表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/30

第23話 コットン

ミコ「今日はミコの番ですね」


カイコ「そうね~。PCエンジンのCDーROMだと……やっぱりこれかしらね~」


チョコ「ま、そうなるだろうな!」


ミコ「おお~、それはコットンではないですか!」


カイコ「ふふっ。お父さんが大好きだったゲームだものね~」


ミコ「はい! ミコとしても嬉しいです!」


チョコ「どうでもいいけど、ホウキに乗った魔女が主人公のゲームが好きって、

    オヤジも微妙な趣味してるよな!」


ミコ「父様の悪口を言わないでください! がるるるる!」


チョコ「だけどさ、他にもいろいろとおかしなゲームを持ってるみたいじゃないか」


カイコ「そうね~。魔法の少女シルキーリップとか、ムーンライトレディーとか……」


ミコ「う……」


カイコ「銀河お嬢様伝説ユナとかワンダーモモとかマジカルチェイスとか……」


ミコ「うぐ……」


チョコ「ツインクルテールとかフレイCDとか。あと、タイムギャルってなんだよ!」


ミコ「うぐぐ……」


カイコ「なんというか、ちょっとこれは、私でもフォローできない偏り方ね~」


ミコ「そ……そんなことはありません! 父様は純粋にゲームが好きだったんです!」


チョコ「単なる女好きだったんじゃないか? 主にアニメ絵とかの可愛いやつ」


ミコ「そ……そんなことは……」


カイコ「ミコ、勢いがなくなってるわよ~?」


ミコ「ううう……。と、とにかくゲームを始めます!」


カイコ「はいはい」


チョコ「ちっ、逃げたか」



 ☆☆☆☆☆



ミコ「スタートしたら、オープニングが始まりました」


カイコ「CD-ROMだから、ナレーションも喋るのね~」


チョコ「主人公のコットン、WILLOWが大好きだってさ。

    WILLOWって、名古屋名物ういろうか!?」


カイコ「どうなのかしら」


ミコ「確か植物の実だったと思うので、ういろうではないはずですよ」


チョコ「さすがミコ! オヤジからしっかり聞かされてたか!」


カイコ「あら? コットンの目の前に妖精さんが落ちてきたわ~」


ミコ「シルクですね。妖精界を救ってほしいとお願いしてます」


チョコ「おっ、この主人公、無視して行っちまったぞ! 好感が持てるな!」


カイコ「なんでよ……」


チョコ「それよりこの妖精、露出多めでいいな! じゅる」


カイコ「チョコ、あんたはまた……」


ミコ「あっ、魔物のボスを倒せばWILLOWが手に入ると聞いたら、

   コットン、食いつきましたね」


チョコ「れっつGO~! って、この声、どこかで聞き覚えが……」


カイコ「特徴あるわよね~。ちびまる子ちゃんの声でしょ~?」


チョコ「それだ!」


ミコ「なぜこうなったのか、原作ファンは納得いかなかったらしいですけどね。

   父様はべつに構わない感じだったようですが」



 ☆☆☆☆☆



カイコ「で、ゲーム開始ね~。横スクロールタイプのシューティングなのね~」


チョコ「いっくぽ~んって掛け声が特徴的だ!

    って聞いてたけど、この声だと、いっぐぼ~んって聞こえるな……」


カイコ「TARAKOさんの独特な感じが出まくりってところかしら~。

    あと、魔法を使ったりしたときなんかにも喋るみたいね~」


チョコ「ま、横シューってことはミコお得意のタイプだな! 楽勝なんじゃないか?」


ミコ「そうですね。父様でもPCエンジン版は初回でクリアしたみたいですから」


カイコ「でもお父さん、ゲームセンターでやり込んでたんでしょ?」


ミコ「まぁ、そうらしいですけどね」


チョコ「このゲーム、初見殺しっぽい部分があって、結構ハードだって話だけどな」


ミコ「そんなの、パターンさえ覚えてしまえば問題ないんですよ」


カイコ「と言いつつ、初プレイのくせに」


ミコ「ミコにかかれば、それでも問題ないんです」


チョコ「すごい自信だな!」


カイコ「とりあえず、簡単にシステム説明でもしておきましょうか~」


チョコ「Ⅱボタンでショットを撃って、Ⅰボタンでボムを撃つんだ!」


ミコ「ボムって単発なんですね」


カイコ「最初はそうね~。アイテムを取っていくと数も増えるし、

    地形に沿って進むようにまでなるらしいけど~」


チョコ「他の操作は、Ⅰボタン押しっぱなしで溜めたあと、離すと妖精を飛ばせる」


ミコ「あっ、小さい妖精がオプションとしてついてます。これがシルクなんですね」


カイコ「アイテムを取ると、最大6体まで増えるんだけどね~」


ミコ「シルク、分裂するんですか!」


チョコ「いやいや、別の妖精だろ……」


カイコ「あとは魔法ね。これもアイテムを取らないとダメだけど~」


チョコ「魔法は敵が出すクリスタルでゲットだな。ショットで撃つと色が変わっていく」


カイコ「赤が火竜、青がいかずちの魔法で、合計4つまでストックできるのよ~」


ミコ「ストック、ということは、ボタン操作で使うんですね」


チョコ「そのとおり! ショットボタン押しっぱなしで溜めて、離すと魔法発動だ!」


カイコ「さらに、ボムのボタンも同時に押してると、別の魔法になるのよ~。

    青だとバリア、赤だったら妖精が炎に包まれて飛んでいくの~」


ミコ「シルク、燃やされちゃうんですか! コットン、鬼畜です!」


カイコ「いや、そういうことじゃないから~」


チョコ「だけど、そうなるとシルク、服が燃えてすっぽんぽんに……」


カイコ「ならないわよ~! というかその場合、全身真っ黒こげでしょ~?」


チョコ「ちっ」


ミコ「それはいいとして、クリスタルは黄色とオレンジもありますよね?」


カイコ「ええ。それを取ると経験値になるわ~。オレンジのほうが多く得られるのよ~」


チョコ「下にあるEXPバーがいっぱいになるとショットがパワーアップするんだ!」


ミコ「なるほど。RPGっぽいシステムになってるんですね」


カイコ「死ぬとパワーダウンしちゃうし、妖精の数も1つ減っちゃうんだけどね~」


チョコ「そして最後には誰もいなくなる!」


カイコ「ならない~! シルクだけはどんなに死んでも残ってるわよ~!」



 ☆☆☆☆☆



チョコ「それにしても、明るそうなキャラ設定なのに随分と暗い雰囲気のステージだな」


カイコ「色が奪われたって設定だから、そうならざるをえないのね~」


ミコ「ポップな印象がありそうなのに、ちょっと残念なところですよね」


チョコ「と言ってるあいだに、中ボスか!」


カイコ「ハニワっぽい顔の敵の周りを、複数の岩が回転してるのね~」


ミコ「そのままこっちへ迫ってきます。初見殺しの最初の刺客ってところでしょうか」


チョコ「冷静に分析して、あっさり切り抜けやがったけどな。可愛くないやつだ」


ミコ「ミコの目標は初回プレイでのクリアですから」


カイコ「お父さんに並びたいのね~」


ミコ「いえ、初回で2周目までクリアして、父様越え狙いです」


チョコ「2周目までやるのかよ!」


ミコ「それは当然です。2周目クリアで真のエンディングが見られるんですから」


カイコ「そのあたりは、お父さんから聞いてあったのね~」


チョコ「どうでもいいけど、突然レーザーを撃ってくる敵がいたりして気が抜けないな」


ミコ「ミコには楽勝ですけどね」


カイコ「あっ、そろそろボスっぽいかしら~」


チョコ「って、上から落っこちてきた!?」


カイコ「地面も波打ってたわね~」


ミコ「初見殺しの基本って感じですね」


チョコ「しかし、冷静なミコの敵ではなかったと」


ミコ「無論です」


カイコ「あら、ボスを倒したら、なにか始まったわよ~?」


チョコ「ティータイムだと!? 湯のみが上から落ちてきた!?」


ミコ「これを……避けます」


カイコ「取るんじゃないの~?」


ミコ「いえ、全部避ければ……」


チョコ「ほう、シークレットボーナスか!」


ミコ「そういうことです。父様から聞いていたとおりです」


カイコ「それはいいけど、ティータイム以降BGM無しっていうのは寂しいわね~」


チョコ「だが、シルクの全身がアップで表示されるのはいい! じゅる」


カイコ「チョコは、また……」


ミコ「父様のことをどうこう言う資格なんて、一切ありませんよね」



 ☆☆☆☆☆



チョコ「ステージをクリアしたら、ビジュアルシーンになるのか」


カイコ「やっぱり喋るのね~。うわぁ~、ほんとにちびまる子ちゃんだわ~」


ミコ「とってもコミカルですね」


チョコ「ま、ステージ2だな! 森の中みたいだ」


カイコ「そうね~。あっ、中ボスまで来たっぽいわよ~?」


ミコ「スクロールが止まって、顔のあるでっかい木が攻撃してきました」


チョコ「飛ばしてくる木が結構厄介そうだな!」


ミコ「そうですね」


カイコ「と言いつつ、楽々避けるわね~」


ミコ「そりゃあ、ミコですから。さくっと倒しましたよ」


チョコ「おっ、今度は墓場か」


カイコ「ゾンビみたいな敵が頭を飛ばしてくるわ~。怖ぁ~い!」


チョコ「ぶりっ子してるカイコ姉のほうが怖いよ」


カイコ「なにか言った~?」


チョコ「いや、べつに」


ミコ「と、ボスですね。ガイコツのようです」


チョコ「背景がゆらゆらしてるのが、なんかいいな!」


カイコ「人によっては、酔っちゃうかも~?」


チョコ「うわっ、分裂したぞ!?」


ミコ「個別に倒していけばいいだけですね」


チョコ「う~む、まったく慌てないとは、やっぱり可愛げがない」


ミコ「いいんですよべつに。どうせミコは可愛くなんてありませんから」


カイコ「なんて言って口を尖らせてるミコ、可愛い~♪」


ミコ「(照れ)」


チョコ「思いっきり気にしてんじゃん」



 ☆☆☆☆☆



カイコ「ステージ3は……洞窟の中かしら」


チョコ「暗い雰囲気だな! ずっと暗い色調の中で進んでいくゲームだけど!」


ミコ「途中から、遺跡っぽい場所に入ってきましたね」


チョコ「とすると、ボスも近そうだな!」


カイコ「そうみたいね~」


ミコ「なにかいます」


チョコ「ヘビ女か! メデューサってことだな!」


カイコ「え~っと、メデューサって、髪の毛がヘビなんじゃなかったかしら……」


ミコ「この敵、胴体がヘビですよね」


チョコ「細かいことは気にするな! ほら、クリアだ!

    …………って、ビジュアルシーン、短っ!」


カイコ「どんどん短くなってる気がするわね~。次は、無し~?」


ミコ「そんなわけないですよ、たぶん……」



  (で、ステージ4)



カイコ「ここは神殿の内部ってことかしらね~」


チョコ「トゲのある壁が、なんか燃える!」


ミコ「燃えないでください、チョコ姉様」


チョコ「だって、なんかあまりにもさくさく進んでいくから、つまらなくてさ~」


カイコ「中ボスの回転する玉みたいなのを出してくる花も、問題なく倒してたものね~」


ミコ「そう言われても、こんなところで死んでなんていられませんし」


カイコ「見てる限り、結構死にやすそうなのにね~。弓を撃ってくる敵とか~」


ミコ「この程度、楽勝ですよ」


チョコ「む~、簡単にボスまで来やがった」


ミコ「なんか、ミコが悪者みたいになってますが……」


カイコ「ふふっ、2周目までクリアするって公言してるんだから、

    確かにこんなところで死なれても困るわよね~」


チョコ「それもそうだな。夕飯の時間が遠のくだけだし」


ミコ「そうですよ。ですから、しっかり応援してください」


チョコ「ま、応援なんてしないけどな!」


カイコ「それより、このボスは……スフィンクス~?」


チョコ「そうらしいな!」


ミコ「ですが、スフィンクスってライオンの胴体に女性の顔がついたものですよね?

   このボス、ライオンの顔もありますよ?」


カイコ「見た感じ、ライオンに乗ってる女性、って感じかしら~」


チョコ「乗ってるにしても、位置関係が微妙だけどな」


ミコ「ま、細かいことはどうでもいいです。やっつけるのみですから」


カイコ「それを言ったら元も子もないけどね~」


チョコ「おっ、女性のほうを倒したと思ったら、そのまま下に移動したな!」


ミコ「こっちのライオンが真のボスみたいですね」


カイコ「口からヘビみたいなのが出てきたわ~。怖ぁ~い!」


チョコ「カイコ姉……」



 ☆☆☆☆☆



  (続いてステージ5へ。

   なお、ステージ4クリア時のビジュアルシーンはちゃんとありました)



カイコ「ここは神殿のさらに奥地、って感じなのかしら~」


チョコ「地下牢らしいぞ」


ミコ「死神とかまで出てきてますね」


カイコ「いやぁ~ん、怖ぁ~い!」


チョコ「カイコ姉……もういいから……。痛々しいって……」


カイコ「うっ……」


ミコ「この面は途中で高速スクロール部分もあるんですね」


チョコ「高速ってほど、速くもないけどな!」


カイコ「そして、ボスね~」


チョコ「上下から緑色の腕が出てきて、奥の植物っぽいところに顔があるんだな!」


ミコ「なんでしょうね、これ」


チョコ「え~っと、ドラキュラ伯だとさ!」


カイコ「どこがドラキュラなのかしら~……」


ミコ「まったくわかりませんね。まぁ、どうせ倒されるのですから関係ありませんが」



  (ということで、ビジュアルシーンを挟んでステージ6へ)



チョコ「ここは火山面か!」


ミコ「シューティングとしては基本とも言えますね」


カイコ「竜が飛ばしてくる玉、なんだか変な動きをするのね~」


チョコ「まっすぐじゃなくて、弧を描く感じだな!」


ミコ「このステージは途中で分岐があって、父様が条件がわからないと言ってました」


カイコ「へぇ~、そうなんだ~」


チョコ「調べてみたら、書いてあったぞ。

    ステージ6が始まってからノーミスで上ルート、ミスしてると下ルートらしい」


ミコ「なるほど。普通に進んだら死なないはずなので、父様はわからなかったんですね」


チョコ「そしてボスか!」


カイコ「ドラゴンね~」


ミコ「RPGの基本ですね」


チョコ「これはシューティングだけどな!」


カイコ「コットンを狙って炎を吐いてくるのね~」


ミコ「それに、おなかからも炎が飛んでくるみたいです」


チョコ「マグマの中に引っ込んだと思ったら、別の場所から出てくるんだな、こいつ!」


カイコ「真ん中か左右の3ヶ所って感じかしら~」


ミコ「そうみたいです。攻撃してたら、頭の部分が骨になりましたね」


カイコ「それでも死なないなんて、や~ん、怖ぁ~い!」


チョコ「……そのぶりっ子キャラ、いつまで続ける気だ? 正直キモい」


カイコ「うっ……! ふん、もうやめるわよ~」



 ☆☆☆☆☆



  (ドラゴンを倒すとビジュアルシーンに)



チョコ「WILLOWって、さくら味とかあずき味とかあるんだな!」


カイコ「あら? なにかセリフが……」


ミコ「ラスボスっぽいですね」


チョコ「ちなみに、ゲーム中には出てこないが、名前はウールだ!」


カイコ「コットンにシルクにウール……。なるほどね~」


ミコ「ボスは基本的に同じパターンで攻撃してくるだけですね」


チョコ「そうみたいだな」


ミコ「とはいえ、油断は禁物。なにせラスボスですから。変身するのが常套手段……」


カイコ「あら、倒したわね~」


チョコ「倒したな!」


ミコ「……正体を現した! って展開はナシですか!?」


カイコ「そうみたい~。あっ、ラスボス後にも、ティータイムはあるのね~」



  (そしてエンディング)



チョコ「いや~、無事終わったな!」


ミコ「とは行きません! まだ2周目がありますから!」


チョコ「おっとそうだった、すっかり忘れてたぜ!」


カイコ「ほんとに2周目もやるのね~」


ミコ「当然です!」



  (で、2周目。アーケード版では難易度がぐっと上がるのですが……)



ミコ「なんか、さほど難しくはなってないですね」


チョコ「そうだな」


ミコ「レベルアップしたままスタートになるからでしょうかね」


カイコ「あっ、中ボスはちょっとパターンが変わってるみたい?」


ミコ「そうですね、一瞬ヒヤッとしました」


チョコ「と言いつつ、上手く切り抜けるよな」


カイコ「そしてボスね~」


ミコ「う~ん、ボスも堅くなってるだけで、代わり映えはしませんね。

   1周目がクリアできたら、2周目は楽勝なのかも……」



  (というミコの言葉どおり、あっさりと進めていき、ラスボスまで撃破)



チョコ「さて、真のエンディングか!」


カイコ「コットンが飛んでいって、それをデフォルメされた敵が追いかけてる感じ~?」


ミコ「ですね。ストーリーとかはないんですか、残念です」


チョコ「2周目はステージクリア後のビジュアルシーンもなかったしな」


ミコ「む~。そしてゲームオーバー扱いでENDです」


カイコ「ちょっと納得できない終わり方だった~?」


ミコ「いえ、いいです。なにせ、父様を越えましたから!」


チョコ「変態オヤジの記録を越しただけで、なにをそんなに喜んでんだか」


ミコ「父様をそんなふうに言ったらダメです! がるるるる!」


チョコ「うわっ、わかったわかった! だからツメを立てるな!」


カイコ「ふふっ、それじゃあ、ういろうは無いけど、ヨウカンでも食べましょうか~」


チョコ・ミコ「それより夕飯だ(です)!」


カイコ「ケンカしてても、そこは完璧に合っちゃうのね~」



 ☆☆☆☆☆



おおっ、今日はコットンか! うんうん、あれはいいゲームだった。

なんといっても、当時の自分のシューティングの腕にばっちりとハマったゲームだったからな。

俺がハマっていたのは、アーケード版だったが。


初見殺しな部分があるから、初プレイではステージ1のボスでゲームオーバーになってしまったんだっけな。

その後、2回目でステージ2のボス、3回目でステージ3のボス……と、着実に進めるようになって、

6回目でステージ6のボス、7回目でラスボスまで到達、8回目でクリアと、上達するのがとても嬉しかった記憶がある。


PCエンジン版は移植だが、悪くはなかったな。ビジュアルシーンで喋るし、BGMのアレンジもよかったと思うし。

声がTARAKOさんなのは微妙そうにも思えたが、やってみたらこれはこれでよかった。


2周目に関しては、アーケード版では1周クリア後、もう1コイン投入しないと遊べなかった。

なんというか、今考えてもひどい仕様だな。と言いつつも、随分と2周目まで遊んでいたが……。

結局2周目の6面が最高で、真のエンディングまでたどり着けなかったのが心残りだった。



しかし……。

チョコよ、変態オヤジはないだろう……。

さすがに父さん、ショックを隠しきれないぞ。

自分でも、シルキーリップなんかはちょっとどうかと思いながら買ったわけだが……。(ぶつぶつぶつ)



 ☆☆☆☆☆



【ゲーム解説】



「コットン」


対応ハード:PCエンジン(スーパーCDロムロム) 発売元:ハドソン 発売日:1993年2月12日



魔女が主人公の横スクロールシューティングゲーム。

もとは1991年にアーケードゲームとしてサクセスが開発・販売したもの。

萌え系のキャラものシューティングの走り的な作品として認識されている。



PCエンジンへの移植版は、CD-ROMを使っているのでビジュアルシーンで喋るのが特徴。

また、主人公の声がちびまる子ちゃん役のTARAKOさんなのも衝撃的だった。

これについては、賛否両論……というか、原作好きには不評だったと思われる。

(個人的にはこれはこれでありかな~、という印象でした)


ゲーム部分は、完全移植とまではいかないものの、それなりに高レベルの移植だったと言える。

ステージは全部で6つ。ステージ6までクリアすると、ラスボスとの戦闘が始まる。

ステージクリア時に上から落ちてくる湯のみを取る「ティータイム」がある。



ナンバリングタイトルとしては2作目までしかないが、シリーズとしては結構な数が出ている。

コットン、コットン2の他、コットン100%、コットンブーメラン、パノラマコットン、レインボーコットンがある。

なお、パノラマコットン、レインボーコットンの2作は、3Dシューティングとなっている。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ