はたらきもの
お仕事って大変ですよね。
たまにめちゃくちゃ仕事出来る人なのになんで上昇志向低いんだろうって思いますよね。
頑張ってる人はもっと良い待遇を受けるべきだと思いますよね。
伊波先輩は働き者だ。
伊波先輩は私の四年先輩。私が新入社員の時に指導役としてついてくれて今でも同じ部署で働いてる先輩だ。
書類を作るのは一番早いし、分からないことを聞けば大抵の事は知っている。自分の管轄ではない所でもざっと知っているし、管轄ならば知らないことはないと言っても過言ではない。とてつもなく仕事のできる先輩だ。
伊波先輩は私の先輩だけれど歳は同じだ。私は大卒で入社したけど、先輩は高卒で入社した。聞けば、一年目から仕事に対して真面目で何事もそつなくこなしてみせていたらしい。それもそうだろう。なぜ分かったようなことが私に言えるのかというと伊波先輩は小学校の同級生で、彼女と一緒に学級委員をやっていた年があったのだ。
私は目立ちたくて学級委員をやっただけだったから、日誌は忘れるし成績は微妙、提出物もまちまち、でなんとも不真面目な委員だったけれどもそれを全て補うように同じクラスの学級委員であり学年の学級委員長でもあった彼女が全てをやり通してくれた。今思えば頼りっぱなしで申し訳なかった。今も頼りっぱなしであることに変わりはないから何も言えない気がする。
伊波先輩がこれだけできる人なのに私が入社してから一度も配置転換や異動、昇進をすることは無かった。不思議な話だけれど先輩は高卒入社だからあまり上には上がれないらしい。それだけではなく、彼女の頑張りは基本的に部門長の梅澤さんが掻っ攫って行くために上に伝わっていない。
梅澤さんは私が入社した時から面倒そうな人だった。本当は彼が私の指導役になるはずだったのだけれど、他の仕事で手が付けられないとして伊波先輩に投げていたのだ。伊波先輩は四年目だけれどこの会社は基本的に高卒社員を指導役には付けないらしい。いわばちょっとしたルール違反なのだが梅澤さんはそれを無視して彼女にやらせた。それだけ彼女は仕事が出来るということを分かっていたと言われればその通りだと思うが、他の社員に聞けば長いことこの部門には新入社員が配属されていなくて単に面倒くさがっただけではないかという憶測が立っていた。
私は成果を出していて素早く的確に仕事をこなせる先輩が正当に評価されないのは正しくないと思っている。より優れた人がいるならもっとトップに立つべきだと思う。その方がもっと良く会社が回るはずだし、仕事が進むはず。
「…日野さん、ちょっと。」
そんな考え事をしながら表計算ソフトとにらめっこしていたら伊波先輩が私を呼んできた。気が散ったまま仕事をしているから私は彼女のようになれないのだろう。
「はい!」
「ここの関数…梅澤さんとかマニュアルにはこれで大丈夫だという風に言われているかもしれませんが、C部門の方が確認する時にこちらの関数の方が楽になるのでこっちで計算した方が早いです。あと二枚目の先月の部分、参照セルが間違っているような気がしますので再確認をお願いします…。」
「わかりました!いつもありがとうございます!伊波先輩!」
「私は円滑に仕事を進めたいだけですので…お願いします。」
自分の仕事もあるだろうにこうやっていつも確認してくれて的確な指示を出してくれる先輩は優しいなと本当に思う。それでいていつも謙遜した態度でいるのは凄い。私と同じ歳とは思えないほど落ち着いていて驚く。自分もここまで働けたら良いのにな。
「伊波先輩?まだ帰らないんですか?」
時計の針は22時を過ぎた所。ほとんどの部門は既に帰っていて梅澤さんも勿論帰っている。私は少し言われていた箇所を直すのに手間取ってしまって気づけばこんな時間になってしまったと焦って帰る所だった。
そんな中、伊波先輩は未だパソコンと睨み合っていた。とりわけ仕事が立て込んでいたようで昼から何も食べていない。
「…梅澤さんが田部さんに明日渡す発注書にミスを見つけまして…まだ終わりそうに無いので先に帰ってもらって大丈夫です。消灯と施錠は私がしますので。」
「そうですか…わかりました!頑張って下さい!お疲れ様です!」
力になりたいけれど私じゃ到底どうにもならない書類の山。こんな時に助けられる人になりたいけれど今は何も出来ない。無力感はあるけれどこれから頑張っていくしかないのだ。私だっていつか先輩みたいな仕事のできる人になる。私は大卒入社だからもっと高みを目指せる。そうしたらいつか、先輩をもっと良い待遇にしてもらえるようにするんだ!仕事のできる人間はもっと評価されるべきだ。そこに大卒高卒なんて関係ない。いつか肩を並べて仕事が出来るように…。
「はい、お疲れ様です。」
「梅澤ァ!ちょっと来い!」
次の日、出勤して早々怒号が響いた。
強面の彼は田部部長。部門長のさらに上司にあたる人だ。
「昨日頼んだ発注書、この数字を間違えるのはおかしいだろうが!今月から発注先変わるんだからまんま写したらダメだっつっただろ!」
「すみません…今月は本部の監査があったのでこちらの確認が出来ていなくて…」
「監査あるのはこっちだって同じだっつうの…全く…誰だ、この書類作った奴。」
少ししかわからないが昨日伊波先輩が手を付けていた書類の話だろうというのはすぐに分かった。でも昨日先輩が遅くまで残って書類の不備を直していたはずだ。それなのにどうしてこんなことになっているのだろう?あれだけちゃんと調べていたのだ。間違っていただなんてことは無いだろうに。
「あ~、ウチの部門の伊波です。すみません、再確認するように伝えておきます。」
「部門長なんだからしっかり言っとけ、部下の失敗は上司の責任なんだからな。」
「すみません、以後気をつけます。」
「全く…」
伊波先輩が作った?
昨日先輩は言っていたはずだ。『梅澤さんが田部さんに明日渡す発注書』って。それなのに最初から伊波先輩が作ったかのように言うのはおかしいはずだ。普通に考えれば作ったのは梅澤さんで伊波先輩はそれの確認作業をしていただけだ。まさか…先輩に責任押し付けるつもりだったのか?
「はぁ…伊波ちゃーん?」
「はい…。」
田部部長が去ったのを見て梅澤さんは先輩を呼びつけた。場合によってはパワハラ事案だ。最悪告発してやろうか。先輩は真面目にやっていただけだ。なにかおかしなことを言ったらすぐに言いつけてやる。私はこっそりと携帯電話の録音機能をオンにした。
「頼んでたでしょ、昨日の。アレ直ってなかったけどどういうこと?」
「…データの入ったUSBを梅澤さんのデスクに置いたはずでしたが…。」
「んー…あー…アレ?おいおいマジかよ、今朝笹井に新しいUSB貸してほしいって言われてそれ渡しちゃったよ。」
「では今から笹井さんに聞きに…」
「今頃初期化してるよ。バックアップどこ、」
「すみません、用意してませんでした。」
「はぁー…紛らわしいことするなっての伊波ちゃん…次から!分かるように置いて!なあ。怒られんの俺だから。気ーつけろ。今からまた直せ。」
「わかりました…すみません。」
怒りが湧き出てくる。
梅澤さ…いや、梅澤はただでさえ嫌な人だとは思っていたけれどこれを聞いて最低な人間だと確信した。こんなのが許されるわけがない。先輩はちゃんと仕事をしていた。USBを取り違えたのはどう考えたってアイツの責任だ。それを先輩が悪いかのように言いふらして、その上先輩にさらに責任と仕事をなすりつけようとするのはどうかしている。
休憩時間になって、梅澤が居なくなった隙に私は伊波先輩の元に駆け寄った。
「おかしいですよ伊波先輩。昨日アレだけ直していたじゃないですか。あんな言われようで良いんですか?」
「…バックアップを取らなかったのは私の責任です。」
「でも…!」
「私なら大丈夫です。すぐ終わりますので。」
すぐ終わるなんて言っているけど先輩は昼休憩中にもかかわらずまだ書類を直している。きっとこの様子だとまた夜遅くまでかかってしまうだろう。絶対にこれはおかしい…!最初に梅澤がデータを作ってるなら元のファイルが梅澤のPCにあるはず…証拠が、証拠があれば先輩が悪くないことを言ってやれるのに…!
「日野さん?まだ帰らないんですか?」
「ああ、いや、ちょっとトラブっちゃって…」
嘘だ。別に今日は仕事が立て込んでもいなかったし、なにかトラブルが起きてしまったわけでもない。じっと、人が減ることを待っていた。
「…確認してみますか?」
「いやいや!大丈夫です!もう自己解決してるので!伊波先輩はまだアレあるんですし、そっち優先してください!」
「…そうですか。」
一縷の望みに賭けて梅澤のPCを覗き見出来れば、彼が嘘を言っている証拠を出せると思ったからだ。パスワードは分からないし、そもそも原本がそこにあるなんて証拠は無いのだけど、やってみないものには分からない。
突然伊波先輩は立ち上がった。帰るかと思ったがまだデスクの上が片付いていないので少し外に出るだけだろうか。
「どうしました?」
「…いえ、流石にお腹が空いたのでコンビニに。」
「了解です!」
「…?」
ちょっと怪しまれただろうか?まあ問題ない。トイレに行くぐらいだったら時間が足りないかもしれないがコンビニに行くようなら手を出すのは容易だ。
先輩がオフィスを出たと同時に梅澤のデスクへすぐ向かった。梅澤のノートPC、開いてみれば付箋にパスワードって…そんな危機管理能力だから万年部門長止まりなのではないか。社用PCのパスワード貼り付けるなんてそんなズボラなことするわけ無いと思っていたけれど想像以上だった。思ったより簡単に行ってしまった。
「うわ…デスクトップ汚っ…え~っと…ありそうな場所…」
梅澤はデスクトップに全部フォルダを置くタイプらしい。それがありそうなフォルダを見つけるまでにそこまでの苦労はかからなかった。
「あった!」
予想は完全に的中した。紙じゃ誰が作ったかなんてなんとでも言えるがデータなら編集したのが誰なのか見えている。すぐに携帯電話を取り出して写真を撮る。これで証拠は完璧だ。これを田部部長に伝えれば伊波先輩は救われる。
足音がしてきた。先輩が帰ってくる。すぐに梅澤のPCを閉じて、私は帰る支度を始めた。
「伊波先輩!お先失礼します!お疲れ様です!」
「…お疲れ様です日野さん。」
「頑張って下さい先輩!先輩がすごい人だってこと…分かってますから!」
「…?えぇ…いや…お疲れ様です。」
「梅澤ァ!ちょっと来い!」
「え?はい。」
「お前、これなんだ?」
「…えっ」
三日が経った。あの次の日、私は梅澤が居ない少しの間を狙ってどうしても話したいことがあると言って田部部長と一対一の話の場を作ってもらった。そこで私が知っていることを全て話した。『あの発注書を作ったのは梅澤であること』『直す作業を全て伊波先輩に丸投げしていたこと』『梅澤はその修正データを紛失して元の方を印刷していたこと』『再修正も伊波先輩に丸投げしていたこと』そして、『それに類するようなことは普段からある程度あったということ』。録音していたデータだって全て聞かせた。
『予想通りって感じだな。』
『え?』
『前々からやる気の無いやつとは思ってたよ。日野さんのおかげで俺も疑念が確信に変わったよ。』
田部部長はその後、今までの書類関係も調べて梅澤がサボっていた疑惑のある部分をまとめてくれていた。そして今日、部長は梅澤を呼び出したのだ。
「いや…まあ最初に作ったのは自分ですけど、その後からは伊波で」
「とぼけんじゃねえよ。聞いてんだよお前が伊波さんにあーだこーだ言ってるとこ。」
部長は目の前で先輩に仕事を押し付けた梅澤の声を再生し始めた。梅澤は既に汗だくでキョロキョロとあちこちを向いている。ざまあみやがれ。自分がしたことだ。
「お前の部門の日野さんからのタレコミだ。恨むならそんときの自分を恨め。彼女は正しいことをした。」
「いやあ…その…」
「自分の仕事もロクにやろうとしないヤツに部門任せられるほどウチの会社が人員不足に困ってるわけじゃないことくらいは分かるよな?」
「…」
梅澤は黙り込んでしまった。ふと、伊波先輩の方を見ると彼女は少しだけ私の方を見てすぐさま自分のPCへと視線を戻した。おせっかいだっただろうか?でもこれは正しいことなのだからあんなクソ上司から解放されて嬉しいはずだ。
「梅澤、俺からお前には配置転換するように上に伝えた。A部門のヒラからやり直せ。」
「いや…待って下さいよ、今回はそうでしたけど次からは…」
「バカかお前、一度や二度じゃ無いことくらい知ってるわ。そもそもこんなことするやつはそういう体質が染み付いてるようなのしか居ないんだよ。あとPCにパスワード付箋で貼っつけんのマジでやめろ。本部にチクんぞ。」
「…」
「それでな…新しい部門長だが、伊波さん?ちょっと良い?」
「っ!」
あの先輩が見たことのない表情で部長の方を見ていた。驚きというか緊張というか…猫が脅かされたような動きを思い起こせるだろうか。あのような風に見えた。普段非常に大人しい先輩なのでこんな反応は初めて見た。
「部門長に伊波さんを推薦したくてね。聞いたよ仕事っぷり。早いし正確で状況判断もいい。確かに高卒入社で出世コースに乗せるのはここじゃあまり無いことだが…俺から上にどうにか言うから。今仕事のできる管理職が欲しいのは上だって同じ意見のハズだよ。」
「えっ…いや…勤続年数としてはもっと適任の方が…」
「いや!確かに俺の方が長いけど伊波を部門長に出来るんなら異論は無いですよ!」
「私も同意見ですね。彼女仕事早いし。」
「先輩!良かったじゃないですか!」
「え…あ…その…………ありがとう…ございます………」
泣いているのだろうか。先輩の目には涙が浮かんでいた。そんなに悩んでいたのだ。高卒入社は上に立てない。そんな縛りのせいでずっと日の目を浴びることが無かった先輩もこうやってついに実力を認められた。コツコツと頑張ってきた苦労が今報われたんだ!自分はヒラのままだし、自分自身になにかあったような訳じゃないけれど私まで嬉しい気持ちになった。今度から先輩の下で働けるならばその名に恥じない努力をしなければ。部下の失敗は上司の責任。責任を負わしてしまうような部下にはならない。
私の先輩は、もっともっと輝くはずだ。
「…日野さん、ちょっと来てもらえますか?」
定時を少し過ぎた頃。スカッとした出来事の直後で同じ部門の仲間たちはきっちり仕事をやりきってほとんどが定時少し過ぎで帰っていった。
そんな日でも先輩はいつも通り仕事を進めていたがあれからどうにもぎこちない様に見えた。やっぱりこれから大きくなる責任に緊張するのだろうか。そんな事を思う中、突然先輩は私を呼び出した。
「はい!」
何も話さず、先輩は廊下を歩き進んだ。
給湯室?人が少ない場所を選びたかったのだろうか。よく分からないけれど、あまり聞かれたくはない話なのかもしれない。
「先輩!おめでとうございます!先輩のような人が評価されることが私…」
「いい加減にしてよ!!!!!」
「……………え?」
「日野さん…貴方みんな仕事が好きだと思ってるでしょ。」
「先輩?」
「貴方は、やる気があって、向上心があって、もっと仕事を極めたい、もっと仕事の出来る人になりたいだなんて思ってるかもしれないけれど…!」
「それは!私は先輩みたいになりたくて…!」
また見たことのない顔だ。怒っている。泣いている。聞いたことのない声で私に叫んでる。
「私は!偉くなりたくて仕事をしてるわけじゃないの!」
「…?」
「分からないでしょ。私はいつだって平穏で居たかった。波風立てたくなかったからどんなこともこなしただけ。ただ静かに私はあの場に居たかったの。」
「誰かの指示と命令の下で居たほうが安心出来る、注目を浴びずに黙々と生きている方が何事も無難であれる、高卒入社したのだって昇進が無いからなのが理由。」
「あんな上司なら尚更私に注目なんて行かない。なのに貴方は、どうしてだが私ばっかり見る。」
「だって…それは…凄いと思って…」
「ずっとそう。人が勝手に喜ぶと思って、勝手にやって、勝手に人を祀り上げて…」
「すごい人はちゃんと評価されて!もっといい待遇に…!」
「小学校の時、私、貴方に推薦されて一緒に学級委員にされて、委員長に選ばれたの覚えて無い?」
ああ、そういえば、
小学何年生だっただろうか?私と先輩が同じクラスになった年、私は目立ちたいがために学級委員の候補に手を伸ばした。友達が多かったし、みんな良いよ良いよと譲ってくれたから二人目が中々出なくて学級会が行き詰まっていた。
そんな中で私はたまたま前の日に課題の内容を聞いた伊波さんが適任だと思って二人目に良いのではないかと声を上げた。真面目なことはみんな知っていたから誰も反対しなかったし、彼女も断ることは無かった。
それから少し、委員の仕事をやって大変だなと思う中彼女はテキパキとこなしていくのを見て、すごい子なんだなあと思って真っ先に委員長を決める学級委員会では彼女を推薦した。だってそれは素直に凄いと思ったから。適任だと思っていたし、彼女も否定してなかったから。
「私ね、本当はとってもやりたくなかったの。そんなことしたくなかったからずっと静かにしていたのに貴方はそれを全部壊して、何も引けない場所を作った。」
「引けないなんて…私は強制なんてしていないです!」
「分からないの!?目が私に向くの。みんなが私に期待して、出来るだろう、やれるだろう、と思い始めた時の目!その中では誰も強制していなくても私を無言で締め付けてる。」
「貴方はまた同じことをした。もうこんなことはしたくないってずっと思っていたのに。」
「私はただ…認められない先輩が悔しくて…」
なにも悪意なんて無かった。全部善意だった。認められないことを望む、見てもらわないことを望む、大樹より樹林の一つになりたい人がいるなんて思いもしなかった。
「勝手に人の気持ちを決めつけて、勝手に人の評価の正否を決めつけないで。」
「もう二度と、私の場所を壊さないで。」
伊波部門長が決まった次の日に彼女は体調不良で休みを取った。
新しい環境に気持ちをときめかせる仲間の中、私だけはあの時のことが頭から離れなくて仕事が手に付かなかった。
そして次の日もその次の日も、そのまた次の日も、彼女は体調不良で職場に来ることは無かった。
そしてとうとう、体調の悪化で復職出来ないとして、彼女は退職した。
どうしたら良かったのか、分からない。
私は悪いことをしたのだろうか。
彼女は壊したのは私だったのだろうか。
このしこりがずっと、私の胸に残り続けている。
あ~~~~~~~~~~~~~~~正社員になりたくねぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
一生無責任で有りてぇ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~