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雷とオーロラ -電気と磁気-

作者: ばーでーん




水面から発する水蒸気

やがて仲間と雲になる


雲の中で水滴になる

水蒸気は氷晶にもなる


滴と晶はこしれて電荷をもつ

滴はプラスに 晶はマイナスに


水滴は雲の上側に集まる

氷晶が雲の下側に集まる


もはや雲は中性ではなく

100万ボルトの電気をもつ


氷晶から飛び出した電子は

空気の中で加速され

空気の分子に衝突する


衝突した分子から二つ

電子が飛び出す


衝突のたびに倍々ゲームで電子が増える


これが地面まで続けば雷になる




太陽からやってくる

光ではない荷電粒子


太陽の水素がイオン化する

電子と陽子になる


電子はマイナス 陽子はプラス電荷をもつ

両方が付かず離れずプラズマに


プラズマは地磁気で方向が曲がる

プラズマは地磁気の北極南極に集まる


プラズマは大気の電離層で加速され

電離層のイオンに衝突する


電離層のイオンから飛び出した電子が

再びイオンに戻るとき

光を放つ


衝突したイオンによって

異なる光が飛び出す


太陽を電極、宇宙を真空管とした蛍光灯


上空のネオンアートがオーロラ



お読みいただきありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
うわぁ。電子による素敵な物語だと感じました。 オーロラ。 観てみたいなぁ.。.:*♡ とっても素敵な詩をありがとうございました(^^)v みこと
水蒸気が、雲となり、水滴や氷晶に分かれて、その中で増え続ける電子は雷となって。まるで冒険の物語のようで、ワクワクしました。 太陽は電極、宇宙は真空管のたとえも印象的です。オーロラができるのにも、壮大…
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