表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
74/122

春雨さんと福袋

「あけましたね」

「あけてしまったわね」

「今年もよろしくお願いします」

「さて開けてしまった以上は福袋の中身見なきゃね」

「あけてしまったってそっちかよ」

「あらことよろ」

「思い出したかのように挨拶するしー」

「折角だし一緒に見ましょ」

「なんの福袋なんです?」

「とある書店の福袋ね」

「じゃあ中身は本ですか」

「十冊あるわ」

「全部漫画じゃないですか」

「じゃああなたが既に持ってるか確認してみようかしら」

「一つずつ見てみましょう」

「これは?」

「持ってますね」

「これは?」

「持ってますね」

「これは?」

「持ってますね」

「これは?」

「持ってますね」

「これは?」

「持ってますね」

「これは?」

「持ってますね」

「これは?」

「持ってますね」

「これは?」

「持ってますね」

「これは?」

「持ってますね」

「これは?」

「持ってますね」

「いい加減にしてよ」

「別に尺を稼いだつもりじゃないんですけどね」

「作品も巻数もバラバラなのにどうして全部持ってるのよ」

「私の見聞の広さが功を奏したのでしょうね」

「これなんて四十五巻の本よ」

「そうですね」

「なんで四十五巻分既に揃えてるのよ」

「面白い漫画だからに決まってるからじゃないですか!」

「確かにそのとおりね」

「というか書店の福袋ってこんな感じなんですか?」

「短編集とか一巻で完結の小説とかが入ってると思ったのに」

「買う店を間違えましたね」

「在庫処分感覚で入れたに違いないわ」

「まあどれも面白いですから全部読んでみてくださいよ」

「ストーリーものだったら最初から読みたいのよね」

「そのために私がいるんじゃないですか」

「あなたの漫画部屋も役に立つのね」

「ただ十冊のうち八冊は過度な暴力描写あったり死んだりする話ですけどね」

「もうこれ全部あなたにあげるわ」

「いや全部持ってるからー」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ