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第二章~陽光のすっごく難しい話②~

━━ふむ


つまり僕は工作をすればいいんだな


やはりというかなんというか


陽光の説明は難しすぎてそれしか分からなかった


まぁ、材料は陽光が集めてくれるらしいし


俺はそれを指示どおりに組み立てれば…


組み立てるっていうのは適切じゃないか


でも語彙が少ない俺に適切な表現を見つけることは出来ないな


と、そんなわけで俺は"カギ"の製作係になった


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


陽光が言う


「まず君に分かりやすいように大まかな流れを説明してやろう」


・・・むぅ


ホント何でこいつはいつもこんなに偉そうなんだろうか


まぁ今更どうしようもないんだけどさ


「君には"カギ"の製作係をやってもらう」


俺が陽光の性格に対しての不満を述べている間に本題に入ったようだ


しかし鍵ってなんだよ


何の鍵なんだかさっぱり分からんぞ


「やはり君は勘違いが多いな


 今回僕が"カギ"と言っているのは


 学校の鍵や家の鍵、自転車の鍵とかそういうものではないぞ」


・・・?


全く意味が分からない


「鍵って言ってるのに鍵じゃないのか?」


「君は比喩表現というものを知っているか?


 例えば僕が君のことを鶏と呼ぶようなことをいう


 つまり今回僕が"カギ"と言っているのは


 確かに実体はあるし、一般的な『鍵』と似たような使い方もする


 だがどちらかというと『キーアイテム』というような意味が強い」


ふむふむ


キーアイテムねぇ


「なるほど。で、その"カギ"ってのはどうやって作るんだ?」


「作るのは簡単さ。君がいつも工作するようにやってくれればいい」


いつものように・・・か


「じゃあ材料は?」


「それについては僕が用意する


 どの材料も普通に手に入れることはできないからな


 一般人では一生のうちにお目にかかることもないようなものだ」


「それはアレだな。自分は一般人じゃないって言ってるように聞こえるぞ」


「ほう


 君もたまには頭が回るんだな


 まぁそれはいい


 一応君には"カギ"の作り方、というか生成方法を教えておこうと思う


 作ること自体は僕でも出来るようだが、それでは安定しないようだから


 必然的に君の技術が必要になる」


ふぅん


まぁ"カギ"の作り方を俺に教えるのは当然だと思うんだけどね


なんで特別教えてやる、みたいな言い方なんだろう?


「君は秘密をすぐにバラすじゃないか」


し、失礼なッ


俺の口はそんなに軽くないぞ!


むしろ重いよ


コニシキ並みに重いよ!!


「あー。うん。そうだな」


流されたー


「分かった分かった。で、"カギ"の話に戻すが、


 材料については1週間以内に集める


 君が作業を開始するのは材料が届いてからで構わない


 どうせ今年その"カギ"を使うことはないだろうからな」


「え?じゃあ別に材料だってそんなすぐに集めなくてよくない?」


「まぁ確かにそれもそうなんだが行動は早めに起こした方がいいだろうと思うってな」


陽光にしては珍しくなんか焦ってるみたいだな


まぁいっか


俺は俺に出来ることをすればいいってことだな


「まぁそういうことだしっかりやれよ


 君の技術だけは信用してるんだ」


技術は、って


まぁ確かに自慢するわけではないが俺は工作が得意だ


学校の夏休みに作った自由工作とかが


なんかよく分からない大会に応募されて優勝したり


なんかよく分からない賞もらったりとかしてるけどさ


それにしても陽光は素直じゃないな


僕は君の力が必要なんだ!!だから協力してくれ!!


って素直に言えばいいのに


「全部口にでてるぞ」


━━━━蹴られた

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