血液は流水で落ちる
「ズヲ イヤ タエ
マナよ、この者の傷を癒やし、肉体をあるべき姿へと戻せ、」
パアアアアァ
「あ、気がついたよ!」
「あぁ、癒やしの魔法を使ったからな、だか、まだ休ませたほうがいい、
私はゴブリンを燃やしてくるから、ルムはこの子を見ててくれ、」
「うん、ルム、見てるよ、」
「ありがとう、で、気が付いたら湖で服を洗ってやってくれ、
顔の血は拭いたが、服の血は取れないからな、」
「まほーで取れないの?」
「ん? 魔法でか、、、そうだな、あると便利かもしれないな、今度研究してみよう、
残念ながら、今はそういう魔法の持ち合わせがない、
私の魔法は、古代魔法ベースだからな、
動かしたり、燃やしたり、眠らせたりとかは簡単に出来るが、
服から血液だけを分離させたりは難しい、
あっ、魔石で動く洗濯機はこの前作ったから、湖で洗っても汚れが取れなければアレを使うといい、
だが、血液は凝固する前なら流水で簡単に落ちる、だから、大丈夫なはずだ、」
「うん、とにかく洗えばいいんだよね、ルム、洗うの得意、」
「石鹸とかつけなくて良いからね、とにかく水ですすぐ、それだけで取れる、」
「わかった、すすぐよ、」
「そう、じゃあ、ここでお別れだ、
私はゴブリンを燃やしたら埋めて、自宅へと帰る、
元々、最近また畑にゴブリンが出ると聞いて、見張りのためにあそこへ向かったのだから、
君たちの罠のおかげで要件は終わったわけだし、
では、またな、」
フワフワ