ザナク郎はどうなっても、バウアー・ボウダンロウと友達になりたい!
国立魔法学院 第九魔術学習施設 シャコガイルへ受験を受けに来たダイヤモンドブリザード、ラキオレヴィオン、バウアー・ボウダンロウ、リズ・アルベール四名は無事一次試験を突破した。
第二次試験である、「友情と青春の鬼ごっこ」が始まり、鬼である水上第九院シャコガイルの転移魔法 クラムノウレッジに怒りをあらわにする、ボウダンロウ・バウアー
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そこで一人の少年と出会う。
その少年は自身のことを 忘れ時の勇者またの名を 「〇〇〇〇〇」と魔王軍直下四天王 ザナークの息子、ザナク郎と名乗る。
その少年曰、少年とバウアーは今先ほど会ったばかりにもかかわらず、バウアーはその少年の存在を今しがた忘れ存在を忘却したそうだ。
そんな、ザナク郎とバウアーの元に第九魔術学習施設シャコガイル学長 最恐 水上第九院シャコガイルが現れる。
だがザナク郎によると最恐と呼ばれる魔法使いにもかかわらず、そのシャコガイルは、ザナク郎の母忘れ時の勇者から受け継いだ、固有魔術「〇〇〇〇〇〇」によってザナク郎を認識できていなかったこと、つまり魔力探知の能力が低すぎることからそのシャコガイルは分身魔術によって作られたコピーらしい。
その分身体である水上第九院シャコガイルをザナク郎一行はザナク郎の忘却の魔術「〇〇〇〇〇〇」によって、撃退した。
だがその代償としてバウアー・ボウダンロウはザナク郎についての一切の記憶を抹消された。
「ボう伽苦㋮拾つ 堕イに魔塑ウ 貂百の「〇〇〇〇〇〇」 解除」
その声を聴いた瞬間バウアーは言語を思い出した。次に自分が何者かを思い出した。そして試験会場で今何が行われているかを思い出した。目の前に一人人間がいる。
その人物は、白髪で片方の目つまり右目だけが赤い、黒い和風の羽織のようなものを着ており腰の右に自身の背丈より長い太刀を携えている、リズ・アルベールと同じくらいの年の少年が一人ぽつんとはかなげな顔でたたずんていた。彼は誰だろう?
「おいそこのおまえ、受験生か?名前はなんていうんだ?」
「はい、国立魔法学院 第九魔術学習施設 シャコガイルの受験生です。忘れ時の勇者またの名を 「〇〇〇〇〇」と魔王軍直下四天王 ザナークの息子ザナク郎と申すものです」なれたように満面の笑みで彼は言った。
バウアーは彼の声を聴いたとき、もしかしたらどこかで会ったことがあるような気もしていた。なんだか少し気持ちが温かくなる優しい声だと思った
「こんなんに巻き込まれて大変だよな、」
「そうですね、こんな困難もう二度と起きてほしくないなと心から思います。」諦念に満ちた低燃費な吐息をザナク郎は漏らした。
その時、ザナク郎は自分がさっき言ったことを考えていた。
「実はバウアーさんは自分が思っているよりも特別なんですよ!実際問題魔力を解放していない僕のことを正確に認識できたのは、僕のペットのラグナロク・ザ・クロック通称「時のインコ」とあなたそして、一次試験の時に受験者証を渡してきた黒髪ロングの女性とリズ・アルベールだけです。」
γ'"´`"''ヽ
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これには付け加えなければならないことがある。
魔力開放をした、ザナク郎を認識できていたのは今までだれ一人としていないということだ。
「おい、お前なんか悲しいことでもあったのか?」バウアーは、やはりザナク郎のことを忘却している。これがザナク郎にとっての一番の苦労であった。ザナク郎が戦おうとするたび正確には、魔力を解放するたびにザナク郎のことを正しく認識してくれていた人からも記憶が消えてしまう。
忘れてしまうだけならばよかった、何なら何もかも忘れてほしいとすらザナク郎は考えていた。
しかし、ザナク郎にとって一番悲しかったのはそんな人たちが、どこかザナク郎に対して最初にあった時よりも優しくなっていることだった。朝起きても見た夢が悪夢だったか、いい夢だったかはわかるみたいに、ザナク郎のことを認識してくれていた人たちはどこか肌感覚でザナク郎のことを覚えている、そして前あった時よりも優しくする。
その優しさがザナク郎の心に深く深く十字架を突き立てた。ザナク郎自身が魔力を発動しなければ今でも笑ってしゃべっていられたのではないか?もっと良いやり方があったのではないか?
この状況はごめんなさい、そんな簡単な言葉では片づけることは出来ない。かといってザナク郎のことを忘れていたことを指摘してまえば、その人たちは罪悪感におぼれて傷ついてしまうかもしれない。ザナク郎をその人たちの優しさが十字架に縛り付けていた。
⠀⠀⠀⠀⠀⠀⣶⣶⣶
⠀⠀⠀⠀⠀⠀⣿⣿⣿
⠀⠀⠀⠀⠀⠀⣿⣿⣿
⠀⠀⠀⠀⠀⠀⣿⣿⣿
⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⡇
⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⣿⡇
⠀⠀⠀⠀⠀⠀⣿⣿⣿
⠀⠀⠀⠀⠀⠀⣿⣿⣿
⠀⠀⠀⠀⠀⠀⣿⣿⣿
⠀⠀⠀⠀⠀⠀⣿⣿⣿
⠀⠀⠀⠀⠀⠀⣿⣿⣿
⠀⠀⠀⠀⠀⠀⣿⣿⣿
⠀⠀⠀⠀⠀⠀⣿⣿⣿
⠀⠀⠀⠀⠀⠀⣿⣿⣿
ザナク郎はバウアーの言葉に何も返せないでいた。そんなザナク郎を見かねたのか、バウアーは上にゆびをやりながら、
「おい、みろよ!あの雲おっぱいみたいじゃねえか、しかもただのおっぱいじゃねえぞ、Bカップだ。俺一番Bが好きなんだよ、なんかAだと小さすぎるしC以上だと、自分なんかでいいんですかっておっぱいめがけて叫びそうになっちまうだろ!だからよあの雲見て笑えよ、元気出せ!もしかしたらだけどよ前世とかで俺たち会ったことあるんじゃねえか?なんかお前とだったら仲良くなれる気がすんだ!おれ」明るい声で荒々しくでも、この世の中で一番優しい声でバウアー・ボウダンロウは言った。
そんな声を聴いたザナク郎の赤く光る、魔人族特有のルビーのような緋色の目からこぼれたものは一筋の雫だった。
そうか僕はずっとずっと一人ぼっちだったんだ。こんなに孤独だったんだなあ、とこの時初めてザナク郎は自身が孤独だったことを認識した。否、ザナク郎自身が今までずっと自身が孤独だったことを忘却していた。
「おい俺の話そんなに感動的だったか?笑わせるつもりだったんだけどな」照れながらバウアーは言った。




