表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白い少女の生活記  作者: ヌペパッチ
3/3

潰し

男が立ち上がり、後ろにいる男の胸ぐらを掴むと

「てめぇ俺の大事な妹に何しやがる」

と顔面中に青筋を立てたガルハいた。胸ぐらを掴んだ腕を掴むと男が調子に乗り

「妹の教育ぐらいしとけ、なんなら俺が教育してやーー」

と話しかけると腹に蹴りを入れられる。男がうずくまると

「おい立てよ、まだ終わりじゃないそ」

と髪を掴んで無理やりたたせると顔面を殴る。鼻が潰れて倒れるがまた立たせる。たまらず

「や…やめへ」

と手を差し出し、やめるように頼むが、指の骨を全て折られる。ガルハの口角が少し上がると

「さぁ最終攻撃だ、貴様が俺の妹にどんな攻撃をしたか思い出せ」

と話すと男の顔が青くなり、逃げようとするが回り込み、顔面に蹴りを入れる。倒れると残っている手で指を指し

「貴様、俺が誰かわかってないな、俺はあのカサラキ連盟の1人息子だ、貴様はヤクザの息子を敵に回したんだ、ぐへへへへ」

と叫ぶと何も聞こえないような反応でザルシスの元へ向かう。すると

「ごめんなさい…」

と謝り続けるザルシスの頭を撫でて

「ごめんな、遅くなった、怖かったな」

と話しかけると少しおちつき

「ガルハ、また迷惑かけちゃってごめんね」

と謝り始める。それを聞いたガルハは慌てて

「いやいや、お前は悪くないんだって、悪いのはあの馬鹿野郎だ、頼むから謝らないでくれ」

と頼み始める。話している2人を見て男が

「しつけぐらいしとけ」

と捨て台詞をはいて逃げようとすると、膝関節にコンパスを投げて、立ち上がれないようにする。泣いているザルシスを抱えると

「あなたも来てくれますか?庇ってくれたお礼を」

と話し、3人で保健室に向かう。途中で

「えーと…保健室何処だ?」

等と迷ったりもしたが、多摩が案内して保健室に着く。ザルシスをベッドに寝かせ

「すまない、もう少し早くつけば」

と悔やんでいると

「いいの、私が悪いんだから」

と笑顔で返される。ガルハが少し目を曇らせると

「あ、わりぃ、ちいと酒飲みたくなっちった」

と笑いながら話し、多摩にザルシスの世話を頼むと保健室を出る。


 保健室を出たガルハは

「チッ何がカラサキ連盟だ、弱小が」

とキレながら歩いていた。するとチャイムが鳴り

「あ、やべぇ」

と鼻で笑いながらクラスに戻る。戻ると男の教師が

「お、転校生、早く席につきな、じゃあ最初にいった化学式はな」

と話し、ガルハを席につかせ、授業を続ける。授業が終わり、隣にいた美里が

「ガルハ、3時間目の社会のきーー」

と言いかけるとカバンを持ち席を立つ。

「あれ?どうしーー」

そう尋ねようとするとガルハが美里を見て

「わりぃ体調悪いから帰るよ」

と死んだ目を向けて話す。それで怯んだ美里を見ると

「じゃあな」

とクラスを出ていく。


 校門を出ると

「お、意外と早かったな、ザルシスは?」

と勇人が尋ねる。それに殺意剥き出しで

「あ?まだだよ、後これあいつの顔面蹴り飛ばしたぼんくらだ、殺すなり拷問するなり好きにしな、動画はくれよ」

と男の学生証を渡すと

「OK~とりま終わったら編集してデータ渡すよ」

と手をふりながら何処かへ歩いていく。ガルハは

「さてと…久しぶりに狩りに行くか」

と笑いながら逆方向に歩いていく。


 ガルハが裏路地に入るとにやけながら近くにあったドアを開ける。すると

「今回の粉は上物だ」

「本当にそうならここ何年かは遊んで暮らせる金をやる、もし違えば皮を剥いで靴にしてやる」

と聞こえにやけ始める。カバンの中から刑事手帳を取り出し

「貴様ら、警察だ、あきらめな」

と言うと、全員ガルハに向けて銃撃を浴びせる。銃弾を避けながら近づくと

「オラァァ」

と1人の顔面を殴る。それを見て男ごと撃ち始めると周りにいた奴らの腕を折る、千切る等をして戦闘不能にする。痛みで倒れた1人に座ると

「お前でいいか、今回の肉は」

と話すと、泣きながら

「嫌だぁ!あそこだけは、あそこだけはやめてくれぇ」

と叫ぶが喉を絞められて気絶する。動かない事を確認すると、周りにいる奴らを殺しながら男が入る入れ物を探し始める。しばらくして、キャリーケースを見つけ、男を中に入れると鼻唄を歌いながらドアを開けて外に出る。すると

「動くな!」

と声がし、その方を見ると男が美里を人質に取っていた。

「俺が逃げるまでそこ動くなよ」

そう言い後ろに下がると、ガルハがゆっくりと向かってくる。男は手を震わせて

「お…おい、うごくんじゃねぇ!こいつがどうなーー」

と言いかけると、そっぽを向き

「いいよ、どっちみち殺すし」

とどうでもよさげに話す。それを聞き美里を殺そうとナイフを振り上げると

「そこが雑魚なんだよ」

と小声で言いながら振り上げた腕に銃を撃つ。ナイフを落とすと

「あらら~落としちゃだめだろ~」

とにやけながら近づくと美里を捨てて逃げていく。


 美里は腰を抜かしており

「いや…やめて」

と泣きながら頼んでいる。それを見て銃を捨てると

「え…何が…?」

と尋ねると

「お前を殺す気はない、心配すんなって」

と話すと安心して失禁してしまう。そっぽを向き

(俺の趣味じゃねぇ)

と考えていると美里が突然泣き出す。泣く美里を無視して帰ろうとすると

「置いてかないで!」

と叫ばれる。すると振り返り、美里の隣を通るとドアを開けて中に入る。しばらくして、何かうめき声がするキャリーケースを持って戻ってくる。隣を通ると

「え?は?」

と何が起きたかわからないという表情を浮かべる。


 その頃勇人は、路地裏で

「さてと、かなり歩いたがあいつらの事務所は何処だ」

と独り言をぼやいていた。スマホに来ている通知を見て

(大学に行くとこれが何通も来るから行きたくないんだよ)

と考えていると、黒服を着た2人組が絡んでくる。

「おい兄ちゃん、金あるか」

「うわ~風で骨折れた」

そう話し終えると、勇人が1人殺してもう1人の四肢を千切り尋問を始める。

「さて、君はどこの組かな?話してくれれば楽になれるよ」

そう尋ねると

「知らん」

と敵意満々で話す。するとカバンから注射器を出して女に入れる。少しして、軽くビンタすると

「いだいぃ」

と叫ぶ。にやけて

「感度200倍の薬はどうだ?痛みが半端ないだろ」

と話すと、カバンから鞭を出す。女の口を叩くと、無い手で口を押さえようと悶え始める。鞭で地面を叩きながら

「情報を言いたければ指1本、言いたくなければ指2本だ」

と話すとを指1本たてる。それを見てかがむと 

「じゃあ言ってくれ、嘘を言ったら追いビンタな」

と言うと

「私は…カラサキ連盟の若中です、ノルマ達成のために金を貰おうとしました」

と話し始める。それを聞き、にこやかな顔になると

「実は僕、君の言ったカラサキ連盟に用があったんだ、勿論物騒な事じゃないよ、出来れば何処にあるか教えてくれるかな?君の手当てもできるしさ」

と語りかける。すると

「私の後ろのマンションあるでしょ、それが事務所だよ」

と話し、勇人がにやけ始めると女が

「さぁ早く連れてって、これ以上血が出たら私死んじゃーー」

と頼みかけると頭を蹴り潰す。死体に向かい唾を吐くと

「情報のない捕虜は生かす価値無しだ」

と吐き捨ててマンションの扉を開ける。すると

「あ?」

「てめぇ何しに来た」

と女が2人近づいてくる。胸ぐらをつかまれ

「ここはカラサキ連盟ですか?」

と尋ねると、殴りながら

「そうだよ!」

と怒鳴る。倒れると

「そんじゃお前ら、死んでくれ」

と周りにいる人達を殺し始める。人の頭が飛ぶ所を見た構成員か銃を構えようとするが、構える前に首が空中に飛ぶ。地面に転がる首を見て

(きったね)

と考え、エレベーターで最上階に昇る。


 ザルシス達は

「あの…ザルちゃん、4限もう始まってるんだけど」

「クラス怖い」

と保健室にいた。多摩が周りを見て

(お願いだから保健室の先生来て~、私そろそろ限界だ…あ、良い匂い)

と心の中で叫んでいた。しばらくして、チャイムが鳴ると保健室のドアが勢い良く開けられ、大量のクラスメイトが入ってくる。

「大丈夫?」

「顔は?」

「傷ついてない」

クラスメイトが迫ると、顔が青くなり多摩の腕に顔をうずめる。腕や顔が震えている事を確認すると

「みんな、ザルちゃんまだ怖いらしいから1人づつ」

と話すと小声で

「ありがとう」

と聞こえ、安心させようと頭を撫でる。


 その頃勇人は

「さぁ君にしつも~ん、こいつのいる場所知ってる?」

と最上階にいた事務局長に訪ねていた。少し沈黙が続くと

「周りにいお友達はみんな死んでるし君の腕や足も無いじゃん、失うものないからさ~ゲロっちゃいなよ~」

と笑顔で話すと

「貴様が殺したんだろ!お前が来なければ部下は死ななかったーー」

と叫び、舌を噛み切ろうとするが顔を鷲掴みにされ

「おい、あまり舐めた態度とるなよ」

と威圧される。すると

「じゃあ質問さいか~い、こいつの居場所わかるかな?」

と質問をすると

「近くの中央病院だ」

とだけ応える。スマホを取り出し、少しいじると

「ありがと、これお礼ね」

と言いながら腹を蹴り、風穴を開けるとエレベーターで1階に降りていく。1階に着き扉が開くと、銃を構えた構成員が15人いた。奥にいた男が

「うtーー」

と叫びかけると前にいる3人の首が飛び、目の前に勇人が現れる。ナイフで応戦しようとするが、後ろに回り込まれ

「全員動くな」

と人質にされる。男は

「お前ら撃つな、頼む」

と懇願するが、集中砲火を浴びせられ絶命する。天井に張り付いていた勇人が

「残念」

と煽るとそちらに銃撃を浴びせる。弾丸を全て掴み、残りの構成員も全員殺すと

「弾丸は熱いからいけねぇ」

と手を振りながら事務所を出ていく。出るとサイレンが近づいて来ており

(うわ~面倒だな~)

と考えてマンションを壁キックで昇っていく。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ