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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

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明日死ぬかもしれないのに今日まで働く人向け

僕の異世界生活、チート能力で苦労ゼロ。感動ゼロ。読み応えゼロ。

作者: あなたの物語に知性を期待してた。
掲載日:2026/02/02

「お前が……伝説の勇者か?」

魔王が、禍々しいオーラを放ちながら問う。本来ならここでまともな読者はボルテージが最高潮に達するはずだ。だが、まともじゃない僕は鼻をほじりながら「全自動・因果抹殺ボタン」を押した。

言葉の途中で消滅し、背後の軍勢も、その拠点となる城も、ついでに魔王の野望という概念そのものが、文字削除のような手軽さでこの世から消えた。


「はい、お疲れ。世界平和達成」

僕は地面に転がる聖剣、ただの背中掻き棒。を放り投げ、あくびをした。

苦労? 知らない言葉だな。僕の辞書には『即効・快適・無意識』という単語しか載っていない。ブレインロットで侵された弊害だろう。


僕の仲間は全員、僕のチートで「不死身・超回復・絶対服従」に設定済みだ。彼らには感情の起伏すら許されない。僕を褒め称えるだけのbotのような存在、それが仲間だ。


「読み応え? 何だそれ。苦労して手に入れるから面白い? 冗談じゃない。

僕の物語にはページをめくる価値など1ミリも存在しない。

だって、次のページも、その次のページも、僕が寝転がって「あー、暇だな」と呟いているだけのただの静止画なんだから。

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