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歴戦の騎士  作者: 若葉
四章 ガルトの旅

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帰還と成長

少し座ると歩けるまで回復したため、ガルトは博物館から出て、二人と合流した。


「おお、えらく時間がかかったな。いいのはみつかったか?」

「あぁ、待たせてすまなかった。」


空は橙になり始めている。夕方だ。三人は集合場所の門まで歩いていった。


門が見えてくると、使者が馬車を用意して待っていた。


「きましたか。ではそろそろ出発しますよ。」

「はい。」


ジュラドが馬車へと乗り込んだ。ガルトが乗り込もうとすると、、ダイモンは少し寂しそうな顔をして言った。


「久々に他の国の奴らと出掛けられて楽しかったぜ。魔族と何かあったら伝えてくれ。俺がすぐに向かうからよ。いつかアストラル国にも顔を出してみるとするかな。じゃ、またな。」


ダイモンが見送る中、馬車は王都ボルケーノの門を潜り出た…















それからまた7日をかけてミート村へと帰ってきた。二週間弱の遠出であった。ガルトは新しく知ったことがあったため、有意義な時間を過ごすことが出来た。


「さ、到着です。お疲れさまでした。ガルトさん、本当にありがとうございました。」

「…俺も良い経験が出来た。ありがとう。」


ガルトが馬車から降りると、ジュラドが窓から身を乗り出して言った。


「今回は突然すみませんでした。アストラル国はドワーフ以外の種族にも訪問をする予定です。また同行していただくことは可能でしょうか…?」


ガルトは少し考えた後、すぐに返事を返した。


「今回の遠出で俺も気になったことがある。また暇が出来たら同行することとしよう。ただし、出発の一週間前には知らせてくれ。」

「ありがとうございます!では、お疲れさまでした。」


馬車が動き出し、笑顔で手を振るジュラドと軽く会釈をする使者。今は夕方である。ガルトはリナの家へと向かうのであった。


リナの家の近くへ行くと、何やら森が騒がしい。


「…ほう。ここまで成長することは予想していなかった。」


ガルトは扉に手を掛けようとしたが止め、森へと行くことにした。


それから少し歩くと、森の奥からうっすらと光が四つ見える。闘気だ。


「…一人、二段階を修得した者が居るな。ここまで早く二段階を修得するとは。」


ガルトは四つの光へと近づいていく。そこでは四人が座り、目を瞑って闘気を出す練習をしていた。マサ、キッド、ドランの三人は一段階の闘気を放出していたが、リナは二段階の闘気を放出していた。


「ん…ガルトさん?おかえりなさい!」


四人はガルトが声をかける前に気づいた。どうやら闘気を修得したことで察知能力も上がったらしい。


「良くできている。二週間弱で闘気を修得することは並みの者では出来ないだろう。リナに至っては二段階の闘気を修得したか。良い成長だ。」


今思うと、「1日で闘気の基礎は覚えられる」とは嘘のつもりでいったのだが、彼らはそれに近い形で修得してしまった。凄まじい努力と才能だ。


四人はガルトに褒められたことが嬉しいのか、一気に笑顔になった。それから全員でリナの家に行く事になった。マサ、キッド、ドランはいつの間にかリナの両親と仲良くなっていたそうで、その日はみんなで夕食を食べた。

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