"東京S黄尾探偵団"シリーズ
ここに書かれているのは、朔夜の個人的意見です。
(笑)や、顔文字を使っています。
苦手な方はお気をつけください。
【東京S黄尾探偵団】
タイトルは、「とうきょうえすきびたんていだん」と読みます。
ただし、作中に出てくる探偵団は同じ東京S黄尾探偵団と書いて、「トーキョースーパーイエローテール」と読ませます。
作者は響野夏菜さんです。
確か・・・28~9冊くらい出ていた気がします。完結済み。
このシリーズは本当に大好きで何度も読み返してます。
読むと顔がにやけたり噴出してしまったりするので外で読めないのが難点です(>_<)
ちょっと古い作品なんで本屋に売ってるかどうか・・・?
図書館で探してみてください。たぶんあります。少なくとも、私の家の近くの図書館には全巻そろってましたので、取り寄せれば読めると思います。
タイトル見てもわかるとおり、探偵団のお話です。
ただ、普通の探偵団ではありませんが。
まず、登場人物がぶっ飛んでます。
殺しても死なないような生命力を持つじーさんに元総長の目つきの悪いオニーさん。
高校のときにデキ婚したけど妻に逃げられた子持ちの若いパパ(でも鍵明けが得意)に五感が優れている女の子に・・・とにかく濃~い方たちばっかり。
結構常識・・・・いや、良心が欠如してる方ばっかりなので数少ない常識的なキャラさんたちは毎回暴走を止めるために苦労してます。結局止められないんですけどね(笑)
さて、この探偵団。
三原則は「ずるい・きたない・あくどい」で、「身内に甘く他人に厳しく」・「勝てば官軍」・「やられたら百倍にしてやり返せ」・「金は毟れるだけ毟り取れ」というスバラシイ家訓を持ってます(笑)
その上、事件は解決するよりも起こすほうが得意で、民家爆破したり、銀行をお強盗したり、マフィアと銃撃戦やったりと・・・・まぁ、イロイロやります。
主人公に「探偵団は手段のためなら目的を選ばない」と言わせるほどやりたい放題やります。
探偵兼ギャングとして警察から恐れられてます(笑)
それでも、一応探偵なので事件は解決します。途中経過が問題なんですけど。
キャラ同士の会話もテンポがよくて面白いですし、主人公のモノローグも笑えます。
推理小説というよりはコメディーですね。時々シリアスな話もありますが。
コバルト文庫から出ているんですが、恋愛色は薄めかな。たぶん男性の方でもイケるんではないかと。
さくさく読めます。私は読了までだいたい一冊1.5~2時間ってとこでした。
文庫本サイズなので妥当な時間ですかね?
気になった方はぜひ読んでみてください。とっても笑えます。
難しいこと考えずに読める作品だと思います。