異世界転生猫勇者
その日ぼくが家に帰ると、妹の未優が大声で泣いていた。
未優の声はふだんからすっごくウルサイから、玄関ドアを開ける前からそのセミみたいな泣き声が聞こえてくる。
外は雪が降りそうなくらいに寒いのに、季節はずれの未優ゼミはビービーと本当にウルサイ。隣の隆ん家にまで聞こえちゃったらどうするんだよ。
「ただいまぁ。未優、また泣いてるの? 外まで丸聞こえで恥ずかしいんだけど!」
リビングに入ると、お母さんが未優を膝にのせて茶色いソファの真ん中に座っていた。ニトリで買った三人掛けの大きなソファで、一番右に寝転んでSwitchで遊ぶのがぼくの日課だ。
そのぼくの特等席にたたんだバスタオルが敷いてあって、その上で猫のタロが丸くなって寝ていた。まあ、ぼくの席ではあるんだけど、タロにだけはちょっとくらい貸してあげることにしている。
「未優、ほんとにウルサイから静かにしてよ。タロが嫌がるよ。てか、さむっ! なんでストーブ切ってんの?」
リビングはいつもならお母さんがストーブをつけて温めておいてくれてるのに、今日は外と変わらないくらいに寒い。
ぼくが部屋の真ん中にあるストーブのスイッチをつけようと手を伸ばすと、「海斗」とお母さんが顔をあげてこっちを見た。
……あれ? お母さんの目が真っ赤っかだ。
「海斗。あのね……」
ぽかんと見返したぼくに向かって、お母さんはかさかさの声で言った。
「あのね、タロ、死んじゃったの」
「えっ?」
「タロ、また血栓ができちゃったの。すぐ病院に連れていったんだけど……」
ぼくはランドセルをガチャガチャと揺らして、ソファの一番右で寝ているタロに駆け寄った。タロは目を閉じて丸くなっている。全然いつもとおんなじだ。
「タロ?」
タロの背中に触った。
最近はご飯をちょっとしか食べなくて痩せちゃったから、骨がゴリゴリしてる。
「タロ! タロ!」
強く揺すってもタロは動かない。
たとえ寝てても、名前を呼んだらうっとうしそうに尻尾を振ってくれるはずなのに。
タロの尻尾を握ってみた。
いつもやるみたいに、軽く握ったまま手を横にスライドさせて尻尾から抜くと、タロのふさふさの尻尾はポトンとバスタオルの上に落っこちた。
全然、力が入ってない……。
瞼を上に引っ張った。タロはちっとも嫌がらない。
ちょびっとだけ開いたガラス玉みたいな透明の目は、ぼくのことも、お母さんのことも、なんにも見ていなかった。
「海斗……」
ぼくはお母さんの声には返事をしないまま、その場に膝をついて、未優よりももっともっと大きな声で、家が壊れるくらいにぎゃーぎゃーと泣いた。
その日の夜は和室に布団を敷いて、布団と布団の間にタロを寝かせて家族みんなで一緒に寝た。お客さんが来たとき用の布団で、ちょっと変なニオイがする。
何度見てもタロは寝ているだけにしか見えないけど、和室に移動させるために抱っこしたときは、お昼とは違ってカチンコチンの石みたいに固かった。
リビングのストーブをつけてなかったのも、部屋をあったかくするとタロの体が悪くなっちゃうからだってお母さんは言う。
タロ、本当に死んじゃったんだ。
ぼくは布団の隙間から右手をだして、ちょっとボサボサしたタロの体をよしよししながら眠ることにした。ぎゅっと目をつむってるのに、閉じた瞼でも止められないくらい涙がいっぱい出てくる。
ほっぺも右手も冷たくて、それでもぼくはタロをずっとよしよしした。
◇
『タロ君のご逝去を悼み謹んでお悔やみ申し上げます。ご家族に愛されたタロ君は、幸せな猫生だったことと思います。心ばかりのお花ではございますが、お供え頂ければ幸いです。 青空動物病院 スタッフ一同』
ぼくは小さなメッセージカードをちょっとだけ読んで、花の鉢植えの中に戻した。知らない漢字がいっぱいでよくわかんなかった。
そのとなりにはお母さんが用意したタロの写真が飾ってある。
フォトフレームの中のタロは、窓辺のキャットタワーでブラインドの隙間から差し込む太陽を浴びて、のんびりくつろいでいる。100均で買った小さなお皿に、タロが大好きなおやつの「ちゅる~る」も入れてあげた。
その向こうに、白い袋の中に入ったタロの骨壺が置いてある。
ぼくはシールだらけのSwitchを持って、茶色いソファの一番右にばふっと寝転んだ。
電源ボタンを押すと前回遊んでた画面が立ち上がる。
交通事故にあって異世界転生した主人公が、仲間を集めるたびにどんどんスキルアップしていって、強敵を倒すっていうアクションゲームだ。
本当は『マインクラフト』のほうが好きなんだけど、この『転生勇者の成り上がり』が学校で超流行ってて、隆とどっちが早くスキルアップできるか競争してるから、やりこまないといけない。
ぼくの勇者はまだスキルレベル12だ。ここのところ遊べてなかったから、もっとスキルアップさせないと!
ポチポチとボタンを押しながらバトルしまくっていると、スキルレベル13になって、新しい仲間が登場するムービーがはじまった。
このゲームはスタートするときに、登場キャラクターに自分で名前が付けられた。
主人公の勇者はもちろん『カイト』。
ヒロインの黄色い髪の子は、ちょっと可愛いクラスメイトの『リカ』にした。他にも出てくる予定のキャラクターに『ミユ』とか『タカシ』とかいろんな知り合いの名前を適当に付けてある。
次に仲間になるのは誰だろ。ミユかな?
♪テテテテーンテーテーテッテレー♪
音楽と一緒に画面に登場したのは、猫型種族のキャラクターだった。
『おいらはタロ。この両手の鉤爪は鉄よりも硬く、ナイフよりも鋭いぜ! よろしくな!』
ぼくはSwitchの電源ボタンを押した。
ぷつりと映像が消えて、真っ黒の画面にくしゃくしゃなぼくの顔が映ってる。両目からは、あっという間にぽろぽろと涙がこぼれてきた。
「うっ、うぇぇ……」
Switchをソファの左側に放り投げて、ぼくはタロみたいに丸くなって泣いた。
――タロはぼくが産まれる前からうちにいて、ずーっと一緒だったのに。いつもソファの一番右を取り合ってたのに。タロに会いたいよ。帰ってきてほしい……。
いつの間にか眠っていたぼくは、リビングのドアが開く音で目が覚めた。
「あ、海斗、起きちゃった?」
「おかえり……未優は?」
「買い物の帰りに寝ちゃったの。部屋に置いてきたとこ」
「ふーん」
「宿題はもうしたの?」
「したよ」
お母さんはぼくのウソには気づかないまま、キッチンに行くと買ってきた食材を冷蔵庫につぎつぎと詰め込みだした。
こうやってお母さんが何かしてるときに話しかけると、機嫌が悪くなることをぼくは知ってる。
だから静かにしたままお母さんの首元を見た。オレンジ色のハイネックのセーターの上で、銀色のネックレスがぶらぶら揺れてる。
「ん、なに?」
ぼくのなめくじみたいな視線に気づいて、お母さんがこっちを見た。
「ううん、なんでもない」
「海斗もこれ、欲しいの?」
「ちがうよ」
銀色のネックレスを触りながら言うお母さんに、ぼくは首を振った。
あの中にはタロの尻尾の骨が入ってて、そういうのを遺骨ペンダントっていうらしい。
「タロが骨になって、バラバラであっちこっちに居るのが変な感じがするだけ」
「海斗……」
「タロは苦しまないで死んだのかな。死ぬって痛いんだよね? タロも痛かった?」
お母さんは手を止めると、リビングに来てソファの真ん中に座った。
「それは……タロにしかわからないよ。ねえ、タロがうちに来た時の話、したっけ?」
「たぶん聞いたよ。ぼくが産まれる前からいるんでしょ。あと、名前をタロイモからとったとか」
「ママね、パパと結婚する前からタロと一緒に暮らしてたんだよ」
「えっ、そうなの?」
「ペットショップで風邪ひいて顔中目ヤニと鼻水まみれになってるタロを見つけてね。どうしても気になっちゃって、うちに連れて帰ったの」
「そのあとにお父さんと結婚したの?」
「うん。新幹線にタロと一緒に乗ってパパのところまで引越してきたの。駅の人混みにタロが怯えちゃって、あんまり可哀想で途中でタクシーに切り替えたなー」
お母さんはタロの骨壺を眺めながら、
「タロの十歳の誕生日、お祝いしたばっかりだったのにね。猫又になるくらい長生きしてほしかったのに」
「ネコマタってなに?」
「ながーく生きた家猫は尻尾がふたつに分かれて、猫又っていう妖怪になるの」
「妖怪って、こわいじゃん!」
「あはは、そっか。でも……」
遺骨ペンダントを触りながら、お母さんはぽつりと言った。
「妖怪でもオバケでもいいから、タロにうちに居てほしいね」
そのお母さんの横顔がいままで見たことない顔をしてて、ぼくは見ちゃいけないものを見たような気分になった。だから顔を背けて「うん」って答えて、ダンゴムシみたいに俯いた。
◇
『海斗、スキルレベルいくつになった?』
ぼくが自分のベッドでぼーっと寝転んでいると、お母さんのお古のスマートフォンに、隆からLINEが飛んできた。
『13』
『は?おれ20だよ』
『いま忙しくてやってない』
『なんで?学校やすんでたから抜かされたとおもったのに』
『やってないよ』
『なんでやすんだの』
『タロがしんだから』
その後、隆からの返事にはちょっと間があった。
『病気よくなったんじゃないの?』
『ケッセンがまたつまって今度はとれなかったんだって』
『へー』
またちょっと間があって、
『だいじょうぶ?』
ぼくは『うん』ってタップしかけて、指を止めた。
大丈夫? ぜんぜん大丈夫じゃない。未優はまだ三歳だから今日新しく買ってもらったオモチャにもう夢中だけど、ぼくはちっとも大丈夫じゃなかった。
『ぜんぜんだめ』
それだけ入力して送信すると、ぼくはスマートフォンをベッドに放って立ち上がった。部屋を出てトイレに行こうとして、トイレのドアの小窓から光が漏れてることに気づいた。
なんだ、誰か入ってるじゃん。
自分の部屋に戻ろうとして、ぼくは耳に届いたかすかな声に足を止めた。
「うっ……ううっ……」
お母さんの声だった。トイレの中で泣いてる。
ぼくはどうしたらいいのかわからなくて、急いで自分の部屋に戻った。音を立てないようにそっとドアを閉める。
そのとき、自分が息を止めてたことに気づいた。慌てて深呼吸する。
ブブッと音がして、ベッドの上のスマートフォンが揺れた。
画面を見ると、隆からのLINEがいっぱい来ていた。
『だよね』
『なんかペットロスとかあるらしいよ』
『泣くのがいいんだって』
『話すのもいいって書いてある』
『あと思い出をかたちにするんだって』
『きいてる?』
『おーい』
ぼくは『きいてるよ』と送信して、その後ちょっと考えた。
ぼくが泣いてるなんて知ったら、きっと隆もどうしたらいいかわからなくなると思う。さっきのぼくみたいに。
なにか、なにか面白いことを言わないと……。
『思い出をかたちにってなにそれ』
『夏休みの宿題じゃん』
連続でふたつ送信して、ベッドに寝転がった。ドキドキする。隆、笑ってくれたかな。
すぐに返事は返ってきた。
『思い出を絵日記にかくとか?』
「絵日記? それじゃ、ますます宿題じゃんか」
ぼくは思わず声に出してプッと笑って、そしてふと思い出した。
そういえば今年の夏休みの絵日記ノート、お母さんが間違えてたくさん買ったんだっけ。Amazonで一冊だけ買ったつもりでいたのに、三冊セットを注文しちゃってたんだ。
机の一番大きい引き出しを開けると、くしゃくしゃのプリントとかノートの間から、ぴかぴか新品の日記帳をひっぱりだした。
「思い出を絵日記に……タロとの思い出を?」
ぼくは『マインクラフト』のクリーパー柄のクッションを敷いた椅子に座って、小さい引き出しの中から鉛筆を取り出した。なんかちびてて短いけど、まあいいか。
なにを書こうかと考えた。
タロとの思い出なら、日記なんかに書ききれないほどたくさんある。なにしろ産まれたときからずぅーっと一緒だったんだから。
布団の隙間から手を出してモグラタタキみたいにして遊んだこととか、玄関を開けた瞬間に逃げちゃったと思い込んで必死に探したのにソファの下からひょっこり現れたこととか、冬はストーブの前に陣取って意地でも動こうとしないからちょっとヒゲが焦げちゃったこととか……そんなひとつひとつを思い出すたび、ぼくは胸が苦しくて苦しくて、『転生勇者の成り上がり』にタロが登場したときみたいに、顔がくしゃくしゃになって涙がにじんできた。
「だめだ。思い出なんて書けないよ……」
鉛筆を置いて、椅子から立ち上がる。
そのとき床に転がってるSwitchを踏みそうになって、慌てて飛び越えた。遊ぶ気にならなくなったSwitchは、充電もされずにひとりぼっちで床に落っこちてる。
ぼくは突然思いついた。
『転生勇者の成り上がり』――主人公は交通事故に遭って死んだ後、異世界アストリアで勇者に転生するんだ。それで、仲間たちと出会ってスキルアップして、立ちふさがる強敵を倒していく……。
もしかして。
もしかして、タロも異世界転生していたら?
異世界アストリアで勇者に転生して、ものすごく大活躍していたとしたら?
そう考えた瞬間、頭の中にぶわぁっと強烈な風が吹いてきた。風はぼくの頭の中にあったもやもやしたものを次々と吹き飛ばしていって、その跡に新しい想像を落としていく。
ぼくは椅子に戻って、ちびた鉛筆をぎゅっと握りしめた。
日記帳の白いページに書きたいことが溢れて、ぼくの体と頭をつなぐ扉をノックするヒマもなく、内側からぼろぼろと零れ落ちそうだった。
◇
「お母さん!」
月曜日の朝、ぼくがパジャマのままキッチンに飛び込むと、お母さんはちょうど卵をみっつ割ってるところだった。
「あら、珍しく早起きね、海斗」
「面白いもの作ったよ。これ見て!」
「え? いまお弁当作ってるから、後にしてよ」
ぼくが両手で見せた緑色の日記帳を見もしないで、お母さんは卵をかちゃかちゃとかき混ぜだした。
「見てよ!」
「邪魔しないで。起きたなら歯磨きしてきなさい」
「…………」
これ以上しつこくするとお母さんはゼッタイ機嫌が悪くなる。ぼくが八年かけて積み上げてきたナニカが警告しているんだから、間違いない。
ぼくはダッシュで洗面所に行って、過去最高速度で歯磨きを終えた。ついでにオマケ程度に顔も洗っておく。前髪がちょっと濡れてればお母さんは満足するから、本当にきれいになったかどうかは重要じゃない。
ついでのついでにトイレで用も足して、手も洗わずにリビングに走ると、お母さんは卵焼きを焼き終えたところだった。
「え、もう終わったの? ちょっと早くない?」
「ん~~~」
ぼくが日記帳を握ったまま地団駄を踏んでいると、お母さんは「それ見せたくて早起きしたわけ?」と呆れ顔で手を拭いた。
カタツムリくらいの速度で歩いてくるお母さんに日記帳を渡すとき、その目の下にミノムシ色の濃いクマがあることに気づいた。首元では相変わらず遺骨ペンダントがぶらぶらしてる。
お母さんはソファの真ん中に、ぼくは右側に座った。
ドキドキしながら日記帳のページが開かれるのを見守る。
「…………」
あれ? どうしよう。お母さん、ぜんぜん笑わない。
ぼくは急に不安になってきた。
さっきまではジェットコースターがスタートする前のドキドキだったのに、いまは無理やりお化け屋敷に入れられた後のドキドキになってる……。
お母さんは日記帳を脇に置くと、立ち上がってリビングの隣にある和室に行ってしまった。
ぼくの心臓はまだお化け屋敷の中にいて、不安に押しつぶされそうだった。
「海斗、その日記持ってきて!」
「えっ」
「ほら、早く」
日記帳を片手にひょこひょこしながら和室に行くと、お母さんは押入れから出した箱を広げて座り込んでいた。
「これ、貸してあげる」
そう言って取り出したのは、めちゃくちゃ大きくて立派なケースに入った色鉛筆のセットだった。
「なにこれ!」
「100色入りの色鉛筆。ママの宝物」
「えっ、100色? ぼくには12色のしか買ってくれなかったじゃん!」
「子どもにはそれで十分でしょ」
「なんでいままで教えてくれなかったの!」
「だって教えたら使いたがるじゃない。そんであんた、失くすでしょ」
「…………」
ぼくがぐうの音も出なくて黙り込んでいると、
「海斗、それ、色塗ってみなさいよ。よく描けてるわ。色がついたら勇者タロももっと活き活きするんじゃない?」
お母さんは色鉛筆のセットを差し出しながら、ぼくが風邪をひいたときにしか見せないようなすごく優しい顔をして、にっこりと笑った。
◇
「その腰に巻いてるのは何なの?」
「七つ道具が入った袋だよ。冒険には準備がいるから、魔法のカギとか、透明マントとか、オヤツとか、いろいろ入ってんの」
「ふーん。そっちのおでこに傷があるやつはオス? メス?」
「オスだよ! ザックベインなんて名前のメス猫がいるわけないじゃん!」
「あら、いるかもしれないわよ。じゃあ登場するのはみんなオス猫なんだ」
「ヒロインは次に出てくるんだよ。いまはまだ港町についたばっかりで、ザックベインの縄張り争いのトラブルを解決したところなんだから」
「そういえばなんで港町なの?」
「魚がいっぱいあるじゃん。猫は魚が好きでしょ」
「タロはちゅる~るが好きだったわね」
「ちゅる~るは、町の地下の謎を解いた後に戦利品として手に入れるんだよ」
「地下にちゅる~るが眠ってるの? へ~」
「ねえ、描いたら見せにいくから、ちょっと黙っててよ」
「はいはい」
ぼくは毎日100色の色鉛筆をふんだんに使って、勇者タロの冒険に色をつけていった。この日記帳の中では、タロの活躍はずっとずっと続いていく。
遺骨ペンダントがお母さんの首から離れて、タロの骨壺の隣に置かれるようになったころ、ぼくの日記帳も最後のページまで描き終わった。
ぼくは裏が白いチラシを半分にカットして、日記帳の表紙にのりで貼りつけた。
そしてそのど真ん中に、7色の色鉛筆で、大きな文字をこう書いた。
『異世界転生猫勇者 第一巻』
Fin.




