表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/19

魔法、マナ

「ノーマライゼーションさん、」




「そうそう、発音も正しく行ってくれたまえ、」




「解りました、でも、ノーマライゼーションさんって、長いから言いづらいですよ、」




「ルムもそう思う、前みたいに魔法使いさんじゃ駄目なの?」




「んー、まぁ、それでもいいのだけど、私はノーマライゼーションという言葉が気に入ったのだ、



ほら、君の前世に出てくる介護の話さ、



ノーマライゼーション、普通に生きる、



それを叶えるためのヘルパーという存在、



私は魔法使いで、皆から注目される存在だ、



それは仕方ない、



だが、だからか、



普通に生きる、その事に憧れるんだ、




だから、私の事は、せめて名前だけでも、ノーマライゼーションと呼んで欲しいんだよ、」




「解りました、ノーマライゼーションさん、」




「ルムは魔法使いさんって呼ぶからね!」




「はは、まぁ良い、村の人達も、相変わらず私の事を魔法使いとか先生とか呼ぶからなぁ、



ところで、その粘液塗れのゴブリンはどうするんだ?出血多量で死んでるようだが、」




「えーと、埋めようかと思ったんですけど、穴掘るの大変だし、粘液で板に張り付いてるし、湖に沈めようかなって、」




「それは、微妙だな、ゴブリンの死体は病原の巣だ、湖が汚染されると魚漁も出来なくなる、



よし、私が魔法で燃やしてあげよう、



そうすれば灰を埋めるだけですむ、



まずは、燃やす場所まで移動しよう、



ルーク レ オモヨキロ



マナよ、重力の楔を切り、これを浮かせよ、」



フワフワ



「魔法使いさん、凄い、ゴブリンが板ごと浮かんだ!」




「ふふ、凄いのは私ではなく、マナなのだよ、



このまま空き地まで運ぶから、君たちは穴掘りの道具を持って付いてきてくれたまえ、



道具が無ければ私が魔法で穴を開けても良いが、」



「大丈夫です、スコップがあります、」



「よし、では行こう、」



フワフワ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ