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春雨さんと目薬
「目薬買ったのよ」
「よく目が疲れたりするんですか?」
「最近読書や勉強ばかりしてたから少しね」
「私はゲームはかりしてますけど全く疲れませんよ」
「たくましいわ」
「目薬って怖くありません?」
「子どもの頃はそうだったけどいまは別にかしら」
「私はいまでも怖いですよ」
「でもこの前失敗したのよね」
「うまくさせませんでしたか?」
「メガネかけたまま目薬さしたらレンズだけが濡れたの」
「おもしろすぎるでしょそれ」
「うっかりメガネ外すの忘れてたのよね」
「ぜひ生で見たかった……」
「あなたも目薬さしてみない?」
「いやですしみるの怖いです」
「大丈夫よそんなにしみないの買ってきたから」
「じゃあ一滴だけ」
「はいじゃあリラックスリラックス」
「目薬本体ごと落とすなんてことしないでくださいよ」
「そんな惨劇起こしたくないからしないわよ」
「ああ怖や怖や」
「物凄い力で目閉じるのやめてくれない?」
「やっぱ開けないとダメですか?」
「普通の人はそうよね」
「目が勝手に閉じてしまいます」
「心も体も正直ね」
「がんばって開けますからお願いします」
「いくわよ」
「ひぃ」
「はい終わり」
「なんだ全然大したことなかったですね!!」
「嫌いじゃないわその終わった後の強がり」




