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戦略家は果たして誰を敵とみなすか。

作者: 二階堂刹那

時とともに戦況は変化してゆくものだ。常に不変の物なんて存在しない。どんなものも最後は形を損ない崩れ残るものは何もない。そうだ、何もかもがそんなはかないものなのかもしれない。俺という存在もやがて時とともに消失してしまうものであろう。問題は散り方の問題だ。そんな絶対的な思想観なんて俺は求めてはいない。ただ戦場や戦闘下で輝きながら散ってゆく戦士に対してあこがれているだけだ。戦士には敵が必要である。そして戦士が戦士として生きてゆくためには戦略が必要だ。時と場合で、人間関係が変動してゆくものだ。味方だと思っていたら上手にひっくり返って最大の敵となってしまう。こんな現状は本当に厄介であると思う。ある程度仲良くなってしまって、弱みなんて見せてしまっていたとしたならば、本当にマズイだろう。仲が良いと錯覚していることが一番の問題なのだ。敵がいることには一つも問題ない。所詮人間同士別の生き物だから共感できるはずはないのだ。最後は殺しあって、見苦しく散ってしまうくらいに考えてしまっていたほうがいいのだ。戦略家は、常に相手を見定める眼力をやしなうことに力を注ぐほかない。誰が敵であるか、そんなことを考えている時点で戦略家として失敗であろう。すべての人間は敵であり全ての人間を転がすそれが戦略家である

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