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落下エンドロール

作者: 紅坂 椿

 ねこがいる

 黒く不気味に笑っている

 

 喉奥に溜まり続ける塊を

 

 俺は

 吐き出すことも出来ずにいる

 

 ねこがいる

 白く静かに睨んでいる

 

 私は

 鳴くことが許されない


 「その塊を出せば、好意なんて分からないでしょう?」

 「その声を出せば、好意なんて分からないだろう?」


 

 呟いた瞬間におちていく

    ねこは鏡に映された姿に変わる

       愛される筈なのに 何故に 恋した姿に戻るんだ


          「「君の隣を歩くなんて出来ないと諦めていたのに」」

                   

        恋している筈なのに 何故か 愛した心に戻れるんだ

    人は瞳に映された姿に惹かれ

 叫けんだ瞬間にとんでいく


 悩め 叫べ 泣け 傷付け 間違え ぶつかり合え

 そして

 恋し 愛し 聴き 抱擁し 諦めて 認め合う

 

 エンドロールなんかは、着地したねこたちにしか分からないのだから!

閲覧ありがとうございました

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