第18話 ワルキューレの伝説
チョコ「早速だが、今回のゲームはコレだ!」
ミコ「ワルキューレの伝説……。あれ? 前にやりませんでしたっけ?」
チョコ「それはワルキューレの冒険だ。これはその続編ってやつだな!」
カイコ「なるほどね。でも、続編って確か、アクションゲームじゃなかったかしら~?」
チョコ「アクション性が高まってるのは事実だな。
ただ、分類としてはアクションアドベンチャーゲームだし、問題ないだろ!」
ミコ「アドベンチャーゲーム系は、カイコ姉様の担当ですしね」
カイコ「普通のアクションゲームもやらせたくせに~。
くにおくんとか、くにおくんとか、くにおくんとか~!」
ミコ「随分と根に持っているみたいですね」
チョコ「ともかく、これもゲームセンターからの移植ものだ!」
ミコ「3連続で移植ものに統一した感じですね」
カイコ「しかも全部、ナムコのゲームね~」
ミコ「前回と今回は、女の子が主人公のゲーム、という共通点もありますね。
さすが、チョコ姉様が趣味に走っているだけのことはあります」
チョコ「べつにそういうつもりじゃないけどな。
ああっ! それだったら、オレの担当も『ベラボーマン』じゃなくて、
『ワンダーモモ』にすべきだった気がする!」
カイコ「あ~、あれも女の子が主人公のゲームだものね~」
ミコ「まぁ、今さら言っても仕方がないですよ、チョコ姉様」
チョコ「そうだな。気を取り直して、ワルキューレの可愛さに萌えよう」
カイコ「目的が不純だわ~」
ミコ「チョコ姉様ですからね」
カイコ「そうね~、チョコだものね~」
チョコ「ごちゃごちゃ言ってないで、早くスタートしろっての!」
☆☆☆☆☆
ミコ「なんか、絵が綺麗ですね」
カイコ「ほのぼのした雰囲気っていうか、可愛らしいイメージよね~」
チョコ「まさにオレ好み!」
カイコ「はいはい。操作はⅠボタンでジャンプ、Ⅱボタンで剣を振るのね~」
ミコ「剣先から弾も飛んでいきますね」
チョコ「そういった意味では、前回の『奇々怪界』と近いゲームとも言えるかもだな」
ミコ「ジャンプできませんでしたけどね、小夜ちゃんは」
チョコ「ジャンプといえば、ジャンプしながら移動すると普通に歩くよりも速いらしい」
カイコ「へ~。でも、そこまで急いで進まなくてもいいわよね~?」
チョコ「いや、急いでくれないと、夕飯が遅れることになるだろ」
カイコ「それくらい、我慢すればいいだけでしょ~?」
ミコ「あまり遅くなると、カイコ姉様が楽をしようとして、店屋物を取る結果に……」
カイコ「それはそれでいいわね~」
チョコ「まぁ、べつに構わないけど、今月は節約するんじゃなかったっけ?」
カイコ「あっ、そうだったわ~。今月は食費が不足気味なのよね~。
しばらくのあいだ、おかゆが続いてもよければ、店屋物にしてもいいけど~」
チョコ「よくない! 早く進めるんだ、カイコ姉!」
カイコ「はいはい、わかったわよ~。さくさく進めるわね~。
敵を倒してお金をゲットしつつ、ジャンプジャンプジャンプ~!」
ミコ「水の上にハスの葉っぱが浮いてますね」
チョコ「ハスの葉を足場にして、ジャンプで渡っていくんだ!」
カイコ「ハスの葉っぱに着地すると、微妙に沈んでるのね~」
チョコ「うむ。このゲーム、細かい部分にまでこだわって作ってあるようだな!」
ミコ「あっ、カイコ姉様! 女の子が鬼に襲われてます!」
チョコ「ムチで叩かれてるな!」
カイコ「ほんとだわ~」
チョコ「と言いつつ、助けに行かない……?」
カイコ「ここで止まって見てたら、ずっと叩かれ続けるのかしら~」
ミコ「カイコ姉様……」
カイコ「泣いてるのに、かわいそうよね~。
このまま叩かれ続けたら、ぐったりしちゃったりとか、そういう展開は……」
ミコ「ないですから! 早く助けてください!」
カイコ「わかったわよ~」
チョコ「近づいたら、鬼が気づいたな。なんか喋ってるぞ!」
ミコ「あっ、女の子を蹴って、画面外まで飛ばしてしまいましたよ?」
カイコ「ひどいことするわね~」
チョコ「いや、カイコ姉も充分ひどかったと思うけどな」
カイコ「とにかく、鬼を退治するわ~!」
ミコ「鬼が分身しましたね」
カイコ「そうね~。って、あら? あっさり……」
チョコ「ま、単なる中ボスだからな!」
ミコ「女の子がいますね。わたしのおうちに来て、って言ってます」
チョコ「いきなり家にお呼ばれか!」
ミコ「なに喜んでるんですか、チョコ姉様」
カイコ「家に入ったら、女の子のお母さんが剣をくれたわ~」
ミコ「光の剣です。ショットもパワーアップです」
チョコ「できれば、娘さんが欲しかった!」
カイコ「チョコ……」
ミコ「どちらにしても、あの女の子だと幼すぎなのでは……」
チョコ「なんだよ! 早く先に進めって!」
カイコ「はいはい。別の家があるわね~」
ミコ「サンドラです! 分身の術をもらいました!」
チョコ「魔法は、攻撃ボタンを押しっぱなしにしているとフキダシが出るから、
そこで選択して離すと使える。真っ白のままだとキャンセルな」
カイコ「ふむふむ~」
チョコ「そして、魔法のフキダシが出ているあいだは、無敵状態になる!」
カイコ「えっ!?」
ミコ「そういうシステムになっているんですね」
チョコ「右側に表示されてる水色の玉の分だけ、魔法が使えるんだ。
魔法の種類によっては、2つ分以上消費するのもあるけどな」
カイコ「マジックポイントってわけね~。試しに使ってみましょう」
ミコ「分身!」
カイコ「…………」
チョコ「確かに分身したけど……」
ミコ「大きな弾を撃って終わりでしたね」
カイコ「う~ん、なんか微妙な気がする~。
グラディウスのオプションみたいなのを想像してたのに~」
☆☆☆☆☆
チョコ「ま、腐ってないで、先に進めろ!」
カイコ「べつに腐ってないわよ~」
チョコ「カイコ姉の中身が腐って……いや、なんでもない」
カイコ「言ってるようなもんじゃない。ま、いいけどね~」
ミコ「夕飯で仕返しが来そうですね」
チョコ「またそのパターンかよ!」
カイコ「ふんふんふ~ん♪ あっ!」
ミコ「岩に潰されました!」
チョコ「かっかっか! 調子に乗ってるから、そうなるんだ!」
カイコ「すごくムカつくけど、それはいいとして、岩に潰されると、
ワルキューレがほんとに潰れたグラフィックに変わるのね~」
ミコ「芸が細かいです」
(その後、浮島地帯を抜け、ボスへ)
カイコ「あら、ドラゴンね~」
チョコ「ツインギラスっていうらしい。頭が2つあるドラゴンだな!」
ミコ「左の首は伸びてきて頭突き攻撃、右の首は雷を飛ばしてきます」
カイコ「ああっ、雷に打たれちゃった~」
ミコ「ビリビリビリ」
チョコ「しっかり、痺れるグラフィックもあるんだな!」
カイコ「漫画みたいな痺れ方ね~」
ミコ「骨の感じからすると、ワルキューレ、凄まじい格好をしてそうですが……」
チョコ「おっ、倒したみたいだな」
ミコ「ビジュアルシーンですね。ストーリーが進行していきます」
カイコ「黄金の種を取り返したから、今度はそれを北の泉まで持っていくのね~」
チョコ「どうでもいいけど、絵の中にサンドラがいたが、あいつ、ついてきてたのか?」
ミコ「家の中にいただけでしたよね?」
カイコ「隠れて追いかけてきてたのかしらね~?」
チョコ「サンドラ、ストーカー疑惑!」
ミコ「いや、悪者に仕立て上げようとしないでください。サンドラは味方です」
☆☆☆☆☆
チョコ「さて、ステージ2だな!」
ミコ「いきなり分かれ道ですね。看板が立ってます」
カイコ「え~っと……左が険しい道、右が近い道だって~。
とりあえず、家があるから入ってみるわね~」
チョコ「店だな。なんか適当に武器でも買っておくのがいいか」
カイコ「そうね~。ぽちっと」
ミコ「店の人が、右の道はお宝ザクザクと教えてくれましたね」
チョコ「ふ~む。右に行かせたいニオイがプンプンするな」
カイコ「なんだか怪しいわね~。罠っぽい気がするし、左に進んでおくわ~」
(崖地帯をジャンプで渡っていくと……)
ミコ「あっ、龍が出てきました!」
カイコ「こっちが罠だったのかしら……」
チョコ「いや、そんなことはないと思うけどな。こいつは楽勝みたいだし」
カイコ「あら、ほんと。どこに攻撃を当ててもOKなのね~」
ミコ「簡単に撃破しました!」
チョコ「さすが、ドラまたカイコ姉!」
カイコ「なによその、スレ○ヤーズみたいなふたつ名は……」
チョコ「ドラゴンをまたたく間に倒す、って意味だ!」
ミコ「大した捻りもありませんでしたね」
カイコ「ま、いいわ。先に進むわね~」
ミコ「あっ、男の子が倒れてますよ!」
チョコ「男かよ。捨ておけ、そんなの」
カイコ「チョコ……」
ミコ「ひどいです……」
チョコ「うるさい! 男は強くあらねばならないんだ!
他人に頼らず、自力でどうにかしてこそ、男ってもんだろ!」
カイコ「本音は~?」
チョコ「男なんて助けてもつまらない」
ミコ「ダメダメです、この人……」
チョコ「冗談だっての。ほら、話しかけてやれよ」
カイコ「この上に泉が……お水をちょうだい、だって~」
ミコ「喉が渇いて死にそうなんですね」
チョコ「だったら、お願いします、と頭を地面にこすりつけなきゃダメだろ!」
カイコ「いや、そこまでしなくても~。とにかく、泉に向かうわね~」
ミコ「動く足場に乗ったら、すぐでしたね」
チョコ「だが、変なばーさんがいる! 敵か!?」
カイコ「勝手に敵にしちゃダメよ~。あら、ここになにをしに来たのか、ですって」
ミコ「新しい魔法を探してるとか、泉にお金を落としたとか、選択肢がありますね」
チョコ「やっぱ金だろ!」
カイコ「正直に、少年のために水を汲みに来た、でしょ~?」
ミコ「正解ですね」
カイコ「サイクロンの魔法をもらったわ~」
チョコ「ちっ」
カイコ「まったく、チョコは……。それで、泉の水はもらったのかしらね~?
戻って男の子に……って、あら~?」
ミコ「男の子、いなくなってますね」
チョコ「ほらみろ! あのばーさんとグルだったんだよ!」
カイコ「グルって……。悪者じゃないでしょうに」
(その後、2匹目の龍を倒し、中ボスの蟻地獄。
ここで光の剣を使いきり、誘導弾に変わったため、簡単に倒すことに成功)
ミコ「武器の切り替えはできないですが、1つ使いきったら別のに変わるんですね」
チョコ「持ってる武器によっては、ボス戦とか、難易度が大きく変わりそうだな!」
カイコ「なにも考えずに、取ったり買ったりしてたけど、それじゃダメなのかしら~」
チョコ「ま、いいんじゃないか? 行き当たりばったりのほうが、オレたちらしいし!」
ミコ「それもそうですね」
カイコ「こんな感じでいいのかしら……」
ミコ「ところで、この先の動く床地帯を抜けるとボスなんですが、3ヶ所あります」
チョコ「ほう」
ミコ「敵は同じですが、一番右に行くと、4方向ショットを落とすらしいですよ」
チョコ「だったらそっちだな!」
カイコ「ただ、この動く床、結構難しいわよ~?」
ミコ「ジャンプ中に方向転換もできますので、それを上手く使って渡ってください」
カイコ「あら、ほんと~」
(というわけで、ボスのトレントまで到達)
ミコ「ミニトレントを飛ばしてきますので、近づいて撃つべし撃つべし撃つべし!」
チョコ「おっ、倒した!」
カイコ「意外とあっさりだったわね~」
☆☆☆☆☆
チョコ「ステージ3は、地下の抜け道か」
ミコ「ここはアイテムがいろいろあるみたいなので、ナビしますね」
カイコ「お願いね、ミコ~」
ミコ「まずはまっすぐ進んで、壁を2つほど壊した先で、永遠の剣がもらえます」
カイコ「おばさんから剣をゲット~」
チョコ「このおばちゃん、こんな溶岩が流れてる中で、なにしてるんだか……」
ミコ「戻って今度は右に進んだ先で、上の壁を壊すと老人がいます」
チョコ「じーさんまで、こんな場所で……」
ミコ「まぁまぁ、そう言わないでください」
カイコ「おじいさんからBIGの魔法をもらったわ~」
ミコ「さらに進むと、ピンクのサンドラがいます」
チョコ「サンドラがニューハーフに!?」
ミコ「違いますよ。サンドラの妻らしいです」
チョコ「結婚してやがったのかよ、サンドラ!」
カイコ「いいじゃないのよ。きっと幸せな家庭を築いているのよ~」
チョコ「サンドラのくせに……」
ミコ「いいから、先に進みますよ。そこから上に進んで、壁を壊します」
カイコ「あっ、なんか、紫色の服を着た人が敵に囲まれてるみたい~」
ミコ「コアクマンという名前のようです」
チョコ「敵っぽい名前だな!」
ミコ「いえいえ、味方ですよ。……たぶん」
カイコ「とにかく、助けたわよ~。赤い土をもらったわ~。……って」
チョコ「この喋り方! 女だったのかよ、コアクマン!」
ミコ「チョコ姉様の目の色が変わりました」
チョコ「うむ。女性ならば無条件で味方だ!」
カイコ「チョコが男性だったら、女性にコロッと騙されちゃいそうね……」
ミコ「一応仮にも女性でよかったですね、チョコ姉様」
チョコ「一応仮にもって、なんだよ……」
カイコ「まぁまぁ。先に進むわね~。店があるわ~」
ミコ「なにか買えば、ヒントがもらえます」
カイコ「ふむふむ。青い土は壁の中にあるのね~。左の道の突き当たりだって~」
ミコ「行きましょう」
カイコ「もちろんよ~。……はい、青い土ゲット~」
ミコ「少し戻ったら今度は上に行って、突き当たりの壁を壊してください」
カイコ「はいはい~。今度はおばあさんね~」
チョコ「頭が爆発してるみたいだな、このばーさん!」
ミコ「このおばあさんが、赤い土と青い土から紫の薬を作ってくれます。
あとは左に進んでいけば、ボスですよ」
カイコ「ふふっ。ミコ、丁寧なナビ、ありがとう~」
チョコ「ナビが必要なほど難解なわけではなかったような気もするけどな」
(そしてボス、マグマドクサス出現)
カイコ「溶岩の中に足場があって、上にいるボスを撃つ感じなのね~」
ミコ「ここでBIGの魔法です」
チョコ「おお~! ワルキューレがでっかくなった! 萌え~!」
カイコ「萌えなんだ……」
ミコ「巨大化すると、ジャンプでダメージを与えられます。時間制限がありますけどね」
カイコ「あら、これはなんか、楽しいわね~♪」
チョコ「カイコ姉の体重アタックってことだな!」
カイコ「私はこんな、地響きを立てるような重さなんてないわよ~!」
チョコ「だが、おなかのぜい肉は……」
カイコ「……ノーコメントで……」
ミコ「まぁ、BIGの魔法だけでは倒せなかったみたいなので、あとは正攻法で」
カイコ「えいえいえいっ! やった、倒したわ~」
ミコ「おめでとうございます」
チョコ「だがBIGの魔法の副作用により、1キロほど体重が増えるカイコ姉であった」
カイコ「そんな副作用、嫌ぁ~~~!」
☆☆☆☆☆
(ステージ4では、城へと向かうことに)
ミコ「ここはスプーンがあります。スプーンに乗ってジャンプしてください」
チョコ「おおっ、巨大化! 1キロ増えたか!」
カイコ「BIGの魔法じゃないから~。って、魔法でも増えないけど~」
ミコ「ジャンプして別の場所へ飛んだだけですよ」
チョコ「ワルキューレがスプーンおばさんになった瞬間であった」
カイコ「違うし、せめてスプーンお姉さんにしておいて~」
(ボス、エレキマンをさくっと倒し、光の精を助ける)
カイコ「助けた瞬間に出た星みたいな絵は可愛かったけど……」
チョコ「ビジュアルシーンの光の精は、ちょっと怖いな……」
ミコ「気にしてはいけません。次は水の精を助けるため、氷の迷宮へGOです!」
(ステージ5、氷の迷宮に入って少し進むと……)
チョコ「変な奴キター!」
カイコ「え~っと、『オレの姿を見ると、魔法を忘れちゃう』……?」
ミコ「魔法が使えなくなってるんですよ。剣のショットは出るので、問題ありませんが」
チョコ「おっ、今度は氷の壁が迫ってきてるぞ!」
ミコ「壁は傷のついているところを撃てば崩せます」
カイコ「あら、壁を崩したら、見覚えのある紫色が~」
チョコ「お~、コアクマン、来てくれたか!」
ミコ「すぐにどこかに行ってしまいましたけどね」
カイコ「きっと、チョコが怖くて逃げたのよ~」
ミコ「あ~、そうかもしれませんね」
チョコ「んなわけあるか!」
カイコ「ま、進むわよ~。あら、これって……」
チョコ「魔法を使えなくした、変な奴じゃないか!」
ミコ「さっきのオレは何色だったか? と訊いてきてますね」
チョコ「何色だっけ?」
カイコ「さぁ~?」
ミコ「適当でいいのでは」
カイコ「ナビはしてくれないの~?」
ミコ「ここはあえて、心を鬼にしておきます」
カイコ「む~……。だったら、当てずっぽうで……青!」
チョコ「おっ、正解だ! 魔法を返してもらったみたいだな!」
ミコ「ちっ……」
カイコ「ちょっと、ナビのミコがブラックにならないでよ~」
(そんなこんなで、ボスのビッグバード)
カイコ「店で、ビッグバードは高い所から竜巻の術、って言ってたわよね~」
ミコ「ところが、BIGの魔法のほうが効果的だったりします」
カイコ「ええ~~~っ!?」
チョコ「他人を信じてばかりではいけない、という教訓なんだな!」
ミコ「そんなわけないと思いますが」
カイコ「でも、ほんとにBIGの魔法で楽勝だったわ~」
チョコ「こうしてカイコ姉は人間不信になっていくのだった」
カイコ「おかしなモノローグを入れないで~。
それに、もしそうなったら、それはチョコとミコのせいだし~」
ミコ「ミコまで同類扱いですか……」
チョコ「たまにブラックになるからな!」
ミコ「いつもブラックなチョコ姉様と同じというのは、納得がいきません」
☆☆☆☆☆
(北の泉はベールで覆い隠されたらしい。とりあえず、最果ての村を目指すが)
カイコ「あら~? なんか敵が……」
ミコ「強制的に、呪いをかけられてしまいましたね。
ワルキューレの姿が水色一色になってます」
カイコ「魔法が使えないみたい~」
チョコ「またかよ!」
ミコ「それだけじゃありません。今度は攻撃力も大幅に低下しています」
カイコ「この状態で進まないといけないのね~」
ミコ「そしてスクロールが止まって、ミミズ地帯に突入です」
カイコ「きゃ~っ! ミミズとか、ぬめぬめしたのって、私苦手なのに~!」
チョコ「カイコ姉だってぬめぬめしてるくせに」
カイコ「してないわよ~!」
ミコ「シンクの排水溝のぬめり取りなんかもする、働き者の証、と言いたいんですよ」
カイコ「あら、やっぱりミコは私の味方ね~♪」
ミコ「あっ、近寄らないでください、ぬめぬめが感染ります」
カイコ「ミコ、ひどい~……」
ミコ「冗談ですよ」
チョコ「そんなことより、早くミミズを倒せよ!」
カイコ「うう~~。……あら? スクロールするようになってる~」
ミコ「少し逃げていれば、脱出できるみたいですね」
カイコ「ふぅ~、よかった~」
チョコ「ま、攻撃力が低下していても、普通に敵は倒せるんだけどな」
ミコ「通常時の倍くらい、攻撃しなくてはいけませんけどね」
カイコ「あ、また看板があるわ~。左が遠い道で、右が近い道だって~」
チョコ「ここも店があるな!」
ミコ「入ってみましょう」
カイコ「お金が足りなくて、武器は買えないわね~」
ミコ「ですが、情報はくれましたよ」
チョコ「左の泉には呪いを解く力がある、と」
カイコ「ちょうどいいところに~!」
チョコ「できすぎだろ! 罠じゃないのか!?」
ミコ「そうかもしれませんね。カイコ姉様、どうします?」
カイコ「入ってみましょう。ここって寒そうだし~」
ミコ「いえ、温泉ではないと思いますが。湯気も出ていませんし」
チョコ「凍死するかもしれないな!」
カイコ「う……でも入っちゃえ! えい~!」
ミコ「あっ、もとの色に戻りましたよ」
カイコ「ちゃんと呪いが解けたのね~。信じる者は救われるのよ~」
チョコ「ちっ」
カイコ「チョコってどうしてこう、敵対的なのかしら~。
……あら? なんか、嫌な感じの場所に……」
ミコ「ミミズ地帯再び、ですね!」
カイコ「今度は、女の子が泣いてるわね~」
チョコ「女の子は助けないと!」
カイコ「はいはい。攻撃力も戻ったし、ミミズだって怖くないわ~」
チョコ「もともと同類のくせに」
カイコ「なにか言った~?」
チョコ「いや、なにも」
ミコ「女の子を助けたら、鎧のかけらをくれましたね」
チョコ「ミミズが全滅した瞬間に泣き止んだな! この子、切り替え早すぎだ!」
カイコ「まぁまぁ。それで、サンドラじいちゃんを訪ねてね、だって~」
チョコ「サンドラ……女装を経て、ついにじーさんになったか……」
カイコ「サンドラが歳を取ったわけじゃないから~」
ミコ「女装だってしてませんけどね」
☆☆☆☆☆
(続いて、墓場地帯へ)
カイコ「うっ……。なんか、薄気味悪いところね~」
チョコ「BGMも変わったな!」
カイコ「家に入ったら、サンドラのおじいさんがいたわ~」
チョコ「サンドラ……こんな年老いた姿になって……!」
ミコ「違いますって。鎧職人のところへ行け、ってことみたいですね」
カイコ「鎧職人の家で、光の鎧を作ってもらったわ~」
チョコ「おっ、また衣装の色が変わったな!」
ミコ「色違いのパターンも多いですね」
カイコ「あっ、今度は家の中にブタが~」
チョコ「なぜ、ブタ!」
ミコ「ランダから、こしょうを預かってこなかったかい? と言ってますね」
カイコ「……持ってないみたいね~」
ミコ「魔法のこしょうがあったら、ここでカメレオンの魔法がもらえるんですけどね」
チョコ「お? なんか、変な場所に出たぞ?」
カイコ「氷の通路、って感じかしら~。あら、奥に象みたいなのが~」
チョコ「ボスか!?」
ミコ「いえ。選択肢です」
カイコ「体力の試練、知力の試練、なにもしたくない、の3つね~」
チョコ「ここは、なにもしたくない、だろ! 自堕落最高!」
カイコ「それは罠じゃないかしら~。そうね~、体力がいいかしらね~?」
チョコ「知力には自信がないんだな! さすが、豪腕のカイコ姉!」
カイコ「変な呼び名をつけないでってば~!」
(というわけで、体力の試練開始)
ミコ「敵が編隊を組んで飛んできますね」
カイコ「これを次々と撃ち落していけばいいのね~」
チョコ「なんというか……インベーダーゲームのボーナスステージか……?」
ミコ「そんな感じですね。ナムコですから、ギャラガ風、と言うべきでしょうか」
カイコ「あっ、クリアしたみたい~」
チョコ「サンドラが出てきたな!」
ミコ「僕はこれ以上一緒に行けない、だそうです」
チョコ「今までどこにいたんだよ。やっぱ、ストーカーだな!」
カイコ「違うってば~。味方を犯罪者にしないで~」
☆☆☆☆☆
(そしてラストステージ。ワルキューレは地球の内部へ吸い込まれる)
チョコ「地球の内部って……」
ミコ「ほんとに中心付近だったら、どう考えても溶けますよね」
チョコ「さらばワルキューレ!」
カイコ「勝手に殺さないで~!」
ミコ「地球、腐りかけらしいですよ」
チョコ「環境問題を風刺してるんだな」
カイコ「とにかく、行くしかないわ~!」
(途中、なぜか水の中から出現する蟻地獄を倒したりしつつ、先へ)
ミコ「あっ、ボスです」
カイコ「色違いのワルキューレが出てきたわよ~?」
チョコ「それがブラックワルキューレだ!」
ミコ「結構、赤い部分も多いですけどね、デザイン的に」
カイコ「チョコみたいに、おなかの中が真っ黒なのかしら~」
チョコ「おいっ! オレじゃなくて、ミコだろ!」
ミコ「ミコは真っ白ですよ」
カイコ「まだカムーズとも戦うはずだし、魔法は温存かしらね~」
ミコ「それがいいですね」
(誘導弾を使って、ブラックワルキューレを撃破)
チョコ「ついに出てきたな、カムーズ!」
カイコ「ラスボスね~」
ミコ「ちなみに、ラスボスなので途中で変身します」
チョコ「お約束だな!」
カイコ「だったら最初は、魔法を温存しておくべきね~」
チョコ「胴体部分が弱点みたいだが、腕が邪魔だな!」
ミコ「そうですね。上手く誘導して、上下から撃つのがいいでしょうか。
貫通する武器だったら、横からの攻撃でもOKみたいですが」
カイコ「地道に攻撃していくしかないのね~」
ミコ「あっ、倒しましたよ」
チョコ「さあ、お待ちかねの変身だ!」
カイコ「べつに待ってないけどね~。魔法も温存しておいたし、いざ、BIG~!」
チョコ「カイコ姉の体重がどんどん重くなっていく!」
カイコ「余計な茶々は入れないで~」
ミコ「BIGの魔法を使って、逃げ回りながらジャンプでダメージを与え続ける……。
ボスの姿もほとんど見えず、とっても卑怯な感じです」
カイコ「勝てばいいのよ~!」
(で、BIGの魔法3回で、ラスボスを撃破)
チョコ「お~っ! 倒したことがよくわからなかった!」
ミコ「いきなり画面が切り替わった感じでしたね」
チョコ「画面外で、ボスがひとり寂しく倒れていた、ってことか」
カイコ「勝てばいいのよ~!」
ミコ「大事なことだから、2回言いましたか」
カイコ「これで地球ももとどおり、ハッピーエンドね~」
チョコ「それにしても、随分と時間がかかったな」
ミコ「そうですね。おなかペコペコです」
カイコ「ふふっ、夕飯はサラダだけよ~!」
チョコ・ミコ「えっ!?」
カイコ「だって、BIGの魔法の副作用で、体重が増えちゃったんでしょ~?
ダイエットしなきゃいけないわ~!」
ミコ「そんな~!」
チョコ「ダイエットなら、ひとりでやってくれ~!」
カイコ「なんて、ウソウソ! お米も炊いてあるし、そうね、お肉でも焼きましょうか」
ミコ「はぁ~、よかったです」
チョコ「ちょっと待て。その肉って、豚肉だろ? ……途中で出てきた、あのブタか!?」
カイコ「……ふふっ」
チョコ「ふふっ、じゃな~い!」
ミコ「だいたいあのブタの正体って、呪いで変身させられたおばあさんですよ!?」
カイコ「せめて、美味しくいただきましょうね~」
チョコ「ひぃ~!」
ミコ「カイコ姉様こそ、ブラックです~!」
☆☆☆☆☆
今回は「ワルキューレの伝説」か。
ファミコンで発売された「ワルキューレの冒険」の続編だが、RPGからアクション性の高いゲームに変わっていたな。
当時は女の子が主人公のゲームというのは少数派だったと思うのだが、俺の持っていたゲームにはそういったのが結構多かった気もする……。
なるほど、チョコの性格は、完全に私譲りということか。チョコ本人も女性のはずなんだがな。
☆☆☆☆☆
【ゲーム解説】
「ワルキューレの伝説」
対応ハード:PCエンジン 発売元:ナムコ 発売日:1990年8月9日
アーケードから移植のアクションアドベンチャーゲーム。アーケード版は1989年4月に稼動。
「ワルキューレの冒険」の続編となる作品。
主人公のワルキューレを操作し、剣による攻撃と魔法を使って進んでいく。
アーケード版では2人同時プレイが可能だったが、PCエンジン版では1人プレイ専用となっている。
また、ステージ構成などもアレンジされている。他にもいろいろと変わっているらしい。
なおPCエンジン版は、ステージクリア時にパスワードが出るので、メモしておけば途中から再開することも可能。