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魔法塾

「体からフォトンを感じるでしょ」


 トーザーは言っている。俺の名前はトーザー・ハント普段は牛乳売りの仕事をしている。それはとても長く長く育てた牛から絞り出して、そして牛乳を作っている。うまい牛乳を作り出すには牛にストレスを与えてはだめだ。そして何よりも牧場地が必要である。


「先生、殺しやしてりゅの?」


 だめだこりゃ、判断ができない。こんなことが言っていい生徒がいるのか。


「なにもしておりません」


 生徒が騒ぎ出した。そうだ。殺し屋なんて誰でもできるのだ。っていうか俺はしていない。こんなことになるだなんて考えたくもない。そうだ、こういう提案をしてみよう。


「先生が殺し屋をしているだなんて、君たちそんな噂を信じるのかね」


 生徒たちは黙る。困難が多いな子供たちを成長させるだなんて。


「やれやれだ、魔術を行使するときは、体を客観的に見る必要がある。そして胸にある魔力印の力を信じて、そしてここだけの話、体が勝手に詠唱を唱えてくれる」


 みんなには胸に烙印がある。それが魔術師の烙印である。大体、赤子の時にできるかできなか、監視されて、選別をされてからこの教室を出る。それがこの魔法塾の在り方だ。そしてなによりも……


「お前ら、魔術をなんだと思っているんだ?」


「私欲のために使うものです!」


「違う、みんなのために使うものだ」


 咳が出そうなほど、笑ってしまった。

 こんなに正直に話す子供がいるか。

 最近の子は参ったな。ゴイの人たちにはどんなことを言ってしまったらいいのだろうか。

 良かれと思ってここを入っている。

 ぜひ人のために、魔術を使ってほしいんだけどな。


「では本当の塾講師、いいや、世界観が崩れ去るほどの、本当の魔術師を紹介してやる」


 トーザーはドアを開けて、みんなの前で歩いて立ち止まった男を後ろ姿で見た。


「私はイエスである」


「イエスさん、どんな人?」


 簡単に言えば、魔術使えなかったなこの人。

 どうしたらいいものか、適当な高度錬金術を教えることのほうがよかったのかもしれない。


「ほらパンをあげよう」


 簡単な話、パンをあげれば楽しいことが浮かぶだろう。


「今、給食時間じゃないです」


 悲しい、とほほ~。


「お前ら、いい加減にこの人の有能さをわかってくれ!」


 トーザーは叫んだ。

 なぜならこの人には、パンを取り出すという力しか持っていないからである。


「トーザーさん、私はどうしてもこんな生徒たちの前でこんなことをしでかしていることが恥ずかしいです。どうか悲しいことは言わないでください」


 イエスはしどろもどろになりながら言っていた。


「イエスからするとこんなおいしい料理もできちゃうぞ」


 パンにはちみつを塗った。

 するとちょっとがりがりの生徒が手を挙げたのであった。


「イエスさん、そのパンくださいな!」


「はいよ!」


「今日から、給食員になってください」


「喜んで」


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