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第11話 スターソルジャー

ミコ「今日はミコの担当ですね。さあ、ゲームは何ですか?」


カイコ「あら、なんだかノリノリね~、ミコ。いいことでもあったの~?」


チョコ「あれだろ? 給食でプリンが出たとか!」


ミコ「そんなお子様じゃありませんよ!」


カイコ「じゃあ、なにがあったの~?」


ミコ「給食でケーキが出たんです」


カイコ「似たようなもんじゃないの~」


チョコ「いや、待った、カイコ姉! 似たようなもんじゃない!

    給食にケーキ……だと!? 今の世はそんなにも贅沢になってしまったのか!」


カイコ「大げさよ、チョコ。だいたいケーキが出たこと、私の頃にもあったわよ~?」


チョコ「むっ、そうなのか?」


カイコ「同じ小学校だったんだから、チョコが通ってた頃だって、

    献立は似たような感じだったんじゃないかしら~」


ミコ「チョコ姉様、覚えてないんですか?」


チョコ「う~ん……。まったく記憶にない!」


カイコ「チョコ、食に対するこだわりはないの~?」


チョコ「ないな! 食えればいい!」


ミコ「清々しいほど(おとこ)らしい考え方ですね」


チョコ「だからこそ、カイコ姉の料理だって食えるんだ!」


カイコ「へぇ~? そうなんだぁ~? チョコ、夕飯いらないんだぁ~?」


チョコ「な……なぁ~んてな! 冗談に決まってるだろ!」


カイコ「まぁ、いいけど。それで、今日のゲームは、スターソルジャーにするわね~」


ミコ「わかりました。ハドソンのゲームですね」


カイコ「ゲームの全国大会で、スコアアタック用に使われたゲームみたいね~」


チョコ「そういえば、ハドソンって消滅するんだよな……」


ミコ「さようなら高橋名人。あなたのことは忘れません」


カイコ「吸収合併されるだけで、ブランド名としては残るらしいけどね~。

    それに、高橋名人はいなくならないわよ~」


チョコ「すでにハドソンを退社してるはずだしな!」



 ☆☆☆☆☆



ミコ「とりあえず、ゲームスタートです」


カイコ「さくさく進めましょう。

    シューティングが得意なミコなら、こういうのはお手の物でしょ~?」


ミコ「まぁ、そうですね。たぶん」


チョコ「しかしオレたちはまだ知らなかったのだ。このゲームの本当の恐ろしさを……」


カイコ「そんなありがちなモノローグなんて、つけなくていいわよ~。

    だいたいなによ、本当の恐ろしさって」


チョコ「きっとなにかあるに違いない!」


ミコ「単なる希望的観測ですか……」


カイコ「まぁまぁ。あっ、敵が出てきたわよ~」


ミコ「最初の敵なんて楽勝です」


チョコ「同じ敵が編隊を組んで出現してくるタイプなんだな」


カイコ「今度はZのマークの地上物が出たわ~」


チョコ「倒すとボーナス得点だな!」


ミコ「たった500点ですが……」


カイコ「ふふっ。それ、ゼグって名前らしいけど、同じステージに6個ずつあって、

    6個全部倒すと最後には8万点になるみたいよ~」


ミコ「桁違いですね!」


チョコ「他にも、ボーナス点とか隠れキャラとか、結構いろんな要素が盛りだくさん、

    って感じのようだな、このゲーム!」


ミコ「Pのマークは、パワーアップアイテムですかね」


カイコ「そうよ~。1つ目でスピードアップ、2つ目で3方向ショット、

    で、3つ目でバリアがついた上、5方向ショットになるわ~」


チョコ「バリアは敵の弾を5発防ぐみたいだな。ただ、敵の本体に当たると、

    バリアがあっても1発で死ぬから注意しろよ!」


ミコ「なるほど、わかりました。……って、なんですかこれ!?」


カイコ「あら、地形の裏側に入ったわね~。

    このゲーム、そういう場所がたくさんあるのよ~。

    無敵になるけど、こちらからも攻撃できなくなるの~」


ミコ「上手く使えば有効そうですけど、どこで裏側に潜り込むかわかりづらくて、

   困惑するだけって気がします……」


カイコ「そうね~。場所をしっかり覚えてあれば別なんでしょうけど」


チョコ「と言ってる間に、BGMが変わったな!」


カイコ「ラザロって敵が来る前触れよ~。合体前に倒すとボーナス点が入るの~。

    といっても1段階目の合体から2段階目の間に撃つ必要があるけど~」


ミコ「うあっ、顔ですよ顔!」


チョコ「顔だな」


カイコ「顔ね~」


ミコ「でも、さくっと合体前に倒しました」


カイコ「おめでと~! これで8万点ね~」


チョコ「次はなんだか、目玉みたいな地上物が2つ出てきたぞ!」


カイコ「ミコ、同時に倒してみて~」


ミコ「はい。5方向ショットですから、楽々ですね」


カイコ「おめでと~! これでまた8万点~!」


チョコ「8万点が好きだな、このゲーム!」


カイコ「そして、ボスさんの登場で~す!」


チョコ「名前はスターブレインっていうらしいな」


ミコ「真ん中が弱点っぽいですね。……おや、楽勝?」


カイコ「ええ。正直弱いわね~」


チョコ「もし時間内に倒せないと逃げられて、ステージの中盤まで戻されるけどな!」


ミコ「なるほど……。ですが、まずはステージ1クリアです!」


カイコ「残り15ステージ、頑張ってね~!」


チョコ「まだまだ先は長そうだな!」



 ☆☆☆☆☆



  (さくっとステージ2もクリアして、ステージ3へ)



ミコ「まさか2面のボスが1面とまったく同じだなんて……」


カイコ「先に言っちゃうと、3面のボスも同じよ~」


チョコ「ネタバレすんなよ……」


カイコ「さて……」



  (おもむろに2コンを手に持ち、マイクをオンにする。そして……)



カイコ「(マイクに向かって)わ~~~~~~~~~~~っ!」


チョコ「うおっ!? カイコ姉が壊れた!?」


カイコ「違うわよ! ミコ、一番右のガイコツの上の辺り、撃ちまくって~!

    (マイクに向かって)わ~~~~~~~~~~~っ!」


ミコ「は……はい……。あっ、なんか指みたいなのが出ました!」


カイコ「ふぅ……。今のが黄金の指ってアイテムで、押しっぱなしで連射になるの~」


ミコ「おおっ、ほんとです。これは楽でいいですね!」


カイコ「出現させるためには、2コンのマイクに音を入れながら撃つ必要があるのよ~」


ミコ「だから、わ~~~~って叫んでたんですね、カイコ姉様」


チョコ「壊れたわけじゃなかったんだな」


カイコ「そんないきなり壊れるわけないでしょ~?」


チョコ「だがしかし……」


カイコ「なによ~? 不満そうね、チョコ」


チョコ「2コンで叫ぶなら、カイコ姉は歌わないと!」


カイコ「言うと思ったわよ~! だからチョコには黙ってたの~!」


チョコ「ちっ! ちょっとは学習能力があったみたいだな、カイコ姉のくせに」


カイコ「チョコ、食事抜き」


チョコ「冗談ですってば、旦那~!」


カイコ「旦那ではないけど……」


ミコ「チョコ姉様は、学習能力ゼロですね」



 ☆☆☆☆☆



  (その後、ステージ3もクリア、ステージ4も終盤へ)



カイコ「では、お待ちかね。今までと違うボス、ビッグスターブレインの登場で~す!」


ミコ「おおっ!? でかいです!」


チョコ「でかすぎだろ……。画面の3分の2くらいあるんじゃないか?」


カイコ「当たり判定もあるからね~。4つの砲台と、中央のコアが弱点よ~」


ミコ「でかいので圧倒されますが……まぁ、大した敵でもないですね」


チョコ「つまらない奴だな。少しくらい苦戦してやれよ!」


ミコ「そんな接待みたいなこと、ミコはしません」


チョコ「まったく……。近頃の若いもんは、マナーがなってないな!」


カイコ「そういうチョコだって、私と対戦格闘ゲームしたとき、

    全然手加減なしで瞬殺してたじゃないのよ~。

    マナーがなってないっていうか、大人げないわよね~」


チョコ「いやいや、むしろあれはカイコ姉のためだゼ?

    素人が上手い人にいいようにもてあそばれた挙句に負けるなんて、

    二度と格ゲーなんてやるもんか~! って気になるだけじゃん!」


カイコ「それは……そうかもしれないけど~」


ミコ「相手が油断してるあいだに、勝ってしまえばいいだけですけどね」


チョコ「はははっ! トロいカイコ姉なんかに負けるはずないって!」


カイコ「むぅ~。でも事実だから反論できない……。

    仕方がないから、私は夕飯抜き作戦で対抗するしかないわね~」


チョコ「うわっ! それこそ大人げない!」



 ☆☆☆☆☆



  (順調に進み、ステージ6へ)



カイコ「この面には、隠れアイテムのレーザーがあるわ~」


ミコ「レーザー! 男のロマンですね!」


チョコ「お前は女だろうが!」


ミコ「いいじゃないですか。レーザー、カッコいいですよね。

   と、それはともかく……。

   カイコ姉様の解説が入ったということは、ちょっと特殊な出現方法なんですか?」


カイコ「あら、鋭いわね~。そうよ~」


ミコ「ということは……」



  (チョコがカイコに、2コンを差し出す)



チョコ「ほれ、歌え!」


カイコ「歌わないわよ~! それに、マイクを使うわけでもないわ!

    ここは、セレクトボタンを押しながら撃つのよ~」


ミコ「……そんなの、知らなきゃ絶対に無理な気がします」


カイコ「確かにそうね~。あっ、そこ! そこの右側の辺りにあるわ~!」


ミコ「セレクトを押しながら……よし、出ました!」


カイコ「おめでと~! これでセレクトボタンを押すたびに、普通のショットと

    レーザーが切り替わるようになるわ~!」


ミコ「おお~!」


カイコ「レーザーは真っ直ぐ上に飛ぶだけだけど、通常弾16発分の強さなのよ~!」


ミコ「おおお~~! さすがレーザーです!」


チョコ「ちなみにセレクトボタンを連打すると、ちょっと面白い感じに」


ミコ「お~! レーザーか通常弾か、ファミコンが迷って困ってるみたいです!」


カイコ「その言い方だと、なんか意地悪してるみたいね~」



 ☆☆☆☆☆



  (その後も問題なく進み、ステージは13へ)



ミコ「うわっ、なんか、敵がすごく速くなったような……?」


カイコ「しかもここから、誘導弾まで飛んでくるようになるわ~」


ミコ「むむっ、これはなかなか、きついですね……!」


チョコ「とか言いながら、楽しそうだな、ミコ」


ミコ「そうですね。難しければ難しいほど燃える。シューターとはそういうものです!」


カイコ「ミコ、シューターだと自負してるのね~」


チョコ「でも、結構弾を食らっちゃってるよな」


ミコ「くっ……問題、ありません……!」


チョコ「なんて言ってるうちに、バリアが切れたぞ?」


ミコ「作戦どおりですよ! Pマークを取って、バリアの張替え完了です!」


カイコ「ふふっ、やるわね~。このゲーム、

    バリアは切れてからじゃないと張り替えられないのよね~」


ミコ「グラディウスシリーズなんかでも基本ですよ!」


カイコ「それじゃあ、またここで、私が解説を入れるわね~!」


チョコ「おっ、今度こそ歌うのか!?」


カイコ「歌わないわよ~! しつこいわね~、ほんと」


ミコ「それでカイコ姉様、解説というのは……?」


カイコ「あっ、そうそう。その左側の、え~っと、この辺り!」


ミコ「ちょっ!? カイコ姉、テレビ画面の前に出ないでくださいよ!」


カイコ「ごめんなさい。腕だけ伸ばして、指で示すわね~。ここを撃って~!」


ミコ「あっ、なんか変な顔みたいなのが出ました!」


カイコ「それが野沢プログラマーよ~!」


チョコ「プログラマーかい! プログラマーがアイテムになってるなんて、珍しいな!」


カイコ「これは出しただけじゃダメで、さらに撃って壊すの~!」


ミコ「壊しました! って……え~っと、これは……」


チョコ「200万点ボーナスだな!」


ミコ「さらに桁違いなのが来ましたね!」


チョコ「つまり、プログラマーをぶっ殺して金を奪ったってところか!」


カイコ「ちょ……っ!? そんな物騒な言い方しないの~」



 ☆☆☆☆☆



  (そんなこんなで、最終16ステージへと突入)



ミコ「最終面も、今までと大差ないですね。

   厳しいですが、ここまで来れたら問題ない感じです」


カイコ「ふふっ、だけど最後までそう言っていられるかしら~?」


チョコ「カイコ姉が悪女っぽい笑みを!」


ミコ「とんでもない拷問が待っていそうです!」


カイコ「ちょっと~!? 私ってどんなイメージなのよぉ~?」


チョコ「まぁ、ともかく。最終面のボスも、ビッグスターブレインだな!」


ミコ「でかいだけのボスなんて、楽勝……うっ!?」


チョコ「……死んだな」


カイコ「でかい上に誘導弾まで飛ばしてくる、とっても厄介なラスボスさんよ~!」


ミコ「くっ……復活とか、可能なのでしょうか、このゲーム」


チョコ「ま、やるしかないだろ!」


ミコ「ボスまでに、パワーアップが2つしか出ません!

   バリアなしじゃ、勝てる気がしませんよ……」


カイコ「と、絶望させておいて……」


チョコ「おや? 誘導弾、撃ってこなくなってないか?」


ミコ「……ほんとですね」


カイコ「ふふっ。フルパワーアップ状態じゃない場合、誘導弾は来ないみたいなの~」


チョコ「それなら楽勝じゃんか!」


ミコ「いえ、普通の弾とはいえ速いですし、結構大変ですよ、これ」


カイコ「と言いながら、上手く避けるわね~。さすが、ミコ!」


チョコ「おっ、倒したな!」


ミコ「はい、やりました!」


カイコ「おめでと~! エンディングよ~!」


チョコ「なんか、文字だけでシンプルなエンディングだな」


ミコ「そしてタイトル画面に戻りました。これで今日は終了ですね」


カイコ「ふふっ。ちょっと画面に注目してみて~?」


ミコ「えっ? なんですか? べつになにも……おや?」


チョコ「タイトル文字の背後にいる敵、ビッグスターブレインだと思うけど、

    なんだかすごく、グロテスクなデザインに変わってないか?」


ミコ「あっ! ほんとですね!」


カイコ「というわけで、クリアすると裏ステージが現れるのよ~!」


チョコ「うわぁ! なんてこったい!

    オレたちは本当に、このゲームの本当の恐ろしさを知らなかったってことか!」


ミコ「あの……もしかして裏ステージとやらもクリアしないとダメなんですか……?」


カイコ「ふふっ、そこまではいいわ~。もう時間的にも遅いしね~。

    ちなみに裏ステージは、1面から誘導弾が来るみたいよ~」


ミコ「地獄っぽいです!」


カイコ「裏ステージの地獄は回避させてあげるけど、別な地獄が待ってるわよ~?」


ミコ「えっ……?」


カイコ「今日の夕飯は、激辛カレーで~す!

    思う存分、地獄の辛さを味わってね~!」


チョコ「ちょっと待て! それはオレも巻き添えを食らってしまうんじゃ!?」


ミコ「チョコ姉様、死なばもろともです! 一緒に地獄に行きましょう!」


カイコ「もう、大げさね~。いいじゃないの。激辛、美味しいわよ~?」


チョコ「それはカイコ姉が鈍いか味覚がおかしいかのどっちかだ~!」



 ☆☆☆☆☆



今日はスターソルジャーで遊んだのか。

ファミコンのシューティングの中では、最高レベルと言っていいほど出来のいいゲームだった気がするな。

地形の裏側に入ってしまうのは、鬱陶しいだけだったようにも思うが。


いろいろな隠し要素が満載、というのも、他に類を見ない感じでよかった。

4万点ボーナスのミロンとまっとうくじら、3ステージ先に行けるワープ、1UPなかもあるんだったか。

全ステージをクリアすると行ける裏ステージは、確か隠しコマンドでいきなり行けるようにもなるんだったな。



しかし、激辛カレーとは……。


思えばあいつも、激辛が好きだったな。とすると、カイコのカレーは、あいつ直伝か。

あいつの手料理はよく食べていたが、カレーだけは辛すぎてギブアップしたっけ……。

もちろん残すなんてわけにはいかないから、水を加えるなどして辛さを和らげて食べた記憶がある。


カイコは完全に、あいつの血を引いているようだな。

いや、もちろんチョコやミコだって、俺とあいつの血をしっかり受け継いでいるのだが。



久しぶりに、あの激辛カレーを味わいたい。

そう願っても、もう叶うことはないのが、悲しいところだな……。



 ☆☆☆☆☆



【ゲーム解説】



「スターソルジャー」


対応ハード:ファミコン 発売元:ハドソン 発売日:1986年6月13日



前年にアーケードから移植され発売された「スターフォース」。その続編として制作された縦スクロールSTG。

もともとは「スーパースターフォース」というタイトルだったが、前作の移植元となる開発会社テクモで同名タイトルが開発されていたため、仕様も変更した上で改題して発売された、という経緯があったらしい。


1986年に行われた、ハドソン主催の第2回TDK全国ファミコンキャラバンというゲームイベントにて使用された。

その後、PCエンジンでソルジャーシリーズとして続編が作られることになる。

基本的にオーソドックスなシューティングゲームだが、全16ステージ中には様々な隠しアイテム、隠し要素などが盛り込まれている。


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