カイバ・真悠という男を私は友人と呼んでいいのだろうか?
「あの時に魔人としての私は死にました。どのような形であれ、こうやって伝説の氷の女王ダイヤモンドブリザードにまた会えた事に実は私すごく興奮しているんですよ。」彼は笑顔だった。つきものが取れたような笑顔で私にそう言った。
「これからはあなた様のことを高速にして光速ゆえに拘束不可能の神足 光の大魔神ヴァリ様と呼ばしていただきたい!なのです。」私は左の片膝をつきながら言った。
「それは光栄ですが、個人的にはもし次会うことがあるのなら先生と呼ばれたいですね、試験頑張ってください。それでは、」そういうとヴァリ様は私が入ってきたほうの扉から教室を出た。
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まさか本当に彼女が来ているとは思わなかった、ダイヤモンド・ブリザード私を600年前打倒した伝説の大精霊。今年の入学試験はとても興味深いことになりそうだ。そんなことを考えながら廊下を歩いていると、聞きなれた男性の割には少しハイトーンな声で話しかけられた。
「やあやあヴァリ君600年ぶりのダイヤモンド・ブリザードはどうだった?」
その男性は髪型は黒髪でフェザーマッシュ。顔は中性的で、服装は白いセーターにジーパン、首に砕けた星型の飾りというラフで普通な格好をしている。ただ一点を除いて。
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___/ .〉 血ゥr―ァ
\ 神? i ノ /
\ 殺す? .{  ̄
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最初見た場合は赤い模様かと思うのだろうが、それは違う。セーターにべっとりと血がついている。しかもすごくきれいな赤だ。服が今人を殺してきましたとでもアピールしているかのような鮮烈な赤だ。
「久しぶりですねカイバさん、相も変わらずやっぱり彼女は若かったですよ。」
「彼女は一億年と二千年前から生きているのにもかかわらず、若いという表現を君は使うんだね興味深いな」顎の下に手をやりながら、彼は言った。
「長生きをする生物というのはいつまでも若く見えるものです。それが女性ならなおさら、」
「そういうものなのか面白い価値観だね!ヴァリ君は今時間とかあるかい?もしあるなら、、、」
「もしあるなら?」
「一緒に連れションしないかい?」彼はとてもよどみのない綺麗な目をしながら言った。
「私は魔族です。排泄行為を必要とはしません。話があるのならここでいいのではないですか?」
「連れションじゃなくちゃ、一緒に小便器に生殖器を向けながらじゃないと話せない話もあるんだよ。まったくもう、ヴァリ君は真面目でよい子だから空気は読めてるんだけど、情緒が読めてない。空気を読んでいるだけなら、ずっと君は優等生のままだ。君はいつまでも僕のようなずる賢い大人にはなれない」呆れたように彼は言った。別にあなたのようには死んでもなりたくないと言いたくなったが、めんどくさそうだったのでやめた。このままだと断るほうが長引きそうだったので、私は一緒に近くのトイレに入ることにした。そう、この男はとにかく面倒くさい。
彼は小便器に着くと、ジッパーを下げ、大きな声で叫んだ。
「やれ大和田ー!」勢いある排尿音とともに謎の掛け声を響かす。
「なんですかそれ?」
「僕の膀胱の名前だよ!大和田っていうんだ!ヴァリ君の膀胱にも名前つけてあげるよ!」彼は明るい声で子供が冗談を言い合うように言った。
「別にいいですよ、」私はため息をつきながら言った。
「半沢直樹それが君の膀胱の名前だ。」私の臀部に指をさしながら彼は言った。
「別にいいですってそういう意味じゃないです、もしかして話したいことってこれじゃないですよね?」私は少し怖くなってきた。この男がこの程度のことであっても仕事や自分の人生の大義より優先してしまうことをヴァリ・ヴァリウスは知っていた。
「これも大事なことだけどね、もう一つ君に確認しておきたかったことがある。君が今一番注目している、今年のシャコガイル入学試験受験生は誰だい?」なるほどこっちが本題か、
「それはもちろんダイヤモンドブリザードですよ」私はよどみなく言った。
「そうか、嘘はついていないね。でも、もう一人いるんだろう?」
「ばれましたか、やはりあなたに嘘は通用しませんね、私が期待しているのはダイヤモンドブリザードとエリザベス・アルベールです。では次はこちらから、あなたは誰に注目していますか?」
「僕はリズ・アルベールさんに注目しているよ!」底抜けに明るく彼は言った。
「なるほど、やっぱり私たち何をとっても合いませんね、」私は言った。




