殿に行くわよ~!」



  (神殿内。敵は出てこない)



チョコ「敵が出ないのは拍子抜けだな!」


ミコ「宝箱が置いてありますね」


チョコ「根こそぎ、いただいちまおう!」


カイコ「なんだか、山賊とか盗賊とかにでもなった気分……」


ミコ「それはある意味ネタバレですけどね」


カイコ「え……?」


ミコ「まぁ、いいです。え~っと、鍵のかかった宝箱もありますね」


チョコ「根こそぎ奪えないのか! ちっ!」


カイコ「チョコは悪役のほうが向いてるみたいね~。

    そういうゲームの担当にするべきかしら」


ミコ「と言ってるあいだに、ボスです!」


チョコ「おっ、ボスの曲、アップテンポでカッコいいな!」


ミコ「ですが、ボスの攻撃は微妙です。というか攻撃してきませんし」


カイコ「部屋の左右から炎が噴き出してきてて、

    その中のどこかに、ボスがワープして出現する感じね~」


ミコ「真ん中付近に出たタイミングで突っ込めばよさげですよ」


チョコ「その繰り返しでダメージを与えていけば、楽勝ってわけか」


カイコ「ええ、楽勝だったわ~」


ミコ「とか言うわりに、随分と炎でダメージを食らってましたけどね」


カイコ「うっ……」


チョコ「ま、ボスを倒したらHPも回復するし、問題なしだ!」



 ☆☆☆☆☆



  (ボスの先は、神殿の奥地。ここからは敵も出てくる)



カイコ「結構強い敵もいるわね~」


ミコ「気を抜くと死ねるかもですね。レベルがちょっと低めだからですが」


カイコ「あっ、牢屋の鍵をゲットしたわ~」


ミコ「では、牢屋に捕まっているフィーナを助けましょう」


チョコ「おおっ、ヒロイン、キターーーー!」


カイコ「どうしてこんな牢屋なんかに捕まってるのかしら……」


ミコ「それは(ピー)だからですよ」


チョコ「ネタバレだから、ここでは自主規制か?」


ミコ「はい、一応は」


カイコ「だからって、自分でピーって言わなくても……」


チョコ「そんなことより、フィーナを助けてやれ!」


カイコ「はいはい。あら、喋るのね」


チョコ「しかも、顔のアップだ! うんうん、可愛いではないか! じゅるり!」


ミコ「チョコ姉様はほんと、(ピー)ですね」


チョコ「自主規制入った!」


ミコ「う~ん、規制するまでもないでしょうか。チョコ姉様はほんと、変態ですね」


チョコ「はっきり言った!」


カイコ「いつも言ってる気がするけどね~」


チョコ「フィーナ、連れていってください、と言ってるくせに、動かないのな!」


カイコ「それは仕方がないんじゃないかしら~」


ミコ「Windows版なんかでは、実際に歩いてついてきてくれるみたいですけど」


チョコ「それ、いいな!」


カイコ「チョコだと、とんでもないところに連れていきそうね~」


ミコ「変態ですからね」


チョコ「うるさい!」



  (それはともかく、フィーナからもらった宝箱の鍵でアイテムも回収、

   一旦、ゼピック村へと戻る)



カイコ「あら、ジェバの家に、フィーナがいるわ~」


チョコ「魔物がうじゃうじゃいる場所から、どうやって戻ってきたんだ!?」


ミコ「きっと、拳で敵をばったばったとなぎ倒しながら……」


チョコ「そんなヒロインは嫌だ~~~~!」



  (それから、銀の鈴を村長に渡してパワーリングをもらう。

   また、お金も貯まってきたので、装備を整えたいところだが……)



ミコ「武器や防具は、最初のミネアの町まで戻らないと買えません」


チョコ「不便だな!」


ミコ「まぁまぁ、そう言わずに。あと、フィールドにある湖にも寄ってみましょう」


カイコ「なにかあるの~?」


ミコ「売れるアイテムが落ちてます。金の台座です」


チョコ「金だと!? 一気に大金持ちになれるのか!?」


ミコ「そんなわけないですけどね」



  (ミネアの町で、金の台座などを取引所で売却したのち、店に入る)



カイコ「結構お金が貯まってるわね~。1段階ずつ上の装備にするのがいいかしら~?」


チョコ「ここは攻撃力重視で、剣を一番高いやつにすべきだろ!」


ミコ「バランス重視でもいい気はしますけど……。でも、そうですね。

   攻撃力が低いとボスにダメージが与えられない、なんて場面もあるみたいですし」


チョコ「攻撃こそ最大の防御だからな!」


ミコ「そうとばかりは言いきれませんが……」


カイコ「まぁ、いいわ。強い剣を買うことにするわね~。ふふふふふ」


ミコ「な……なんだかカイコ姉様の目が怖いですよ?」


チョコ「刃物を見ると性格が変わるタイプなんだな!」


ミコ「料理中は絶対に台所には近づかないようにしましょう……」



 ☆☆☆☆☆



  (神殿の奥に戻り、攻略を続ける)



チョコ「おっ、鍵を使って開けた扉の先に部屋が……」


ミコ「どうやらボス部屋のようですね」


カイコ「でも、宝箱があるだけよ~? 開けちゃいましょう。……あら?」


チョコ「出たな、ボス!」


ミコ「イモムシっぽい感じのうねうね系ですね」


チョコ「尻尾が弱点らしい」


カイコ「イモムシだなんて、気持ち悪いわぁ~! いやぁ~ん!」


チョコ「カイコ姉、そのブリっ子キャラ、今回もしつこく出す気か?」


ミコ「なんというか、もう見るに堪えませんよ?」


カイコ「ミコまで、ひどいわ~……」


チョコ「ま、なんだかんだ言って、さくっと倒すし!」


カイコ「べつにイモムシなんて怖くないもん!」


ミコ「もん、って……」


カイコ「悪かったわね~。どうせ似合わないわよ~だ! べぇ~!」


チョコ「そういう、あっかんべ~な仕草も似合わない……」


カイコ「むぅ~……」


ミコ「まぁまぁ、いじけないでください、カイコ姉様」


チョコ「ミコのせいでもあるだろうに」


カイコ「いいもん。イースの本を持って、ゼピック村に戻るもん」


ミコ「……まだその喋り方を続けるんですか……」



  (ゼピック村に戻りジェバにイースの本を読んでもらう。

   それと、またお金が貯まっているので、ミネアの町で鎧を購入)



カイコ「あら? 町の端っこにフードをかぶった人がいるわね~」


ミコ「詩人のレアですね。銀のハーモニカをなくしてしまったそうです」


カイコ「あれがないと詩が作れません、どうしたらいいのでしょうって……」


チョコ「自分で探して見つければいいだけだろ!」


ミコ「ああっ、チョコ姉様が若い女性に対して厳しい意見を!」


チョコ「いや、待てよ。先にハーモニカを見つけ出せば、間接キスが……」


ミコ「……やっぱりチョコ姉様はチョコ姉様でしたか」


カイコ「はぁ~……。どうして妹がこんな変態に育ってしまったのかしら~」


ミコ「それより、サラの家にも行ってみるべきなのでは」


カイコ「あっ、そうね。イースの本も手に入ったしね~」


チョコ「美人の占い師のもとへ戻るアドル!」


カイコ「ただいま戻りました~。って、あら? いないわ~」


チョコ「置き手紙があるな。なに!? 命を狙われてるだと!?」


カイコ「危険を察知して逃げたってことなのね~」


ミコ「ここ、原作のパソコン版では、サラは殺されてるみたいですよ」


チョコ「なんだって!? 美人が死ぬなんて、そんなバカな!?」


カイコ「チョコにこそ、バカな、って言いたいわ~」


ミコ「バカな、というか、バカな子、というか……」



 ☆☆☆☆☆



  (サラの置き手紙には、レアに大切なものを託した、と書いてあった。

   レアから2冊目のイースの本をゲット。次は廃坑へと向かう)



チョコ「廃坑は、周囲の見える範囲が狭いんだな!」


ミコ「主人公のアドルを中心に、円形の範囲だけが見える感じですね」


カイコ「松明かなにかを持ってる設定なのね~」



  (廃坑の中の宝箱から、銀のハーモニカを発見)



チョコ「なぜ、こんなところに……」


ミコ「謎ですね」


チョコ「とりあえず、間接キスしとけ!」


カイコ「しないわよ~」


チョコ「なんともったいない!」


ミコ「ですが、魔物が吹いたりした可能性も……」


チョコ「魔物め! レアとの間接キスを奪いやがって!」


カイコ「なに言ってるのかしらね~、この妹は……」



  (他に、ロダの種などもゲットしてフィールドへ。

   大きな木に話しかけると、その根もとからシルバーソードが)



チョコ「おおっ、ありがとう、この木なんの木気になる木!」


カイコ「違うから~。見た目はちょっと似てるけど~」


ミコ「木の根もとに剣……。芋みたいな感じなのでしょうか」


カイコ「それも違うから~」



  (ともかく、ミネアの町まで戻り、レアにハーモニカを返す)



カイコ「お礼に一曲吹いてくれたわね~」


チョコ「それだけかい!」


ミコ「私に出来ることがあったら何でも言ってください、だそうですよ?」


チョコ「だったら、今吹いたハーモニカをくれ!」


カイコ「たった今返したばかりなのに~。それに、大事なものなんでしょ~?」


チョコ「なら、舐めさせてくれるだけでいいから!」


カイコ「ほんと、完璧に変態な妹になってしまったわ~……」


ミコ「チョコ姉様、むしろ唇を直接いただいたほうがいいのでは?」


チョコ「おおっ、ナイスアイディアだ、ミコ!」


カイコ「はぁ~……。末の妹にまで感染してしまったみたい……」


チョコ「オレは病原菌か!?」


カイコ「似たようなものでしょ~?」


チョコ「ひどい!」


ミコ「それと、ミコには感染してません。

   チョコ姉様みたいになるなら、死んだほうがマシです」


チョコ「こっちも、ひどい!」



 ☆☆☆☆☆



  (廃坑のボスを倒し、3冊目のイースの本を手に入れる。

   ジェバに読んでもらうと、残りの本はダームの塔にあると言われる)



カイコ「次は塔なのね~」


ミコ「息子のゴーバンに鍵を開けてもらえ、って言われましたね」



  (神殿の先に行くと一軒の小屋が)



チョコ「こいつがゴーバンだな!」


カイコ「どうでもいいけど、ここって盗賊のアジトみたいよ?」


ミコ「ジェバの息子、盗賊ですか!」


チョコ「魔物が出てこられないように、扉は一方通行になってるんだな」


カイコ「一度ダームの塔に入ったら、戻れなくなるってことね」


ミコ「だったら、やめますか?」


カイコ「やめるわけないわ~!」


ミコ「人間、やめますか? チョコ姉様」


チョコ「おい、こら!」


ミコ「失礼しました。人間、やめてますか? チョコ姉様」


チョコ「おいっ!」


カイコ「すでにやめてるわよね~」


チョコ「じゃあ、オレはなんなんだよ!?」


ミコ「鬼畜?」


カイコ「そうね~」


チョコ「真顔で言われた!」



  (そんなこんなで、ラストダンジョン、ダームの塔へ。

   といっても、かなり長い戦いとなる)



チョコ「なんだよ、25階建てって……」


ミコ「1つの階はさほど広くないんですけどね」


カイコ「でも、つながりがわかりづらくて、かなり複雑よね~」


チョコ「同じ階から、別の2つのマップにつながったりしてるしな」


ミコ「セーブすれば、今いるのが何階か表示されますよ」


カイコ「ふむふむ。こまめにセーブして確認しつつ進むべきかしらね~」



 ☆☆☆☆☆



  (そんなわけで、ダームの塔の死闘開始。

   といっても、長いのでダイジェスト的に……)



チョコ「いきなり捕まった!?」


ミコ「そのようですね」


チョコ「って、どうすればいいんだ? 牢屋じゃ、出口もないだろ?」


カイコ「あっ、適当に歩いてたら、壁を崩して誰か入ってきたわ~」


ミコ「ドギですね」


チョコ「壁を素手で殴り壊したのか!?」


カイコ「そんなわけないと思うけど~」



  (途中、16階から別のラドの塔へ行ける)



チョコ「おっ、レアだ!」


ミコ「レアが捕まって、連れてこられたみたいですね」


カイコ「どうしてかしら……」


ミコ「それは(ピー)だからです」


チョコ「卑猥なのか……」


ミコ「違いますよ!」


カイコ「あら? レアは伝えたいことがあって、わざと魔物に捕まったのね~」


チョコ「なんて健気な女の子なんだ!」


ミコ「危険すぎる気はしますが……」


カイコ「レアをここに閉じ込めたのは、ダルク・ファクトって人なのね~」


ミコ「ぶっちゃけ、ラスボスです」


チョコ「さらっとネタバレすんなよ!」



 ☆☆☆☆☆



  (鏡でワープする部屋を抜けたり、何回かボス戦があったりしつつ、

   ついに最上階へと到達)



ミコ「さあ、最終決戦です!」


チョコ「おおっ! なんかBGMが荘厳な感じだな!」


ミコ「ダルク・ファクトは、弱点を突かないと倒せないのですが……」


カイコ「戦闘前のセリフで、自らバラしちゃってるわね~」


チョコ「ま、すでに装備してあるし、問題ないな!」


ミコ「ふっふっふ、ミコの入れ知恵です」


カイコ「どうして最強の装備のままじゃダメなのか、ようやくわかったわ~」


チョコ「このボス、攻撃した場所の床が消えていくんだな」


ミコ「普通に考えたら、すごく厄介ですね」


カイコ「でも~……」


チョコ「経験値稼ぎ、しっかりやりながら来たから、楽勝っぽい?」


ミコ「PCエンジン版は1と2がつながっていて、経験値やレベルも共通ですからね。

   レベルを充分に上げてから挑むと、凄まじく弱いラスボスとなるみたいです」



  (で、6冊目のイースの本、ファクトの章をゲット)



カイコ「これを読めば、1作目のほうはクリアってことね~」


ミコ「と、今日はここまでにしておきましょう」


カイコ「えっ? どうして~?」


ミコ「本を読むとそのまま、2作目のオープニングまでつながるんですよ」


カイコ「オープニング後にセーブして、明日はそこからでもいいんじゃない~?」


ミコ「ダメです。次回は2作目のオープニングからにしたいんです」


チョコ「オープニングに2作目の新キャラも出てくるみたいだしな!」


カイコ「なるほどね~。それじゃあ、今日はここで終わりにしておきましょう~」



  (というわけで、後編へ続く)



 ☆☆☆☆☆



今回は「イースⅠ・Ⅱ」か!

ミコも語ってくれていたが、俺がすごく気に入っていたゲームだ!

確かに、移植されるたびに買っていたのは、やりすぎだったかもしれないが……。

それでも、ファミコン版やMSX版、FM-TOWNS版なんかは持っていなかったぞ!

……だからどうした、とか言われそうだが……。


そういえば、1作目だけだが、X68000版もあったっけな。それも持ってはいなかったが。

なんだか、とてもリアルな絵になっていて、正直微妙っぽい雰囲気が漂いまくっていた記憶がある。



それにしても、2日連続で2作品を攻略、という形にしたのか。

1作目のほうもいいが、やはり2作目の出来が秀逸だからな。

俺としても明日が楽しみなところだ。


2でも新たにヒロインが出てくるし、チョコはまた変態染みた勢いで騒ぎ立てるのだろうか。

というか、確実にそうなるんだろうな……。



 ☆☆☆☆☆



【ゲーム解説】



「イースⅠ・Ⅱ」


対応ハード:PCエンジン(スーパーCDロムロム) 発売元:ハドソン 発売日:1989年12月21日



もともとは日本ファルコムよりパソコン用に発売されたアクションRPG。

パソコンで発売された1作目と2作目をカップリングし、CD-ROMの利点を活かして移植された。

1と2が別々になっているわけではなく、完全に1から2までつながった形でプレイできる。


ゲームバランスも調整されていて、かなり遊びやすい感じになっている。

原作では、1のダームの塔の序盤あたりで最高レベルに達してしまったり、2のラスボスも最高レベルになっているのが前提といった強さだったが、

PCエンジン版では1から2までレベルなども共通なので、1の最後で最高レベルということもなく、ラスボスも最高レベルでなくても倒せる。


イースは今でもシリーズの新作が出ている日本ファルコムの看板商品。

ナンバリングタイトルとしては現在7作目までで、他にも外伝的な作品がいくつか発売されている。

また、とくにこの1作目と2作目は、移植やリメイク作品が多いのも特徴となっている。


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