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しるし(詩集)

引っ掻く

作者: さゆみ

生まれたての明けてゆく空


あたしの長い尖った爪で引っ掻く


その白々とした淡い彩り


仄かに憐れな月の光り


薄く逃避する星の幻影


太陽が這い上がる前に


あたしは空を掻き毟る


ぐちゃぐちゃになれ

めちゃくちゃになれ

綺麗でなくなれ


何度も何度も


この爪はいつも狂気

この爪はいつも凶器

それがあたしの武器

傷をつければつけるほど強くなれる


生まれたての明けてゆく空


涼しい顔であたしを見下げる


どんなに引っ掻いても傷つかない空


やわらかすぎてかたすぎてつよすぎてふかすぎて


ふざけてる(ふざけんな)


空は当たり前に色濃く朝を蘇らせ

太陽は昇り続けることをやめない


あたしの爪は折れた


ばかげてる(ばかやろー)






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― 新着の感想 ―
[一言] 私は「ばかげてる」も好きでした。私の記憶ちがいでなければ。 追伸:いつも圧倒されています。
[一言] こんばんは さゆみ様の新作だ‼ と思って来てしまいました やはり表現の仕方がとても大好きです 鋭く、強い表現もまた儚い雰囲気も一つ一つの言葉で繊細に繋いでいるように感じました 上手く言…
2013/06/29 22:36 退会済み
管理
[良い点] さゆみ樣。 読ませて頂きました。 空は当たり前に色濃く朝を蘇らせ 素敵な(表現)言葉ですね♪私は理屈っぽい作品が多いですが、さゆみ樣の作品のように、一文で何が伝えたいのかが分かるよう…
2013/06/29 12:56 退会済み
管理
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