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春雨さんとチンパンジー

「あらチンパンジーがいるわ」

「本当ですね珍しい……はい!?」

「元気なさそうな顔してるわね」

「いやいやなんでこんな道端にチンパンジーがいるんですか!?」

「迷子かしら?」

「なんで春雨さんはそんな冷静なんですか!」

「チンパンジーの一匹や二匹で動じるわたしじゃないの」

「なんという胆力……」

「こっちに近づいてきたけど」

「ええーしかも私の正面に……」

「ちなみにチンパンジーの握力って何百キロもあるそうよ」

「そんな知識いま覚えても恐怖しかないんですけどー!?」

「あ、足掴まれてる」

「ちょちょちょどうすればいいんですか時報に電話ですか」

「とりあえず警察に連絡したから落ち着きなさい」

「なんか背中に乗ってきたんですけど……」

「ものすごく懐かれてるわね」

「なんで春雨さんじゃなくて私が……」

「仲間だと思ったんじゃない?」

「令和に入ってから一番の苛立ちをありがとうございます」

「どういたしまして」

「それはともかくこのチンパンジーめっちゃ温いんですが」

「冬場は嬉しい温もりかしら」

「まだそこまで求めてないんですよなあ」


「動物園からはるばる脱走してきたみたいね」

「大人しく捕まってくれて助かった……」

「温もり消えちゃったわね」

「暑かったからいいですよ別に」

「本当は少し寂しいんじゃない?」

「んなわけないですよ。遭遇して一時間も経ってないんですから」

「今度の休日にあの子を見に動物園行ってみない?」

「今週の土曜日でいいですね?」

「なんだかんだで気になるんじゃないの」

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