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"ゴーストハント"シリーズ

前回紹介した、小野不由美さんの本です。完結済み。

もともとは【悪霊がいっぱい?!】というタイトルの本(悪霊シリーズと呼ばれていたらしいです)だったらしいのですがだいぶ古い本だったため絶版になってしまったらしい・・・ので今では買うことができません。(たぶん)

しかし、最近リライトされて単行本で七冊出ました。その際、シリーズ名・副題名が変わり、【ゴーストハント】シリーズとなりました。

ちなみに、漫画化、アニメ化されたらしいです。どちらも見てません(ToT)

あと四年ほど知るのが早ければ・・・(._.)

アニメオリジナルのストーリーもあったらしいので見たかった・・orz

過ぎたことをいってても仕方がありませんね。

とりあえず、各タイトルは【旧校舎怪談】・【人形の檻】・【乙女ノ祈リ】・【死霊遊戯】・【鮮血の迷宮】・【海からくるもの】・【扉を開けて】です。

霊現象を科学で解明しようとしているところが面白いです。


ざっくりとしたあらすじ(第一巻)は・・・

女子高生の主人公の学校には怪現象が起きるという旧校舎があった。

旧校舎を取り壊したい校長は御祓おはらいをしてもらおうと霊能者たちを呼ぶ。

しかし、やってきたのはすんごいイケメンで頭もいいが、無愛想で毒舌な少年に高野山で修行したぼーさん(でも髪伸ばしてバンドやってる破戒僧)に派手な服装に派手なメイクの(自称)巫女。なぜか関西弁交じりの変な日本語を話す年若い金髪の神父、テレビにも出ている有名な霊媒師。

何人か「偽者さぎしですか?」と聞きたくなるような個性的なメンバーたちで旧校舎の怪談にいどむ。


みたいな感じかな。

第一巻以降はこのメンバーで依頼者から持ち込まれた怪現象へ挑むっていう感じです。

一応御祓いとかします。効くかどうかは別として。

少しミステリ風味のホラーです。いや、ホラー風味のミステリかな?

ま、どっちでもいいか。

ちなみにこちら、すべて主人公の女の子の視点で話が進んでいきます。


私的に、第五巻と七巻が怖かったなぁ。あ、あと二巻も少し。

それと、ちょこっとネタばれになりますが第一巻のオチはこのシリーズの中では異例です。

がっかりせずに二巻も読んでみてください。


あ、そうそう。

続きが二冊出てるんだった。

【悪夢の住む家(上)】・【悪夢の住む家(下)】です。

これは【悪霊シリーズ】の時に書かれた続きらしく、古い本です。ちなみに新装版は出ていません。

この本は主人公の女の子視点ではなく別の人物からの視点や三人称で書かれています。

でも登場人物はおなじみの彼らです。

ただ、依頼人からの視点で書かれていることが多いのでいつもと違った風味が味わえます(^^♪

この話も結構怖かった。

このシリーズでは第三位くらいに怖かった(泣)


ちなみにですね、私ものすごい怖がりなんです。

お化け的なものがほんっとに駄目で、お化け屋敷とか入れません。泣きます。

当然、ホラー小説なんかは怖くて全然読めないんです。

昔好奇心で都市伝説や怪談の話を読んだら怖すぎてその後しばらく一人で行動できなくなりました(笑)

ですから今回、この本読んだときは怖かったですね~。


そんな私がなぜこの本を読んだか。

【十二国記】を読んだ後だったので「同じ作者だし、ファンタジーかな?」と気軽にあらすじも読まず手に取ってしまい・・・。

寝る前にちょっと読書しようと思ってベットに入って第一巻の【旧校舎怪談】を読み始めるわけです。

ちょっと読んで、「アレ?何かがオカシイ」と思うんですが、「ま、いいや。」と続きを読むわけです。

この本がホラーだと気づいたときにはやめるにやめられず・・・。

しかも夜遅くの・・・俗に言う草木の眠る丑三つ時でして。

当然、家族は寝てるし、まわり静かで暗いし怖いし・・・。でもここでやめたらもっと怖い!

と、読み続けたんです。

幸い、ベットの中で読んでいたので背後の安全は確保されていましたし。

単純に続きが気になっていたというのもあり、結局全部読んでから寝ました。

翌朝起きるのが本当につらかったです・・・・。

タイトルで気づけよ!っていうツッコミは無しの方向でお願いしたいです・・・。

本当になんで気づかなかったのか・・?

結局、怖いながらも面白かったのでよかったですけど。


ただ、このシリーズは時間のあるときにまとめて読まないとつらかった・・・。

怖くて怖くて怖くて(泣)

それでも結局七冊全部読んでしまいました(^^ゞ

ホラー苦手な方でもそこそこイケるのでは?と思ってます。



余談なんですけどね。

最近、小野不由美さんが新しく本を出されたんです。

残穢ざんえ】というタイトルで、ハードカバーの。

ちょっと本屋で見かけて帯に怖さをあおるような文句がついていまして。ホラー小説なんです。

帯に、「本当に怖い!」だのなんだの書かれていたんですけど、【ゴーストハント】シリーズを読み終えてちょっといい気になっていた私は「大丈夫大丈夫。だってこの作者さんのホラー小説読めたし~。」と軽い気持ちで手を出し・・・・・負けました。


【ゴーストハント】シリーズとは比べ物にならないぐらい怖かったです。

なんというかこう・・・・作り物ファンタジー的な怖さではなく、現実味リアリティーのある怖さというか・・・・。

しかもあんな終わり方するなんて・・・・・(泣)

もうあの本の表紙すら見たくない(>_<)


読み終えたとき、私は本気で将来一人暮らしが出来ないかと思いましたよ。

というかしたくないです、一人暮らし。

学校まで二・三時間かかってもいいから一人になりたくないと思いました。切実に。

進路変更すら考えましたよ。


というわけで忠告です。

私と同じようにホラー苦手な方。この本に手は出さないほうがいいかと。

一人でお化け屋敷に入って出てこられるような方でないと・・・・・厳しいと思います。

ちなみに私は無理です。

まぁ、都合の悪い記憶を消すことの出来る脳をお持ちの方は読んでも大丈夫だと思いますが。

とにかくです。怖がりわたしたちにはハードルの高い本です。

ゴーストハントがレベル1だとすればこの本はレベル5くらいです。(ほかにほとんどホラー小説読んだことありませんが)

気をつけてください(^^)/

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