カラスの羽舞い落ちるとき、友情の木を枯らす。
国立魔法学院 第九魔術学習施設 シャコガイルへ受験を受けに来たダイヤモンドブリザード、ラキオレヴィオン、バウアー・ボウダンロウ、リズ・アルベール四名は無事一次試験を突破した。
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ダイヤモンドブリザードは水上第九院シャコガイルから逃げるとともに、冒険妖精ポレゴンに乗りながら、リズアルベールに言われた、もう一人のリズアルベールを探していた。
その森林の中で、ある緑色の湖にたどり着いたダイヤモンドブリザードは、童なのに帝というスーツを着た少年と出会った。ダイヤモンドブリザードはその少年と帝なのに童という人を探す旅に出ることにした。ダイヤモンドブリザードはその少年に対し、元々の目的であったリズ・アルベールに関する質問をした。
その質問をしたとたん二人の雰囲気が変わる。「ぱん」と童なのに帝が手をたたいたその瞬間二人は空にいた。そのときから空の青の中での戦いは始まった。
童なのに帝は、1億年と二千年生きた大精霊に対しての初手として自爆を選んだ、しかしその「自爆魔術 インビンシブルアビス」は完全には機能しなかった。
童なのに帝はなぜ、魔術が一時的に使えなくなるのかについての思考を始めた。童なのに帝は一つ作戦を立てた、その手始めとしてダイヤモンドブリザードの鼻先まで降り立つ。そして、キスをした。そのキスに動揺したダイヤモンドブリザードは動揺して、両の目を閉じる。その時唱えた童なのに帝の呪文が初めてダイヤモンドブリザードに炸裂した。結果から述べるとダイヤモンドブリザードが左の眼を開けたウィンクをすると、魔術が使えなくなる。
それをかわすため彼女の左側の視界から外れるという選択をとった、童なのに帝であったが自身の左目を無理やり抉り取るという方法で童なのに帝を強制的に視界の中に入れ、ダイヤモンドブリザードは魔術封殺呪文最終の刻を発動し童なのに帝から飛行魔術という翼をも無理やり抉り取った。童なのに帝は地球の重力という大魔術によって雲の下まで引きずり降ろされた。しかしそこに広がっていたのは絶望ではなく、チープな星星だった。そのチープなマバユキ星々をかける一つの光が獅子をかたどった巨大な弾丸となる、その弾丸に拾われる形で童なのに帝は命拾いをした。そこにいたのは、この学園の同じく特別特級魔術顧問である静謐の啓きカイバ真悠であった。カイバ真悠は今敗北したばかりの童なのに帝に対して、これからダイヤモンドブリザードと戦いに行くと豪語した。「魔術封殺呪文を破る作戦は何かあるのか?」と聞く童に対して
「マリオカートという言葉を知っているか?」と問うカイバ、意味も分からず余計な時間を使うなと注意する童なのに帝。
「いか墨は生命なのかを問う」カイバ真悠、また注意する童なのに帝。
カイバは次に結論を述べた
「彼女の魔術封殺呪文 最終の刻は魔術として物体と昇華したものなどを消すことが可能だが、生物として昇華してしまったもの、また生物を操作する魔術や魔道生命体などを消すことは出来ない」という結論を、、、、そこから魔族の帝である童なのに帝が導き出した結論は、自身の血を操作することでマリオカートのイカ墨の要領でダイヤモンドブリザードの視界をふさぐことだった。
「私の有効打になるほどの威力を出すには、物質操作系の魔法では威力不足かといって私を倒せるほどの魔道生命体を出すのは、今からやるのはどんな巧みな技術を持った匠でも不可能。ならばどうする?みせてみてください、いや見たい。これは嫌味ではない。」ダイヤモンドブリザードは近づいてくる血の海が津波のごとく自身に降り注ぐことをまったく気になどはしていなかった。
血血血血血血血血血血血血血血血血
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「熱いベーゼの後の、シャワータイムといったところですか。」ダイヤモンドブリザードは少し大人っぽい色気を意識して独りごちた。
血の海にさらされ視界が完全に奪われるダイヤモンドブリザード、このような状況ではダイヤモンドブリザードの左側にある魔術封殺呪文 最終の刻を発動している稲穂のような黄金色の左目を触媒とした魔法陣も機能しにくいだろう。だが数秒間の黒色の血なまぐさいシャワーの後一瞬にして視界が晴れたそこにいたのは、先ほど魔術を完全に封殺し飛行魔術や浮遊魔術すら使えないはずの翼を失った童なのに帝だった。
「何しに来たんですか?」ダイヤモンドブリザードは笑いながら優しい笑みで言った。
「情事の続きをしに来ました。しっかり最後までやらないと常時気になっちゃうタイプなんですよぼく。」そういった彼の周りにさっきの血の海纏われていくその血が少しずつ姿を変えていく。それは飛行魔術なんかよりもよっぽど翼と呼ぶにふさわしい形となっていた。
「やっぱりあなたは素敵ですね、まるで天使みたいだ」ダイヤモンドブリザードは何のためらいもなく自分自身が思っていたことを言った。
「天使ですよ、天国に連れて行ってあげますから」童なのに帝は大人だったら歯の浮くようなセリフを絵画に出てくる天使のような見た目で言った。ただし堕天使だろうな、と彼の黒い血でできたカラスのような暗黒の翼を見て、ダイヤモンドブリザードは心の中で言った。
「私は絶対に天国に行く自信があるんですよ、いっぱい悪い魔族を殺しました、いっぱいいーっぱいね!」あおるようにダイヤモンドブリザードは言った。
「それは、悪人という意味ですか?それともあなたにとって都合の悪いという意味ですか?」あおりに乗っかるように黒い翼をはばたかせながら童なのに帝は言った。
「それがどちらも同じだから、私は神託の勇者とも呼ばれているのだと思います。」ダイヤモンドブリザードはわくわくした視線を向けながら言った。
「じゃあこれは魔王からの挑戦状と受け取ってください、一回負けてますからこっちがリベンジャーでありチャレンジャーです、めちゃデンジャーですから、気を付けてくださいね」そういうと童なのに帝は黒色の血でできた翼をはばたかせ、血でてきた羽のようなものを弾丸がごとくダイヤモンドブリザードに向かって飛ばしてきた。それをかわすためダイヤモンドブリザードは今までぷかぷかと水に浮かぶように発動してきた、浮遊魔術を解除し飛行魔術へと切り替えた。それによって刹那のところで血の羽をかわす。
「いいですね、カラスというものは決して美しいとは言えないからもしれないけれど、カラスが舞い落す羽をよく見れば、黒曜のようにきらめいているものです。普段つんけんとしているヤンキーが不意に見せる動物への優しさのようなものがそこにはあります。」高速で燕のように雲の上の青を駆け巡りながらダイヤモンドブリザードは舌をかまないように気を付けながら早口でまくし立てる。
「僕は最初から優しい人間よりそういうギャップによって作られた計算的青春というのは美しいとは思わない、、、」少し悲しい顔をしながら黒色の羽を乱射しつつ童なのに帝は言った。
「それをあなたが言いますか?ギャップこそあなたでありあなたこそギャップそのものだと思います。それはもう高低差が付きすぎて耳がキーンとなるような感じで」少しシニカルにでもコミカルな部分も残したブラックのコーヒーに角砂糖を一つまみといった表情でダイヤモンドブリザードは言った。
「僕が言っているのはそういうことではないんです。カラスの羽が見せるために作られているわけがない。カラスの羽というものは最初からきれいで、美して、決して人間的ではない自然的なものだということですよ」少し熱を込めながら童なのに帝は言った。




