転校です
主の文章力は壊滅的ですが許してください。
2週間後…
「ふぁ~良く寝た」
「まさか12時間も寝るとは…」
とガルハ達が階段を下りてくる。
「お前今日から学校だろ、廊下で寝るなよ」
「クソ兄みたいな事はしねぇ、てかお前も大学3週間サボってるよな」
「大丈夫、僕サボり魔だから」
そう話ながらリビングのドアを開けるとザルシスが朝飯を作っていた。振り返りながら
「ちょっと待ってね、直ぐに出来るから」
と話すとフライパンの鉄部分を触ってしまい
「熱っ!」
と叫び、IHコンロに落としてしまう。すぐに2人が駆けつけると
「ごめんなさい、卵の黄身が…」
と謝り始める。勇人が指を舐めて
「大丈夫?怪我してない」
と尋ねると、笑顔で
「大丈夫だよ、もう痛くないしね」
と応える。ガルハは頭を撫でて
「良かった…怪我は指だけだな、塗り薬つけて学校行くか」
と薬を取りに部屋を出ていく。
30分後…3人が家から出る。制服を着たガルハとザルシスを見て
「気を付けてな」
と勇人が手を振って送り出す。鍵を閉めると
(俺もそろそろ大学行かんとな)
と考えて2人と逆方向に歩き出す。
勇人が路地裏を歩いていると、突然背中に銃を突きつけられる。すると
「私はラッキーだよ、あんたの首1つで250億$だからね」
と女の声が聞こえる。にやけて
「ラッキーね…お前らが死ななければな」
と振り向きながら射線からずれ、首をへし折る。それと同時に物陰から武装した女が6人襲ってくる。銃弾やナイフをかわしながら全員殺すと
「首に値が張るにはそれなりの理由があるんだよ」
と話して裏路地を出る。袖や服を見て
「よし、血はついてない」
と独り言を言うと大学へ向かう。
ガルハ達は
「私…部活やめとくよ、引っ越すことになっちゃ駄目だし」
「なぁザルシス、前にも言ったと思うが…お前は被害者だ、気負う必要もない」
と2人で話していると、同じ制服を着ている男子3人に会う。すれ違うと小声で
「あの女子可愛いくね」
「告白しろ」
「無理だ、彼氏いるみたいだしあの男やべぇ」
と話し、離れていく。
「やっぱ私場違いかな」
ザルシスが帰ろうとするとガルハが
「ちょっと待って、1回だけだ、今日言ってキツかったら休も、な」
と慌てて止めて学校へ向かう。校門前に着くとガルハが紙を渡す。何が書いてあるのかと紙を開くと
"学校での心得
1.何かあったら俺の所へくること
2.担任や他の生徒、顧問にセクハラされたらそれっぽくで良いから知らせること
3.出来れば友達を作って学校生活を楽しむこと"
と書いてあり
「心配してくれてありがと、今日帰ったらお詫びに何でもやるよ」
と返す。下駄箱前で
(何でも…裸エプロン、抱きまく…いやいや、あいつは男にトラウマがあるんだ、それ以外、肩も…)
ガルハが考えているとザルシスに
「おはよ、君が転校生、よろしくね」
と茶髪の女が話しかける。それに
「よろしく…お願いします」
と頭を下げると
「かしこまらないで、歩きながら話そ、クラスに案内するから」
とザルシスの手を引っ張って階段を昇る。
「私は仁王 多摩っていうの」
「私は五条 ザルシスです」
2階に着くと1年4組に入る。すると多摩が教卓前にザルシスを連れていき
「皆注目~、この子が転校生で~す」
と紹介する。そう言い、黒板に名前を書こうとするとドアが開き
「あの…多摩さん、俺の役割取らないでくれよ」
とスーツ姿の男が入ってくる。ザルシスが声の方を見ると
「よろしくお願いします、わたしがここの担任の五十嵐戸村です」
と挨拶をする。ザルシスが
「よ…よろしくお願いしましゅ」
と噛むと、微笑みながら
「緊張してるか、だんだん慣れていってくれ」
と話す。すると少し戸惑いながら
「は…はい」
と上目遣いで応える。それを見た戸村の鼓動が若干早くなる。
ガルハの方は、1人で3階にある2年3組に入っていた。適当な席に座りながら
(何でも…耳かき、いや耳舐めチャレンジもありじゃないか)
と考えていると
「おい、そこ私の席なんだけど…転校生くん」
と青髪のギャルが話しかけてくる。
「あぁすみません、ついうっかり」
そう話していると
「あ、私金井 美里、よろしくね」
と自己紹介をしながら首を触る。その手をどけながら
「あぁ、俺は五条 ガルハだ、よろしくな」
とあしらい、席を確認しに教卓に向かう。教卓の中に手を突っ込み、席を確認して席につくと老婆が入ってくる。入ったと思うと、ガルハの元へ近づき
「何で私に挨拶をしないの!私のクラスにいさせてもらうんだから何か物を持ってきなさーー」
と叫んでいると腹を殴られ、その場にうずくまる。ガルハが座りながら老婆の頭を踏むと
「おい、俺らはてめぇらに学費を払ってんだ、そのうえ何か持ってこいだ、寝言は寝て言いやがれ」
と罵る。すると
「貴様のような生徒は退学だ、私が告げ口すればすぐにできるんだからね!」
と叫び、教室を飛び出す。少しして周りから
「あいつ退学にされるぞ」
「老害だけど証拠残さないしな…最悪だ」
と小声が聞こえると、ガルハが胸ポケットからペンを取り出し
「はい皆さ~ん注目~」
と話し、全員が注目するとペンのボタン部分を押す。すると
「貴様のような生徒は退学だ、私が告げ口すればすぐにできるんだからね!」
と先ほど老婆が叫んだ言葉が流れる。ニコニコしながら
「証拠ならここで~す、こいつを教育委員会につき出したりネットにあげれば~」
と話すと
「うぉ~」
「よくやった転校生」
「ありがと~」
と生徒達に肩を組んだり頭を撫でたりともみくちゃにされる。
校長室では老婆が
「あの転校生は問題が多すぎます、私が殴られたんです、なにもしてないのに!」
と涙を流しながら叫んでいた。それを聞いた校長が困った表情で頭をかくと
「あのさ…その転校生さ…五条組のぼっちゃんだ、入学直後に即退学じゃ怪しまれるからな」
とペンを回しながら話す。すると机を叩き
「私は退学にしろと言ってるの」
と叫ぶと
「お前1人のクビと学校の評判、どっちが大切か考えろ、今まではお前の方がメリットあったからとっといたが今回は違うぞ」
と真顔で返される。顔を青くして
「わ…私は…どうすれば」
と尋ねると
「ガルハさんがOKといえばまぁな」
と応えられ、急いでクラスに戻る。ガルハの前に着くと
「この度は誠に申し訳ありませんでした!」
と叫び、謝ると
「俺はいいよ」
と言われ、顔をあげると
「まぁ世間が許してくれればな」
とクイッターのスマホ画面を見せる。そこには先ほど叫んだ内容があげられてあた。
「へ…は?」
その声を無視し
「誰か~コメント読み上げたい人~」
と尋ねると
「私が」
「俺が」
「いや私が」
とクラス中の生徒がガルハの元へ集まる。
「今現在コメントは72個だ、多分1人2回読めるから急がないで」
ガルハが笑いながら話すと美里が手からスマホを取り上げ
「こんなのが先生で良いのか…老害のために税金払いたくない」
と話すと男子生徒に渡し
「え~次はこのゴミに…」
と読み上げ始め、2週する頃には老婆は頭を抱えていた。
「まぁそんな感じだ、後顔写真もあげてるから夜道に気を付けな」
そう言われると絶望した顔で教室を後にする。
勇人は
「さてと…ここは何処だ」
と道に迷っていた。頭をかきながら
「女どもを殺した裏路地から右にいけば着くはずなんだけどな~」
と独り言をつぶやいていた。マップを開こうとスマホを開くとクイッターに
"ガルハが投稿しました"
と通知がきていた。適当に開くと
「貴様のような生徒は退学だ、私が告げ口すればすぐにできるんだからね」
と叫び声が聞こえ、とりあえず
"こいつキチガイすぎwテラワロス(^o^)"
とコメントを残してマップを開く。すると
「え?」
と口にだし、振り返ると真後ろに大学があった。スマホをポケットにしまうと
「3刀流勉強しようかな」
とつぶやきながら大学に入る。
同時刻、ザルシス達のクラスではHRが行われていた。
「はい、では皆さん注目~、この可愛い子が転校生のザルシスちゃんで~す、告白してよければ俺がしたい、そして踏んでもらいたい」
戸村が指を指して紹介をするとクラスから
「踏むは無いわ」
「いやさ…冗談でも言って良い事と悪いことが…ね」
「キッショ」
「これだから顔だけは」
と罵詈雑言が浴びせられる。少し戸惑っていると、横に座っていた多摩が
「大丈夫、冗談だから、マジならこいつが懲戒免職になるだけだよ」
とフォローを入れる。すると安心したのかにっこりとして
「これからよろしくね、多摩ちゃん」
と手を握る。
「うん、よろしく」
そう返すと1時間目の準備で理科室へ向かう。向かう途中に
「君は2学期から来たから後で色々と教えてあげる、放課後に2人でね」
と多摩が話すとザルシスが
「OK」
と笑顔で返事をする。理科室に着くと
「今回は人体についてやっていきます」
と戸村が授業を始める。
ガルハのクラスも
「政治の授業を始めます」
と金髪の女性が授業を始めていた。授業をうたた寝で聞いていると
「ガルハ君、転校初日に寝ないでね」
と注意され
「へ…じゃあ明日ならOK?」
「駄目です」
とダメ出しをくらう。そう言われ、まともに授業を聞いていると
「彼氏によくない?」
「彼女いるって」
「でもかなり優良物件だよね」
と周りからの小声が聞こえてくる。ペンを回しながら
(うるせぇ)
と考えているとチャイムが鳴り、授業が終わる。すると
「あの…」
と話しかけようとする美里を他所にザルシスのいる2階へ降りる。
その頃理科室では
「ねぇそれアルビノ」
「好きな食べ物は」
「彼氏とかいんの」
とザルシスが質問責めにされていた。それにあわあわしていると多摩が手を叩きながら
「はいはーい、ザルちゃん嫌がってるから散った散った」
と人を散らせる。人が遠くに行くと
「大丈夫?ちょっと顔青いけど」
「大丈夫だよ~」
と話していると青髪の男が
「君可愛いね、付き合ってよ」
と顎クイしながら告白してきた。それに対し
(お前白いのか、なら俺の人形って事で良いよな、早く服脱げ)
と頭の中で声がし
「ごめんなさいごめんなさい…」
とうずくまりながら謝り始める。それを見てイラついたのか
「泣けば許される訳ねぇだろ!」
と叫び、顔面を蹴り飛ばす。倒れても
「ごめんなさい…ごめんなさい」
と泣いて謝り続ける。まだ泣くザルシスを見て
「泣いてるだけじゃわからねぇぞ!」
と蹴りに行くと
「やめな」
「潰すぞ」
「おい」
と何人かが止めようと近づくが、睨まれると止まり、何処かに歩いていく。満足げな顔でザルシスに近づくと多摩が目の前に立つ。拳を作り
「どけ」
と話すが首を横にふる。殴ろうとすると足に鈍い痛みを感じ、その場に倒れる。