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リスタート タスクではなくタクの場合

「タスクッ!」

 目の前にいるのは親友であった。名前はわからない。

 た、確かイアに刺されたんじゃなかったのか。

 背中を触る、どうってことないぐらいに再生していた。

 ここまでくると、なにがなんだかわからないな。

「思い出した、タカシ」

「何ってんの」

「そうだな」

 弟のタカシは調子が悪そうに言っていたのだった。

 あの夢、もしかしたら、俺が倒していたからああなったのか。

 つまらない考えが頭をよぎる。

「そうだ、今日西郷さん演じるんだったな」

 まあねとタカシは返した。

 いいね、青春って。

 俺は腹が痛くなった。

「とトイレに行ってくる」

 便器に座る。そして涙が出ていることに気が付いた。

 なんでえ、あいつじゃねえか。

「くそったれが」

 小さな声で言っていた。

 イアを守るために、いいや俺はすべてを乗り越えてきた。

 今はどうだ。

 家にいる。

 笑えないが魂から笑いがこみあげてくる。

「そうだ人生は俺のためだけに」


 一年が経過した。

 何事もなかった。

 俺は分かった。

 何とかなると。

 たびたび夢は見る。

 でもこれでいいんだと納得していた。


 観測者から。

 彼は度重なるループで頭がおかしくなったようだ。

 そしてなによりも彼女を守るだけで自分を守っていなかったことに気が付いた。

 彼にもっと選択肢を与えよう。


 エマが家に挨拶しに来た。

 彼女は、いとこではあるが、友達でもある。

 彼女の子供隊を見る。


 俺は心底、すべてが順調だと分かった。

 エマが心を寄せている現実に、俺はそれでよかったと分かったんだった。


 夢の先を考える。


 観測者から。

 すべてを知り終えると、彼は立ち上がらない。

 そういった物語だ。

 そういう現実だ。


 プレイヤーの皆様に感謝を。

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