12・25日の夕方
「トーザーさんよろしく」
「ああ、いつもの頼む」
アサガオを貰った。ここ近辺では、生えているものが多く、無料で手にはいる。
そして何よりも、彼女が、ティエリアが欲しがっていたのは……
「店員さん、チューリップをください」
そして二人は歩み始めた。
チューリップの花言葉は何だろうかと考えていると、ティエリアはこう言った。
「永遠の愛なんですよお兄様」
華奢な体をしている彼女。そんな彼女に巻いているマフラーをさらに首にかけた。
ラブラブじゃない。でもここまで気にしてくれる彼女が好きだ。
「永遠の愛か……」
俺たちにふさわしい花だと分かった。そしてこうも言った。
「お兄様と永遠の愛…… 私間違えました?」
「いいやそんなことはない」
チューリップを彼女にあげた。優しく渡すと、彼女は花の先がすぐに分かったみたいだ。
そして、こういったのだった。
「素敵な花の匂いがしますね」
「ああ、君にふさわしいと思うよ」
「あらお兄様、二人だけですよ」
もう困るなあ。うれしい気持ちになった。
「お嬢ちゃんたちもうすぐ店じまいをするんだ」
「どうしたんですか?」
「最近また戦争をおっぱじめるらしい」
しくしくとなく、花屋の定員。
名前はゴードンだったかな、詳しいことはこれっぽっちもわからない。
「お前に頼めるか」
「ああいいですとも」
「常連が一番営業をわかっているからな、きっと戦争の後も、二人でやっていることをお勧めするよ」
「ありがとうございます」
そういって、簡単なプログラムを渡された。
どこで仕入れるのか分かった。俺でもできそうだ。
「本当に毎日通ってたのが、トーザー君だけなんだよ」
「はい」
「そして君は戦争にはいかないのかね?」
「学生なのでわかりません、でも戦闘員がいなくなったら考えますかね」
またしくしく泣く定員であった。さすがのトーザーもよくわからない感情になる。
元気づけるべきか…… 店を買い取る必要もないくらいだなんて。
「ありがとうよ、またどこかで出会えたらいいな、まあ生きているうちに、あんたたちに出会ってよかったと心の名から感謝する。それとティエリアちゃん、歌がうまいから、植物たちにも歌声を毎日送ってくれ」
「はい、わかりました」
「君たちが戦争に巻き込まれないようにデモ運動もちゃんとしている。第一次とは違うことになると思おう。どうか緩やかに過ごしてくれ」
「ゴードンさん店は?」
俺は確かに赤紙を持っていない。だから諦めてほしくは……
「君にしかできないことなんだ。いつも頼れる先をたくさん用意しておくんだよトーザー君」
「わかりました、どこかにサインをすればいいのでしょうか?」
「ああ直筆でな」
そうやって俺は店を貰った。




