第1話「スライムを受けますッ!!!!」
シーン(1)
GM:最初はオニキスから。
オニ:さぁ、で?
GM:シーンプレイヤーはオニュクス。
GM:神殿にセレナとギルド向けの依頼を探しに来たところからスタートです。
オニ:…なんて言って始めれば?
GM:そこは、まあ、適当に。
オニ:「さて、今日はいい感じのモノがないかねぇ?」
GM:セレナ「どんな依頼が欲しいの?」
オニ:「楽して稼げるの」
GM:セレナ「変なペットの捜索とかは嫌よ。前食べられかけたもの」
オニ:え、マジで?
GM:ほら、フェアリーって40cmくらいしかないから。
オニ:「次から気をつけよう」
そうやって掲示板を物色してると、知り合いの神官の一人が新たな依頼を貼りだそうとしてた。
オニ:取りあえず挨拶がてら話しかける。
オニ:「うぇい! 調子はどうだ?」
GM:軽いな。
チャ:さすがギルマス。
オニ:ハンドアウトでは、胃薬がトモダチの苦労人だったけど、メンバー全員大丈夫そうだから設定無視します。
オニ:NPCがトチくるってたらその限りではないけど?
GM:…ほう?
GM:ならコイツをトチくるった奴にすればいいんだな?
オニ:なん、だと!?
オニ:別にいいけどさ!
GM:じゃあ、そうだな…
GM:…よし。
GM:神官「あぁ、オニのお兄ちゃん。こんにちは」
全員:!?(爆笑)
オニ:おいばかやめろ!
チャ:さーて、今CV何さんだったかな(笑
オニ:だからオーニュクスだっていってんだろ!?
GM:いや、あだ名の上二文字がオニだから「オニのお兄ちゃん」であってるよな?
オニ:まあ、あってるな。
サフ:納得しちゃったよ。
オニ:流されやすいのだ。
GM:取りあえず外野のツッコミがないのでこのまま進行します。
オニ:鬼は鬼でドゥアンっているからな~。
GM:神官「ところでオニのお兄ちゃん。今日はどうしたの?」
オニ:「今いったい何を貼りだそうとしてたの?」
GM:神官「冒険者向けの新しい依頼だよ」
オニ:「どれどれ」
オニ:そういって顔を近づけます。
GM:神官「えっち」
オニ:…え?
サフ:あ、この子女の子?
GM:YES!
オニ:これはひどい。
オニ:「いいからさっさと見せろって!」
GM:神官「女の子から無理矢理モノを取ろうとするなんて、まるで追いはぎだね。鬼畜のお兄ちゃん」
GM:とは言いつつも、あっさり見せてくれました。
オニ:内容は?
GM:シリアルキラーの討伐。
サフ:さっそくか!
GM:最近巷を賑わせているシリアルキラー、まあ殺人鬼だね。
GM:騎士団の連中も解決のためがんばってはいるものの、なんともならず、とうとうここまでお鉢がまわってきたって感じです。
オニ:「シリアルキラーってなんのことだ?」
GM:セレナ「ほら、最近月光通りで頻発してる連続殺人のことよ」
オニ:「ほう、なるほど」
GM:神官「どうしてこんなことすら知らないんだい? 本当にこの街に住んでいるの?」
オニ:…なに?
オニ:「いや、興味のないことには疎くて」
GM:神官「本当にこの街に住んでいるのかい?」
オニ:「YES」
サフ:いえ…(笑
GM:神官「よく今まで冒険者できていたね」
オニ:「自分でもそう思う」
オニ:「それはそれとして、もっと簡単そうな依頼ない?」
全員:!?
サフ:え、なに?
チャ:シナリオ進めろよ!
GM:神官「それならこれはどうだい?」
GM:地下下水道の掃除とスライム駆除。
GM:月光通りの下水でスライム駆除。
GM:ただし、このスライムは人の服だけを綺麗に食べる習性があります。
チャ:へ、変態だ!!
サフ:ゼルダのライクライクですか?(笑
オニ:「もっかい言ってくれるかな?」
GM:神官「人の服だけを綺麗に食べる習性があるよ、オニのお兄ちゃん」
オニ:「それ、本当にスライムなの?」
チャ:明らかに作為的だよな!
GM:神官「どこかの変態錬金術師が創った個体が逃げ出して、下水で野生化したのち、原因不明の大量発生したみたいだね」
オニ:ちょ、やめろ!
サフ:ライクライクが脳裏をよぎる。
チャ:男の業のなせるわざだ。
GM:神官「しかも月光通りだから相当汚れてるだろうね」
サフ:え?
GM:娼館とかいっぱいある歓楽街だからさ。
GM:ほら、あるじゃん?
GM:一般のとは別に、イロンナヨゴレトオブツ。
全員:……
オニ:どうしよう?(汗
サフ:しかも猫だし。
チャ:あ、嗅覚!
GM:人間の何倍?
サフ:まぁ、犬よりマシ程度かな?
オニ:仕方ない。
オニ:それ受ける。
GM:え、スライムやるの?
GM:神官「確かオニのお兄ちゃんのところに女性いたよね?」
オニ:「そこは社会勉強ということで」
GM;神官「…本当にいいの?」
オニ;「大丈夫だ、問題ない」
サフ:大問題だわ!!
チャ:何故シリアルキラー受けないの?
オニ:「人見知りだから」
GM:は?
オニ:「情報収集で人に話しかけれない」
GM:神官「何で冒険者になったの?」
オニ:「ほんと、なんでだろう?」
全員:(爆笑)
オニ:「スライムを受けます」
オニ:「スライムを受けます!」
オニ:「スライムを受けます!!」
GM:どれだけ嫌なんだよ!
全員:(爆笑!)
オニ:「スライムを受けますッ!!!!」
GM:しつこい!
チャ:ハ、ハライタイ(笑
サフ:大事なことなので何回もいいます(笑
オニ:「えぇ、私はスライムを受けますよ!?」
サフ:うるせぇよ!
GM:お前わざと横道に逸れようとしてへん?
オニ:GMに反逆するのが醍醐味じゃない?
GM:ふざけんな!!
オニ:真剣です。
チャ:オニキスはキメ顔でそう言った。
GM:神官「わかった。申請しておくよ。」
GM:神官「はい。道具」
オニ:え?
GM:モップ、はたき、バケツ。
GM:お掃除三種の神器を手に入れた!
チャ:掃除忘れてた(笑
オニ:ちなみに殺人鬼はどこにいるんだっけ?
オニ:なるべくエンカウントは避けたいんだけど
GM:両方月光通りだからもろ被りだね。
オニ:げ!
サフ:依頼に失敗したらどうなるの?
GM:依頼主に怒られる。
チャ:それだけ?
GM:今回は深く考えなくてもいいよ。
GM:無論、依頼は一度に複数でもOK
オニ:ちなみにシリアルキラーの奴は?
GM:手当たり次第な感じで、兎に角総合的な人手を増やす目的の奴だから前金50Gはあれど失敗時のペナルティはないね。
オニ:「じゃあ、それも取るか。場所同じだから棚ボタで何とかなるかもしれないし」
GM:神官「わかった」
GM:そうやって、そっちの申請も終わり、前金50Gを入手。
オニ:「これで着替えを買えばいいか」
チャ:あ、ソレ目的?
GM:セレナ「ねえほんとにやるの? 私ペットより不安なんだけど?」
オニ:「大丈夫、殺人鬼なんてそうそう会わないさ」
GM:セレナ「そっちじゃなくてね!?」
GM:そういって二人はギルド本部へ戻っていきました。