表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

8/19

フワフワ



「ねぇねぇ、魔法使いさん、それってどうやって浮いてるの?」




「ん、そうだな、マナの仕組みを説明したらわかりやすいかな?



これは、万能の錬金物質であり、根源なる力、



マナの作用で浮かしてある、



重力へと干渉し、理を操り、板ごとそれをコントロールしているのだ、」




「んー、ルムは解かんない、」




「君は解るかな?」




「ボクにも解りません、ボクにも魔法が使えたら解るのかもしれないけど、」




「そうだな、そういえば、君の前世の話に出てくる科学か、



ガソリンというものを使って荷物を運ぶ大きな乗り物を動かしたり、



電気というもので、明かりを灯したり、ゴーレムのような機械というものを動かしたり、



それとマナは似ている、



まぁ、話を聞く限り、マナの方が汎用性が高いが、マナは使うと疲れるから、



誰でもその力を使うことが出来る科学技術というものの方が優れているのかもしれないね、」




「でも、魔法にもエンチャントや、スクロールとかがあるじゃないですか、」




「そうだな、確かにそうだ、



魔法で生み出された生活用具は、人々の暮らしを支える大事なものだ、



しかし、この村でそれを生み出せるのは私だけだ、



魔法は素養のあるものにしか使えないからね、



私も本当は、魔法道具作りではなく、マナの根源へと歩みを進めたいのだが、



魔法使いとはいえ、食べねば飢えるし、



それに、村人と関わるのも嫌いじゃない、



良い男でもいたら結婚したいしな、



私も女の性から逃れられずに胸がドキドキしてしまうこともある、」




「え?魔法使いさん、好きな人がいるの?」




「好きな人、というわけではないんだが、結婚したいなと思う男はいる、」




「そうなんですか?それは誰なんですか?」




「アルシャの息子のノーマンさ、



彼は私が魔法使いだからといっても特別視しないんだ、



よくパンを買いに行くのだが、そこでも普通に接してくれる、



だから、彼となら、私の理想とするノーマライゼーションが築けるような気がしてな、」




「えー、すごーい、じゃあ、魔法使いさんはノーマンと結婚するの?」




「ふふ、どうだろうな、



だが、脈はあるぞ、



最近、パンを買いに行くときは、ローブを緩めにして、屈むと中を見えるようにしていくんだ、



ノーマン、ふふ、彼は私がパンを選ぶ時に、わざと前かがみになって胸を見せてやると、こっちをジッと見てるからな、



きっとドキドキしながら私の素肌や胸を見てるに違いない、



だから、近いうちにも彼からアプローチがあるかもしれないな、」




「へー、そうなんだー、やっぱり男の人は胸が好きなんだね、うちのお母さんもよく言ってる、



お母さんは胸が凄い大きいんだよ、なんでそんなに大きいのって聞いたら、



ルムにおっぱい飲ませるためと、好きな人に好きになってもらうためって言ってた、



ルムが大きくなって、大人になって、好きな人が出来たら、腕を掴んでギューってしたら相手はドキドキしてルムの事が好きになっちゃうんだって、



でもルムはギューより、チューの方がいいと思うの、」




「ふふ、ルムはおませさんだな、



そう、ルムのお母さんが言うとおり、男は女の胸が大好きな生き物なんだ、



理由としては色々あるが、やはり根源的に母性を求めるのだろう、



そして、女の身体もそれを考えなくても理解している、



でなければ、子供も産んでいないのに、胸がこんなに大きくなる理由があるまい?



君はどう思う?」





「え?ボ、ボクは、別に、、」




「ふふ、可愛いなぁ、顔が真っ赤だぞ?



いや、意地悪をしたな、




君は前世の記憶持ちだ、死後の魂の在り処はネクロマンサーの領分で私の研究対象外だが、、



研究を、永遠に行うならば、それも避けては通れないのかもしれないな、



それはさておき、君はどうだ?女性の胸には興味があるか?」




「え?いや、別に、って、」



「ほんとかー?



 エイ!」




ズポ!



「わっ!な、何を!」



ギュ、



「ふふ、ローブの中で見動き取れまい、



どうだ?私の胸は、こう見えてもハリと大きさには自信があるんだぞ、」



ジタバタ ビクンビクン




「、、、、」




「あれ?返事が無くなったな、」




ズポ、




「うわっ、気絶してる、鼻血が大量に、」




「わぁー、どうしたの?大丈夫なの?」



「うーむ、ちょっとしたイタズラのつもりだったのだが、やりすぎたようだ、




ゴメンな、とりあえずゴブリンは後回しにして、この子の治療をするとしよう、




それにしても、女の胸に興奮して、鼻血を出して失神するとは、、やはり普通の子供ではないな、」




「もぉー、魔法使いさん、そんなこと言ってないでなんとかしてよ!」




「解った解った、とりあえず鼻血を拭いて、横にしよう、血が気道に入ると危険だから、横向きにして回復魔法を、、」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ