その2 サウジスカル帝国 重要人物
[ササラ・マスカーシャ]
サウジスカル宮廷魔術師 22歳 男性
宮廷魔術師最高責任者でサウジスカル最重要人物デズロ・マスカーシャの義理の息子。
強すぎる魔力を持って生まれた為、幼い頃国へ保護された。ギャドと出会い今では悪友であり親友。いつもギャドのどうしようもない愚痴や相談を聞き笑っている。
普段は穏やかでそうそう怒らないがデズロには厳しい。
しかしデズロをとても慕っていて彼に害をもたらすものを排除している。ティファの義理兄の立場にある。語りは敬語。
[エルハド・レインハート]
サウジスカル帝国皇帝 45歳 男性
サウジスカル帝国現皇帝で最強魔術師デズロとは腐れ縁。
彼とは若い頃から親交があったが、かなり後になるまでお互い正体を明かさなかった為、最悪の事態を招きデズロを半端強制的に亡命させた。いつもデズロの我儘に振り回され休みもなく働かされ、最近はそのせいで髪が薄くなってきたとボヤいている。デズロの事を誰よりも理解し、彼の為に影で動いている。ティファを実の娘のように可愛がっている。
[デズロ・マスカーシャ]
サウジスカル最重要人物魔術師 42歳 男性
サウジスカル最強と呼ばれる魔術師であり国の要。
しかしその実態は超我儘な子供そのもの。
幼い口調でいつも周りを揶揄い振り回して遊んでいる。
腹ペコで倒れている所をティファに助けられ、その時ティファが自分の娘だと気付き、彼女を助ける為、影で色々と手を回しこの国へ導いた。ティファの育ての父親の実の兄。劣悪な環境下から兄弟で逃げ出したが生真面目な弟とは相性が悪い。カスバールを逃げ出す時、まだ赤ん坊のティファを連れては行けず弟夫婦に託し国を出た過去がありずっと後悔していた。普段はエルハドをおちょくって遊んでいるようだが、実はそれはフェイクでお互いにしか分からないやり取りで情報を交換している。親しい者はそれを知っている為、決して介入してこない。エルハドを害する者は殆どデズロに排除されている。




