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忘れ時の勇者またの名を 「〇〇〇〇〇」と魔王軍直下四天王 ザナークの息子ザナク郎と「〇達」になれそうだ。

 国立魔法学院 第九魔術学習施設 シャコガイルへ受験を受けに来たダイヤモンドブリザード、ラキオレヴィオン、バウアー・ボウダンロウ、リズ・アルベール四名は無事一次試験を突破した。


 第二次試験である、「友情と青春の鬼ごっこ」が始まり、いきなりの鬼である水上第九院シャコガイルの転移魔法 クラムノウレッジに怒りをあらわにする、ボウダンロウ・バウアー

         _

        /_`ヽ_     ,ヽ

     ,--"-λ  ━i~    / |

    /   \ヽニフヽ,   / /

    ヾ,--,___|__ソ,ノ   / /

    ,-|__/ヾ_ノ,ノ ,i  / /

    ヾ  \-, 「」)^<0ヽ/

      \_],)、 /ヽ,_ソ

      |i    ヽ  i

       \,--、,|  λ

       /ヾ-'^i-/丿

       ヽ,ー,/~フ'"

        1 | 'ヽ、

        ノ  ゝ--'

      (__/

 そこで一人の少年と出会う。


 その少年は自身のことを 忘れ時の勇者またの名を 「〇〇〇〇〇」と魔王軍直下四天王 ザナークの息子、ザナク郎と名乗る。

その少年曰、少年とバウアーは今先ほど会ったばかりにもかかわらず、その少年の存在を今しがた忘れ存在を忘却したそうだ。

「すいません説明不足で、僕から見るとあなたは話している途中にいきなり回りだして、大声で叫んでいる風に見えたんです。僕はあなたの推測通り半分魔族です。魔王軍直下四天王ザナークを父に持ち、忘れ時の勇者、またの名を「〇〇〇〇〇」の息子で名をザナク郎と申します。母である忘れ時の勇者、の固有魔術「〇〇〇〇〇〇」を引き継いでいるせいで僕は他人より存在感が薄いんです。

 

 この固有魔術に関しては僕もよくわかっていなくて、というか父さんの封印から放たれて、僕まだ2か月くらいしかたっていないんです。なので僕にもまだわからないことだらけで、、、」彼は、真っすぐにそのルビーのように赤い目をバウアーに向けて言った。


「話している途中で忘れるって、存在感が薄いなんてレベルじゃないだろ、とりあえずこれだけは確認させろおまえは敵じゃないんだな?」


「はい、敵ではありません」なんだか彼を形作る輪郭のようなものが彼の声を聴くたびにコーヒーにミルクを入れると味が曖昧になるみたいに、希薄になっていく感じがする。


「もう一つ確認させてくれ、お前の名前は何というんだ?すまねえまた忘れちまった。」これは、馬鹿どもの相手よりも大変そうだ。


「はい、僕の名前はザナク郎、母である忘れ時の勇者、の固有魔術「〇〇〇〇〇〇」を引き継いでいる、そのせいで常時この世のすべての生物いや、この世界から忘却状態にある。」彼は端的に地震の三度目の自己紹介をした。


「おい、こんな困難の中でよく生きていけたな、お前、」素直にボウダンロウ・バウアーは感心していた。


「そうですね、最初はいろんな人やもしくは動物から無視されるので、嫌われているのかと思ったんですが、僕自身のことを調べていくうちに僕の母が忘れ時の勇者またの名を「〇〇〇〇」ということが分かって、それで嫌われているというより、僕に対しての感情の機微がなくなっているんだということに気が付いたんです。」


「それって嫌われるよりつらくねえか?」純粋に自身より年下にもかかわらずそのような境遇に立たされている。ザナク郎の苦労が心配になった。

「はい。好きの反対は無関心という言葉の意味を真に理解できたのは、この境遇のおかげだと僕は思います」かわいい顔に似合わないニヒルな笑みを浮かべながら彼は言った。


 「でも、いいこともあっていいことというより気づけたことというほうが近いんですけれど、悲しみに明け暮れた僕はインコにずっとはなしかけていたんです。」うれしそうに彼は言った。

     γ'"´`"''ヽ

      /   ●  l

    /⌒)  Oo ミ

    ヽl'l  wwWW

      ノ     ヽ

     l  ,---  ヽ

     l  ヽ)ヽヽヾヽ

     ヽ   ヽヽヾヽヽ

      ヽ   ヽヾヽヽヽ

       ヽ   ヽヽヾヽヽ

        ヽ   ヽヽヽ 三三三三三∑

         丶、_ヽヾヽ

          (((( ))))

 

 「お、おう」少し話の角度が変わって動揺してしまった。

「そのインコ最初は僕の言葉をまったく返してくれなかったんですけれど、二週間くらい話しかけ続けたら、言葉を返してくれるようになったんです」

「なんて返したんだ?」率直な疑問を投げかけた。

「〇〇〇〇○○○○」といいました。


 「おう、そうか」だめだところどころ聞き取れねえ、知らねえ言語を話しているみたいだ。外国語のリスニング問題に似てる。肝心なことだけが頭から抜けていく。

「それで僕は気づいたんです。僕と何回も何回も接するうちに段々と僕に対しての記憶の定着がよくなることに気が付いたんです。僕は少しずつでも、僕のこと知ってくれるありがたみ、人と人いや、僕といろいろな生物たちとの繋がりの温かみに気付けるようになりました。」


 「リトリーバル・プラクティスっていうんだぜそういうの」

「そうなんですか!バウアーさんは物知りですね!」感心したようにザナク郎は言った。

「ま、まあな、てか俺おまえに俺の名前言ったっけ?」

「はい、最初にあった時に伺いました」なるほどな、こういうことか。


そんな話をしていると、バウアーたちの横の草むらが動いた。そこにあった木の裏に誰かがいることがシルエットからわかる。そのシルエットがだんだん一人の女性へと姿を変えていく。


 その女性は大きなオウギガイのような外側が白で内側が青いピクシーハットをつけ、白い貝殻のようなフリンジで飾り付けられた、光によって全反射し奇跡的な美しさとなる、きらめく溟海のような青い色のドレスを着ていた。つまり、そこにいたのはこの第二次試験「友情と青春の鬼ごっこ」唯一の鬼であり、国立魔法学院 第九魔術学習施設シャコガイル学長 最恐水上第九院シャコガイルであった。


 なんでこんな時に来るんだよ!運、悪すぎねえか畜生。





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