表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

18/34

「だから最初は友人というのはどうです?まずはそこからです。あなたはまだ子供だ。闇落ちだのなんだのとふてくされるにはまだ早い。ガキが舐めたこと言ってると,潰しますよ」

「すばらしいですねあなた、二人丸ごとエカルトルテにするつもりだったのですが、十数年ぶりですよ私の魔法で一発で死ななかったのは、今からでもそんな造花店を裏切りなさい!そうしたらハイパーつよつよ一年生としてうちで可愛がってあげましょう!」

「いいですねそれ!」僕はそういった瞬間水晶の祈り(クリスタルチェーン)を勢いよく出たそして、シャコガイルの目の前に立ち

「ずっとあなたのファンだったんです、これ告白です」片膝を立てながら本当に告白をするみたいに、右手に持った青い色のルリの花をシャコガイルに向けて差し出した。

「あら綺麗ね、その素敵な右手(かびん)ごともらおうかしら、」そういった瞬間シャコガイルが腕を軽く振り下ろす、次の時には、僕が魔族だと証明でもするように紫色の血しぶきが僕の右腕の付け根から噴き出した。シャコガイルの手刀によって勢いよく空に浮かんだ僕の右腕を、ピッチャーフライの要領でシャコガイルがキャッチした。その瞬間僕は詠唱を開始した。

「魔鏡反響 トリガー闇水混合属性 第二魔層 血痕のついた結婚指輪(ブラッディ嫌リング)発動」そういった瞬間ぼくの右腕から出血し、周囲に浮かんだ紫色の血がシャコガイルのキャッチした腕を取り囲むように、円形を成した。

魔鏡反響を簡単に言うならば、魔法陣が破壊もしくはブレイクされたとき用の事前に仕掛けておく保険のようなものだ。今回は右腕にあらかじめシャコガイルに破壊されるであろう魔法陣を仕込んでおいた形である。

対象の魔法陣が破壊されたときに超高速で展開される高等魔術。つまりシャコガイルですら反撃不可能な速度で、展開できる数少ない魔術である。だから僕はシャコガイル攻略用にこの魔術を選んだ。そして魔鏡反響にはもう一つ大きな利点がある。その魔法陣の破壊やブレイク以外に条件つまり制約をつければ、自身の普段の魔力では到底扱うことのできない魔術も使用できるという点だ。今回僕が制約としたのは右腕の破損いや、右腕の消失。魔族にならなければ確実にできなかったであろう大技だ。魔鏡反響の魔術的難易度もそうだが、右腕を失うのは怖い。痛いのだって、これからの右腕がない自分の未来を想像するのだってすごく怖いじゃないか。でも魔族なら右腕程度回復魔法を使えばすぐ生えてくる。闇落ちも案外悪くないな内心この時そう思っていた。

「なるほど、これは動けない。」シャコガイルは少し身をよじったが動けないようだ、僕の右腕を差し出してようやく、シャコガイルの動きを十数秒止めるだけというのは何とも応えるものがある。

「魔鏡反響をこの年で扱えるとはやはり、あなたはこの学び舎でハイパー激つよ一年生として、研鑽をつむべきです。私の動きを止められたのは、数百年ぶりかもしれません。あなた名前は何というのですか?」真面目な顔で彼女は言っていた。闇落ちをする前の僕だったら確実に水のように流され唯々諾々と承諾していたところだろう。だが少し遅い。もう何もかもが遅すぎたんだ。

「名はラキオ・レヴィオンと申します。残念ですがあなたの学び舎で過ごすことは出来ません。なんたって僕は闇の底の底まで落ちたしがない闇落ち野郎ですから」自嘲気味に彼女に片膝を立て先ほどと同じプロポーズをするような形で言った。

「私の生徒にならないのなら、敵ですね。」そりゃそうだろ同じ立場なら僕もそう思うはずだ。

「と教師になる前の私だったら言っていたでしょう、ですが教師になって私もだいぶ丸くなりました。だから最初は友人というのはどうです?何か嫌なことがあれば相談なさい、何かいいことがあれば一緒に喜びましょう。あなたはまだ子供だ。闇落ちだのなんだのとふてくされるにはまだ早い。ガキが舐めたこと言ってんじゃないですよ」優しい顔でシャコガイル先生は言った。

「何言っているんですか?僕が友人あり得ないでしょだって僕は魔族ですよ。」

「魔族とは友達になれない法律でもあるんですか?国会で青島幸男がそう宣言したんですか?そんな法ぶっ壊しなさい自分を縛り付けているものなんて全部壊しちまえよ、眼鏡君」シャコガイル先生は僕たちと戦っているときで一番の笑顔でそういった。するとここで煩わしい彼女の声が入ってきた。

「転移魔法の準備できたから戻ってきてーマジでナイスだったよ、本当にあの化け物足止めするとか君結構化け物なんだね!」明るい声でエリザベス・アルベールが言った。

「どうやらお別れのようです」僕とエリザベス・アルベールの下に魔法陣がひかれた。

「そうみたいね、私は若者を一人残らず愛しています、愛しているとはその人に幸せになってほしい、笑顔になってほしい、誰かを愛していてほしいということだと私は考えます、私は闇落ち眼鏡君のことも愛していますよ、せいぜい闇落ち頑張ってください」シャコガイルは血痕のついた結婚指輪(ブラッディ嫌リング)のついた手をゆったりと横に振った。何だ動けんのかよ、とことん甘いなこの人は僕は逆に笑顔になってしまった。最恐が聞いてあきれるよ全く。

「水属性 第七魔層 クラムノウレッジ発動 対象 闇落ち魔族二人組」エリザベスアルベールがそういった瞬間体が浮くような感覚とともに僕とエリザベス・アルベールがその場から線香花火みたいに消え転移が始まった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ