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春雨さんと早起きは三文の徳
「早起きは三文の徳と言いますよね」
「三文じゃいまの時代小銭にもならないとでも言いたげね」
「まあそうですね」
「それなら早起きしないほうがお得とでも言いたげね」
「やめてください会話の先読みは興がそがれますよ」
「三百円だったら毎日早起きしますよとでも言いたげね」
「随分と安く見られたもんですね春雨さんイメージの私は」
「三十円ぐらい?」
「なんでもっと安くすんだよ」
「じゃあお値段いかほど?」
「千円ぐらいで勘弁してあげますよ」
「四ケタとはさすがの私も想像しなかったわ」
「私にとってそれだけの価値があるんですよ」
「だんだん本来の意味から遠ざかってきたわね」
「春雨さんはいくらぐらいですか?」
「いつもしてることに価値なんて付けられないわよ」
「じゃあ春雨さんの早起きしたぶんだけ私が千円貰うというのは」
「その軟な性根を叩き直した方がよさそうね」




