表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/122

春雨さんとデジタルカメラ

「今日はデジタルカメラ持ってきたの」

「スマホで充分でしょ」

「完」


「あーすみません終わらないでくださいデジカメいいですねデジカメ」

「やっぱりレンズ越しに覗き込む感じがいいわよね」

「でもなに撮るつもりですか」

「あなた」

「完」


「写りたくないからって勝手に終わらせないの」

「嫌ですよ私カメラ嫌なんですよ」

「大丈夫よ怖くないわ」

「写るのが恥ずかしいんですよ」

「大丈夫よイイ体してるわ」

「エロオヤジみたいな言い方しないでください」

「一枚だけでいいから」

「わかりましたよ。さあお好きにどうぞ」

「だからといって無表情でピースはやめてくれないかしら」

「じゃあどうすればいいんですか」

「自然体でいいわよ。あそこのベンチで本読んでて」

「目線は?」

「向かないでいいわ」

「なんだか複雑な気分だ」

「はいチーズ」

「はい」

「上手く撮れた気がするわ」

「見せてください」

「……」

「……」

「なんだか微妙ね」

「だから嫌だったんですよ」

「やっばり野良猫とかお花とかを撮るようにするわ」

「私にも一枚撮らせてくださいよ」

「どうぞ」

「じゃあいきますよ」

「あら、わたしを撮るの?」

「さっきのお返しです」

「仕返しでしょ」

「はいチーズ」

「うふ」

「凄く満面の笑みだ……」

「見せて」

「綺麗に撮れてますよ」

「あら、でも隅っこになんだか霊のようなものが」

「え。あっほんとだ……!」

「まあそこは切り取っちゃえば問題ないわね」

「霊も泣いてますわ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ