「まあ一回くらい死ぬかもしれない、けれど大切な友人とのデートですからそのくらいは通過儀礼かな、」
国立魔法学院 第九魔術学習施設 シャコガイルへ受験を受けに来たダイヤモンドブリザード、ラキオレヴィオン、バウアー・ボウダンロウ、リズ・アルベール四名は無事一次試験を突破した。
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ダイヤモンドブリザードは水上第九院シャコガイルから逃げるとともに、冒険妖精ポレゴンに乗りながら、リズアルベールに言われた、もう一人のリズアルベールを探していた。
その森林の中で、ある緑色の湖にたどり着いたダイヤモンドブリザードは、童なのに帝というスーツを着た少年と出会った。ダイヤモンドブリザードはその少年と帝なのに童という人を探す旅に出ることにした。ダイヤモンドブリザードはその少年に対し、元々の目的であったリズ・アルベールに関する質問をした。
「では、花屋という人物を聞いたことはありますか?」ダイヤモンドブリザードはゆったりと地雷原でも歩くみたいに聞いた。
「その人に関してはもっと知りません、」ダイヤモンドブリザードの牛歩のようなしゃべり方に対して、何泊かおいてでも少しわざとらしく、童なのに帝は答えた。
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「なんだ君もそのくだんの関係者なのですね、、、」あきらめたようにダイヤモンドブリザードは言った。
「知らないと言っているじゃないですか、その件とはどういう意味でしょう?」童なのに帝は優しい声色を崩さずに言った。
「私にもどんな事情が花屋ひいては、リズ・アルベールにあるのかはわかりません。でも、本当に何も知らない男の子なら花屋と聞いたら職業のことを思い浮かべるのが自然な流れだということくらいは知っています。あなたはどっちですか?」ダイヤモンドブリザードは淡い緑と白のコントラストが美しい移り行く風景にアクセントを与える疾風で新緑のぱっつんヘアーをなびかせながら、ダイヤモンドブリザードができる一番真剣な表情で聞いた。その場のコミカルな雰囲気は幾分かましになったのかもしれない。
「どっちとはどういう意味でしょう?」童なのに帝は、そのシリアスな表情をあざ笑うかのような子供らしい笑みを崩さず言った。
「そのままの意味です。きみはリズアルベールとリズ・アルベールどっちの味方何ですか?」ダイヤモンドブリザードは新緑の中に一筋の雫を飾り付けそうになるほど震えた声で言った。
「それは答えなければならない質問ですか?」童なのに帝は諦念を孕んだ表情で答えた。
「この世に強制すべきものなどありません、というか私は、強制というものが嫌いです、でもここであなたが私の質問に答えなければ一人の少女が啼いてしまう」
「そうですか、、、」その少年は年齢には不相応な大人びたトーンで、でも年齢通りの透き通った泉のような声で言った。
「私が啼いてもいいの!とか、言わしてくださいよ、私女の子ですから、」自分自身がかなり涙もろいことを一億年と二千年も生きているにもかかわらず今の今までダイヤモンドブリザードは知らなかった。否、それは違うなとダイヤモンドブリザードは自分自身で刹那の思考を否定する。
青春を感じる、いろいろな形の春を告げる青い風を受けて自分自身が変わっているのだということをダイヤモンドブリザードは認識した。
「女の子の涙は僕は嫌いです。まあでも男の涙よりかは見られたものですよ、女の子はよく泣くから。余白がいりません」馬鹿にしているわけではないのだろうが少し、微笑みながら童なのに帝は言った。言いながら少しだけスーツのネクタイと襟を正す。
「あなたとも分かり合えると私は信じています、jumpの青春漫画というのは、いつも最初は学校で喧嘩するところから始まるものです」ダイヤモンドブリザードは薄緑のぱっつん前髪をかき上げる、その緑色のとばりが上がった刹那から見えたものは、若草のような翡翠色と向日葵のような黄色の眼。「パン」と童なのに帝が手をたたく、その瞬間二人は、そりの上にはいなかった。
二人は空にいた、今日は曇りだ。だがその曇りの上の空ではいつだって晴れている。二人がいたのはそこだった。
「青いですね、空間転移系の魔法を使えるのですね、一億二千年と生きてきましたが、それを見たのは24回目です。」少し難しい映画の感想を言うみたいにダイヤモンドブリザードは言った。
「もしかして見飽きていますか?」デートの時に見た映画が退屈かどうかを聞くみたいに当たり前に言った。
「いえ、貝殻の大魔法使いが使ったものを除けば、300年ぶりです。たぶん、とてもめずらしい一日に二回以上見たことあったかな」好きなジャンルの映画だから気にしなくていいとでも言うみたいにダイヤモンドブリザードは言った。
「高度10000mからのパラシュートなしのダイビングあなたは死にますか?」今日のディナーはどうしようか?とでもいうみたいに童なのに帝は言った。こういう時、男というものは大抵自分が決めるということを童なのに帝は童なのに知っている。
「まあ一回くらい死ぬかもしれない、けれど大切な友人とのデートですからそのくらいは通過儀礼かな、」




